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  風上から風下に向かって野焼きを進めると思っていましたが、逆でした。理由は「風上から火をつけると、一気に風下に向かって火が広がりその勢いを止めることが出来ない。防火帯のある風下から火をつけると風に煽られても防火帯で自然に火が消えるから」と、教わりました。
  当日は草原の下から上に向かって強い風が吹いていました。急傾斜を一番上まで登っていきました。火をつけると、暫くしてから一気に燃え上がり、斜面下の風上の枯れ葉に燃え移っていきました。消化班は燃えた後の黒い土を踏みながらを進んでいきます。防火帯の外の鉄条網で仕切られた隣の牧場に、火が頭上を飛び越えて行きました。指導者がすぐに気づき、鉄条網に火消し棒を突っ込んで消し止めました。一寸ひやりとしました。
(Photo: © Riro Yoshioka)
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