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Photo:Kusa yatsude
(Photo: © Riro Yoshioka)
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(Photo: © Riro Yoshioka)
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(Photo: © Riro Yoshioka)
襲速紀要素の植物 →
  「本種は小花が1個で 1属1種でかっては広く分布していたが、環境条件の変化などによって、現在では限られた狭い地域にのみ生存している日本特産の残存種である。」
(野草大百科)
  同行の方が、興奮して「初めて見る花 クサヤツデ」と、声を上げられました。崖下から吹いてくる風で、ピントが合いません。咲いているのは崖っぷち。足場がぼろぼろと崩れます。ここは、伐採林の運搬用に山腹を削り取ってあるのです。他に咲いているのは無いかと、最初に見つけた方が、山側の崖の上を見上げると、「咲いている!咲いている!」と、指を差しました。言われてから暫くじっと目を凝らすと、咲いているようです。図書館で調べてみると「暗い林縁に咲く」と、あります。山腹を削り取る前は、そこは暗い林だったのでしょうか。切り開かれた崖側に咲いた「クサヤツデ」は、現状では日差しがまともに当たります。いつの日か、このクサヤツデも姿を消すのかもしれないと考えると、白いツリフネソウとの出会いもそうでしたが、花との出会いにも「一期一会」を考えさせられました。
名前花期所在地 合弁花類 草 ・ 木 もろもろ
クサヤツデ
ヨシノソウ
カンボクソウ
9〜11月
 
 
暗い林縁に咲く
 
 
キク科
クサヤツデ 属
 
多年草
 
 
和名は葉がヤツデに似ているので呼ぶ
別名:吉野山に多いのでヨシノソウ
葉がすいかずら科のカンボクに似ているのでカンボクソウ

学名解説 (L)→

追記 2016/

名前 真生双子葉類・キク目学名
クサヤツデ キク科 モミジハグマ属 Ainsliaea uniflora Sch.Bip
Diaspananthus uniflorus ( Sch.Bip.) Kitam

「APG分類体系に関して」は→

 

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