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「2015/08/26 江原の森・花は今」
(台風熊本県荒尾に上陸の翌日)

「江原の森」
南阿蘇村にあり、敷地19,000平方メートル超。
     (阿蘇・赤水牧野組合の看板のY字路看板が立つ右手先)
熊中・熊高創立90周年事業として熊中・熊高同窓会が購入したもの。
「江原の森・花は今」
吉田さん、合志君、柴田さん、小出さん、吉岡の5人で江原の森に咲く花を調べ始めたのが4月20日。
Riroはその後体調不良につき5月と7月(6月は梅雨のため企画無し。)は参加できなくて申し訳なく思っていました。歩けるようになったら最初の野草観察は「江原の森」でと決めていました。
観察日の前日は、台風15号が天草と八代の間を縫うようにかすめ、宇土半島を横切り、有明海海岸沿いに北上、未明に荒尾に上陸という思いもよらないことになりました。
翌日は「台風一過の晴天」を期待して阿蘇へと向かいました。少しぱらつく程度の雨。森の中では気にならない程の雨でした。酷暑の中の観察よりもはるかに楽で、よい観察日和に恵まれありがたいことでした。


江原の森委員会委員長吉田庄太郎さんが入り口の草むらを刈り取り、鹿よけネットを開けてくれました。




ミズヒキが草むらの中らニョキニョキと。
名前
 
花期
 
所在地
 
離弁花類
図鑑により↓
草 ・ 木
 
もろもろ
 
ミズヒキ
 
 
8〜 10月
 
 
山地の低地や
林縁の藪に多い
 
タデ科
ミズヒキ属
タデ属
多年草
 
 
花が上側も白色のものをギンミズヒキ
紅色と白色の混ざるものをゴショミズヒキ
 




節が丸く膨れている場所には虫がいます。虫こぶ。
名前花期 所在地 離弁花類草 ・ 木 もろもろ
イノコズチ
別名(ヒカゲイノコズチ)
 
8〜9月
 
 
林下や竹藪
などに多い
 
ヒユ科
イノコズチ属
 
多年草
 
 
和名は「猪の小槌」で
節高の茎を猪の膝頭に
見立てたもの





このようなヤブミョウガの実を見るのは初めてでした。なんか赤い紐のようなのが横向きにたくさん出ているのが気持ち悪く、なんだろうかと思いました。ヤブミョウガの大群生地は風がつよく当たる場所だったのか、大半がなぎ倒されていました。

名前花期所在地 単子葉類草 ・ 木 もろもろ
ヤブミョウガ
 
8〜9月
 
暖地の林下に生える
 
ツユクサ科
ヤブミョウガ属
多年草
 
1株の中に雄しべ長く雌しべの短い雄性花と
雄しべが短く雌しべが長い雌性花とがある




名前花期所在地 離弁花類草 ・ 木
コアカソ
 
8〜 9月
 
山野にふつうに見られる
 
イラクサ科
カラムシ属
半低木
茎の下は木化してよく分枝。




名前花期所在地 離弁花類草 ・ 木 もろもろ
トチバニンジン
チクセツニンジン
 
6〜 8月
 
 
山地の林下
 
ウコギ科
トチバニンジン属
 
多年草
 
 
和名は、葉がトチノキに似ていて
根を薬用とするニンジンの仲間とするため。
別名は、根茎に竹のように見える節が見えることによる。



名前花期所在地 離弁花類草 ・ 木 もろもろ
ウド
 
8〜 9月
 
山野に咲く
 
ウコギ科
タラノキ属
多年草
 
茎は太く、短毛がある。高さ1.5Mになる。
若い軟らかい葉は春の山菜。



名前 花期 所在地 単子葉類草 ・ 木
マムシグサ
 
4〜7月
 
平地や山地の林内・林縁
のやや湿った腐植質土壌
サトイモ科
テンナンショウ属
多年草
 


名前花期所在地 合弁花類草 ・ 木 もろもろ
ハグロソウ
 
 
9〜10月
 
 
林縁など日陰に生える
 
 
キツネノマゴ科
ハグロソウ属
 
多年草
 
 
大小2枚の包葉の間から花が咲く
和名「葉黒草」は暗緑色の葉に
基づくものと思われる。



名前花期所在地 合弁花類類草 ・ 木 もろもろ
ハダカホオズキ
 
 
8〜 9月
 
 
やや湿気のある林縁
 
 
ナス科
ハダカホオズキ属
 
多年草
 
 
果実は液果
萼の先が殆ど水平
花は2〜4個ずつ下垂し、共通の軸がない



「フユイチゴ」との声が聞こえてきました。
 
この暑いのにと思って見に行くと白い花。実がなるころに来たいな。
名前花期所在地 離弁花類草 ・ 木 もろもろ
フユイチゴ
 
8〜10月
 
山地に生える
 
バラ科
キイチゴ属
常緑の蔓性低木
 
額の背面には
灰褐色の長毛を密生



名前花期所在地 合弁花類草 ・ 木
ガンクビソウ
(キバナガンクビソウ)
8〜10月
 
暖帯の山林の木陰に生える
 
キク科
ガンクビソウ属
多年草
 



名前花期所在地 離弁花類草 ・ 木
ヒメキンミズヒキ
 
8〜 9月
 
山地丘陵地の林下
渓側などにも見られる
バラ科
キンミズヒキ属
多年草
 



名前
 
花期
 
所在地
 
合弁花類
図鑑により↓
草 ・ 木
 
ヤイトバナ
ヘクソカズラ
サオトメバナ(サオトメカズラ)
8〜 9月
 
 
日当たりのよい藪や
草地に普通に見られる
 
アカネ科
ヤイトバナ属
ヘクソカズラ属
藤本
(つる植物)
 



大きく育て。ヤマザクラ。花見が楽しみです。



雨に濡れているコバギボウシ
名前 花期 所在地 単子葉類草 ・ 木
コバギボウシ7〜8月日当たりの良い湿地ユリ科・ギボウシ属多年草



風が吹き抜ける場所に咲くモミジガサは前日の台風で斜めになっていました。
名前花期所在地 合弁花類草 ・ 木
モミジガサ
(シドキ)
8〜9月
 
山地の適湿の
木陰に生える
キク科
コウモリソウ属
多年草
 



境界線上に張り巡らした鹿除けネットに倒れ掛かってきた隣接地の枝を、
ネットの間から切除する吉田さん。


江原の森の看板沿いの草むらには、ツルボやゲンノショウコが咲いていました。
名前 花期 所在地 単子葉類草 ・ 木 もろもろ
ツルボ
 
8〜9月
 
山野の日当たりの
良いところ
ユリ科
ツルボ属
多年草
 
鱗茎はかって救荒植物として
利用された



名前 花期 所在地 離弁花類草 ・ 木 もろもろ
ゲンノショウコ
(ミコシグサ)
7〜10月
 
山野
 
フウロソウ科
フウロソウ属
多年草
 
30〜50cm昔から下痢止めに使われ
薬効が速やかに現れることからこの名がある



吉田庄太郎さん(熊高第16回昭和39年卒)
 
    小出圭子さん(熊高第14回昭和37年卒): 柴田美恵さん(熊高第14回昭和37年卒)


吉岡理郎(熊高第14回昭和37年卒 5室) ; 柴田さん(3室) :  小出さん(3室)  

吉田さんは一人で進入路の草刈り、樹木に絡みつく蔓の切断、鹿よけネットに倒れ掛かってきた樹木の切除と大変ご苦労されました。昼食を一緒にと誘いしましたが、吉田さんは、台風の後始末の為にと急いで帰られました。



江原の森の看板の向かい側の草むらには、キツリフネヒルガオも咲いていました。

名前 花期 所在地 離弁花類草 ・ 木
キツリフネ
 
7〜9月
 
山地の湿り気のあるところ
 
ツリフネソウ科
ツリフネソウ属
一年草
 

名前 花期 所在地 合弁花類草 ・ 木 もろもろ
ヒルガオ7〜8月野原や道端ヒルガオ科・ヒルガオ属多年草畑の厄介な害草・利尿薬



朝早く博多を出発した合志君は、高速道が途中通行止めの為に一般道に降り、江原の森での観察には間に合わないとのことで、昼食予定地、南外輪山中腹にある「やまの囲炉」で待ってました。

合志徹夫君(熊高第14回昭和37年卒 7室):柴田さん(3室):小出さん(3室):吉岡(5室)
美味しい昼食後、短時間野草観察をしました。昨年は見る事が出来た希少種の花の1種が姿を見せません。時期が早かったのかと思いました。その後見たWeb上には「今年は姿を見せない。裏年なのか、盗掘が原因なのか。」と、ありました。
久しぶりの野草観察は大変楽しい1日でした。皆さんありがとうございました。



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