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「皆伐」。TV・新聞報道で知るだけでしたが、伐採地を見ると、キャタピラー付きの重機しか通れないような道、ジグザグのスイッチバックのような道、まるで土木工事現場のようでした。頂上まであと少しだったのですが、雲がかかってきたので、直ぐに帰ることに。切り取られた山肌に紫色の花らしきものが見えました。よじ登ってみると、「タンナトリカブト」でした。
Photo:Tanna torikabuto
(Photo: © Riro Yoshioka)
Photo:Tanna torikabuto
(Photo: © Riro Yoshioka)
 
少し枯れていましたが、阿蘇で初めての出会いに感激。高い場所で、足場は悪く、風が強いのには困りました。
 
二箇所目は更に足場が悪く、体の向きを変えて花正面からの撮影は危なくて出来ませんでした。右手奥の方にも咲いていました。
 
熊本県植物誌に「稀」とあります。
 
『日本名「耽羅鳥兜」耽羅は済州島の古い呼び名で、同島が基準産地であるため。』 (原色牧野植物大図鑑)
『タンナトリカブト:舞楽の時の装束の鳥兜に花の形が似ているので名が付いた。』   (絵合わせ 九州花図鑑)
名前花期所在地 離弁花類 草 ・ 木 もろもろ
タンナトリカブト
 
 
9〜10月
 
 
草原に生えるが
疎林にも生える
 
キンポウゲ科
トリカブト属
 
疑似1年草
 
 
有毒植物
アイヌ族は毒矢として用いた。
花弁は2枚で頂萼片の内側に隠れている。

学名解説 (L)→

追記 2016/

名前 真生双子葉類・キンポウゲ目学名
タンナトリカブト キンポウゲ科 トリカブト属 Aconitum japonicum Thunb. subsp. napiforme (H.Le'v. et Vaniot) Kadota

「APG分類体系に関して」は→

 

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