最前列が「本花壇」後ろに続くのが「控えの花壇」です。第二次大戦中家族親族皆疎開されたときに現在の栽培者の御祖父様がお一人で護り通されたとのことです。栽培するには、7〜8年に1度は土の入れ替え、肥料作り、株分け、消毒、雑種が出来ないように株を弱らせないように花が終わったらすべて種になる前に花を摘みとり、落ちた葉が生きている葉に重なると下になっている葉の色が変るので、そうさせないように見つけ次第に取り除くなど大変な作業の連続のようです。あまりに沢山の株があるので株分けの時などには、名前をつけた札が落ちるおそれがあるから作業は慎重に慎重に行うとのことです。花壇の配置はご先祖様から代々克明に図面に記載されていて、それを基に作業が進められるそうです。現在17種類の品種名がはっきりしている肥後芍薬が残っているそうです。訪問した日は蕾だけっだたりとか、花を咲かせてはいなかったりとか、撮影するには時期を過ぎていたりとかで、いくつかをアップしました。ご覧のように素晴らしい肥後芍薬を見ることができて本当に幸運でした。