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 帰熊中の宮崎君と2月18日に下薗君も交えて3人で鶴屋で会いました。軽く食事をしたあと、コーヒーを飲みながら話していると、5月の連休に宮崎君が再度熊本へ帰って来るというので、阿蘇での植物観察会を計画しました。
 4月23日:熊本のどんがめの皆さんに「植物観察会のご案内」メールを出しました。

 2007年5月1日に宮崎君と下薗君と植物観察に行くことになりました。
 どんがめの皆さんもご参加ください。
 観察予定地   南阿蘇 垂玉国民宿舎前〜夜峰山頂上の往復
 標高差     913m-728m=185m
 観察予定地   通行止めの道路沿い〜草原〜山頂
 距離      往復8km
 当日の参加者は、安達君、下薗君、宮崎君と小生の4名でした。林の中を歩くと、ニリンソウ、ツボ(ニョイ)スミレ、タチツボスミレ、ジロボウエンゴサク、クサイチゴ、フウロケマン、ムラサキケマン、マムシグサ、アケビ、ヤマフジ等を見ることが出来ました。樹林地帯を抜けると一転して牧場になります。当日は雨こそ止んだものの風速20mメートルは超えていそうな強風でした。安達君でさえ体が浮きそうに見えました。牧場の縁沿って歩くと、スズメノヤリやスミレがたくさん咲いています。牧場を半周するとそこは吉田口から阿蘇草千里に通じる2車線の舗装道路です。実は歩かなくとも車で頂上近くまで車で来ることが出来たのですが、それでは植物観察の意味をなしません。安達君は最初こそ息があがっていたそうですが、大丈夫な様子を見せていたので安心しました。
  トイレ休憩の後再び牧場に沿って頂上を目指しました。ここから先の左側は風が吹かなくとも転がったら200m位は止めることが出来ないほどの急斜面です。まして、雨上がりの強風の中です。注意しながら野焼きが済んだ草原と、野焼きに失敗した草原地帯を観察しながら歩きます。
 ウアマノアシガタや、キジムシロや、スミレに混じって、オカオグルマの立派なのがあちらこちらに咲いています。暫く行くとなんと「カイジンドウの花」が咲いているではありませんか。夢中でシャッターを切りました。これは非常に貴重な花です。 更に歩いていくと宮崎君が「この白い花は」と指さしたのはヒゴスミレでした。この他にもキスミレ、時期が過ぎたアカネスミレも見ることが出来ました。頂上近くで昼食を取りました。
 その後、南阿蘇村(旧久木野村)へ「キンラン」を見行きました。ここは2004年に見て以来です。盗掘されていると聞いていたので心配でした。やはり少なくなっているように感じました。その後、健脚の下薗君と宮崎君は16羅漢さん見学に険しい山道を登っていきました。小生は3度拝観していますので安達君と待つことにしました。
 帰途、下薗君のお嬢様が経営されている山の囲炉でコーヒーと軽食をご馳走になりました。大変美味しくいただきました。ありがとうございました。

 後日、宮崎君からサマーバージョンを企画して欲しいとのメールを受け取りました。
 「どんがめの皆さん」真夏の植物観察会に御参加を! 涼しいところも入れますよ。 (^_-)


 後ろが「夜峰山頂上」です。山の向こう側は南郷谷に面する急傾斜です。

 夜峰山とは「阿蘇の神様の奥様が出産される時に垂玉(地獄温泉)の近くでされるというので、その姿が目に止まらないようにと、一晩の内に屏風を作られた。」という神話によるそうです。頂上から見下ろすと屏風とはよく言ったと思います。

「カイジンドウ」
○「絶滅危惧IB類(EN)」 IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種に指定されています。
→環境省 http://www.biodic.go.jp/rdb/rdb_f.html
熊本県版カテゴリー区分 新カテゴリー(2004)
○「絶滅危惧IB類(EN)」 絶滅危惧IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の可能性が高いもの。


宮崎君がメールに添付して送ってくれました。自分の姿を想像することなど無かったのです。もっと背の低い花は完全に地面に這いつくばって撮影しています。あまり格好良いものではないようですね。宮崎君に掲載の許可を得てアップしましました。
安達君がのぞき込んでいます。後ろ姿はかなり風が弱まった中でも風よけ傘を持ってくれている下薗君です。感謝。


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