昼食後、「ふじ川」のご主人の案内で「ヒゴイカリソウ」の観察に向かいました。道の両側は牧場です。かなり走って行くと、柵があります。草原と牧場の入会権を持っているご主人が鎖をほどきます。牧場内に広告立て看板も見えます。曲がりくねった道を走って行くと小屋があり、そこで車は行き止まりです。降りると強烈な風が吹き、雨が降り始めました。雨具に着替えが済んだ頃には、宮崎君と合志君はご主人の後を追いかけて行き、姿が見えません。安達君と荒木君と脇さんは車の中で待つとのことで、柴田さんと、下薗君とRiroの3人で追いかけますが、姿が見えません。凸凹した牧場の中を、登ったり下ったりして一番高い所に立ちますが、姿も見えず、声を出しても返事がありません。携帯電話で合志君を呼ぶと「わからないだろうからご主人が引き返している」。やがて、手には山菜をしっかりと握ったご主人の姿が見えました。「あの窪地の下に」と。そこは、急傾斜!牛道を見つけながら斜めに斜めに降り、何度か鉄条網を潜ったり、小さな沢を渡り、湿地に足を取られながらも、ヒゴイカリソウとの出会いを楽しみに頑張りましたぞう。「象が鼻」ではないよ、合志君。「柴田さんの*」だよ。
熊本県植物誌に『「極稀」。シロバナイカリソウ、ヤマタチイカリソウ、ソハヤキイカリソウともいわれ、古くはイカリソウとして記録されているが、熊本県特産のものとしてヒゴイカリソウの名が付けられた』と、あります。
名前 | 花期 | 所在地 | 離弁花類 | 草 ・ 木 | もろもろ |
ヒゴイカリソウ | 5月 | 熊本県 | メギ科 イカリソウ属 | 多年草 | 花は白色。 葉の裏面だけでなく、表面にも開出する細毛がある。 |