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2013年7月15日 阿蘇高森野草園で開催された「熊本きのこ会」の観察会
阿蘇くじゅう国立公園・南阿蘇ビジターセンターの井上様の呼びかけで、阿蘇地区パークボランティア5名も参加しました。

熊本きのこ会鈴木会長にお聞きしたことから。
1:熊本きのこ会は40年程の歴史があること。
2:きのこの専門家は少ないこと。
3:会ではこれまで熊本市内の立田山と江津湖の調査をしてきたこと。
4:阿蘇での本格的な調査は行われていないこと。
5:本日鑑定をされる先生は95歳になる。熊本が誇る先生であること。
6:鑑定出来た「きのこ」は標本にして、全て熊本県松橋収蔵庫に渡すこと。
園内での観察のおりには、「きのこ」の専門家が少ないことの理由、世界の「きのこ」の研究度合いの高さと深さに比べて、日本は遅れていることなどなど話していただきました。大変ありがたく感謝しています。

環境省から特別の許可得て「きのこ」を採集しました。
(Photo: © Riro Yoshioka)
写真上は隠れた「きのこ」柄の先に着いた小さな鎌みたいもので採集していました。

(Photo: © Riro Yoshioka)
樹木に張り付いた堅い「きのこ」は、ナタで削り取っていました。

(Photo: © Riro Yoshioka)
採集した「きのこ」は直ぐに袋に入れていました。

(Photo: © Riro Yoshioka)
総勢50名近くが園内を探し回り、採集した「きのこ」を全て鑑定。
たちどころに鑑定出来る人は日本全国探してもあまりいないそうです。
「熊本きのこ会」の宝だと思いました。95歳とお聞きして更に驚きました。
(Photo: © Riro Yoshioka)
鑑定がすんだら名前を付けてブルーシートに並べていました。その種類72種

(Photo: © Riro Yoshioka)
撮影していたら会長が「ルーペで見るとまつ毛が見えるよ」と。直ぐには見えません。何度も見ていたら確かにまつげの生えたアラゲコベニチャワンタケ。さて、これ、マクロレンズ撮影してもなかなか写りません。ようやく、それらしいまつ毛が縁に。わかるでしょうか。
(Photo: © Riro Yoshioka)
「アンズの香りがするアンズタケ」

(Photo: © Riro Yoshioka)
会長に『「採集した七十数種のきのこ」の中で食べられるのは何種類ありますか。』と、質問すると「この季節は少ない。やはり秋が多い。先ずは、食べられるというのは、食べると毒かどうか、食べて不味いかどうか、臭いがきつくて食べられないかなどから、今日の中で食べられるのは2種類です。」と。「こうじたけ」ともう1つは忘れました。
「きのこ」の観察会・採集の方法は、これまでの野草観察や採集の方法と全く違うように思えました。楽しい一日でした。ありがとうございました。

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