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熊本県松橋収蔵庫ミュージアムパートナーズクラブ(MPC)南阿蘇植物の会-標本展示-・第2回「夏・秋」開催。
2014年10月16日(木)〜2014年11月10日(火)
(於)南阿蘇ビジターセンター 但し、水曜日は南阿蘇ビジターセンター休館日

展示されたRiroの標本作成中のことについて少し記しておきます。
[1] メマツヨイグサは高さが約1,2メートルあります。A4サイズの台紙には収まりません。重ねて重ねて標本にするのですが、この時には、先生の指導で3枚に分けて通し番号を付けて押し葉としました。期間中に展示するときには、その中の1枚だけにしました。
[2] シシウドは高さがさらに高く1〜2メートルあります。メンバーの誰も採取したがりません。そこで、Riroはシシウドの中でも若くて茎の丈が低いのを探して採取しました。それでも、A4の台紙に重ねて重ねていくと、標本にした時には何がなんだかわからなくなります。先生の指導で今回は必要な部分を切り取り、標本にする時に1枚の台紙に重ねました。さて、押し葉にするときに、太い茎に最初から重しを強くかけると、茎がめちゃくちゃになりそうです。葉の部分とは別にして、太い部分だけには新聞紙を取り換えるたびに少しずつ重しを増やして押し葉にしました。作業期間中は8月にしては例年になく雨の多い季節でした。カビが生えないようにと朝晩新聞紙を取り換えました。5日目、新聞紙を広げると太い茎の部分から白い蛆虫みたいのが5匹出てきて動いてます。これには吃驚!。未だ茎が完全に押しつぶされていなかったので生きていたようです。次の日、又もや白い蛆虫みたいのが1匹動いています。流石に頭に来たので思いきって重しを増やしました。7日目以降は虫は出てこなくなりました。毎月1回の例会の日まで、新聞紙の取り換えの間隔を少しずつ広げながら作業を続けました。押し葉は茎の端を握ってもピーンと張るほどになりました。

(窓から差し込む日の光や、室内照明がガラスに反射するので真正面から撮影が出来ません。)
メマツヨイグサシシウド
写真の上部に松橋収蔵庫の登録印が見えます。
 
標本を見ると植物の特徴・区別点などがよくわかります。

肥後六花と大阿蘇に咲く花」には、違った角度から標本展示-・第2回「夏・秋」をアップしています。



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