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renpukusou
(Photo: © Riro Yoshioka)
阿蘇に出向き久しぶりにUさん訪ねました。脳梗塞で2か月入院されていたそうです。幸い後遺症もなく元気なご様子で安心しました。しばし、四方山話をしているなか、ふと見た図鑑にあるレンプクソウの頁に「未だ見たことがないのですよ。」と話すと、一寸ためらいながらUさんが「まー教えてもいいかな」「時期が遅いかもしれないが行ってごらん」と教えてくださいました。これから現地へ行くと15時をすぎそう、雨も降ってきそう。車を飛ばしました。さて、緑色の小さな花とは承知していたものの、なかなか見つかりません。やっと見つけたら、残念ながらどれも終わりかけていて花びら落ちています。そうこうしているうちに、二人連れの方が傘を差しながら、「今の時期ここはレンプクソウだもんね」と、言いながら近寄ってこられました。上品な方たちです。ほっとしました。一緒に探していると「あった」の声。よかった。よかった。二人の撮影が済んだあと、私が撮影していると「面白い花です。1番上が4枚の花弁で、周りが5枚の花弁が4個で、5輪。オリンピックの花です。」と教えて頂きました。「植物の先生ですか」と聞くと「素人です。」とのお答えに吃驚しました。他にもないかなと思い探してみましたが、来年のお楽しみにとなりました。後日図書館で調べてみると、この小さな花には驚かされることばかりでした。
レッドデータブック くまもと2009
○「絶滅危惧IA類(CR)」 ごく近い将来における野生での絶滅の可能性が極めて高いもの。
「5個が頭状に集まり径4-6mm・頂生の花は萼が2裂、花冠が4裂し、8個の雄しべがあり、周りの花は萼が3裂、花冠が5-6裂して、10-12個の雄しべがある。」(日本の野生植物)
「花は5個で、茎の先に1個の頂生花がつき、それを四方から取り囲むように、柄のない4個の側生花がついて、サイコロのような形になる。」(朝日百科 植物の世界 )
名前花期所在地 合弁花類 草 ・ 木 もろもろ
レンプクソウ
ゴリンバナ
3〜 5月
 
林内に生える。
亜高山帯の谷沿いの林下に生育。
レンプクソウ科
レンプクソウ属
多年草
 
小群落状に生える。
 熊本県では1991年初めて確認された。

学名解説 (L)→

追記 2016/

名前 真生双子葉類・マツムシソウ目学名
レンプクソウ
ゴリンバナ
レンプクソウ科 レンプクソウ属 Adoxa moschatellina L.

「エングラーからAPGへに関して」は→

 

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