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Photo:Tsukushi hu-u-ro
(Photo: © Riro Yoshioka)
ツクシフウロ
← 氷河期時代の生き残り〜大陸系の遺存植物〜
どこに咲いているのだろうかとこの季節になると見たいと思い続けていました。「初めて群生したのを見ました。場所を教えますが、絶対に他には話さないように。」と、先輩から連絡がありました。嬉しくて翌日の予定を変更して現地へ向かいました。なんとそこは、以前から探していた尾根の反対側。直線距離で150mあるかないかの場所でした。現地に入ると遠目にもそれとわかる程の群生地です。歩くと多くの人が入った形跡が一目でわかります。可能な限り花を踏み荒らさないように歩きますが、木道整備が必要だと思いました。このような貴重な花を教えて頂いた先輩に心からお礼を申し上げます。

●「絶滅危惧II類(VU)」 絶滅の危険が増大している種に指定してあります。
詳しくは→環境省 http://www.biodic.go.jp/rdb/rdb_f.html
平成17年5月20日熊本県告示第640号ツクシフウロが県内稀少野生動植物に指定されるとともに、併せて指定希少野生動植物に指定
レッドデータブック くまもと2009
○「絶滅危惧IA類(CR)」 ごく近い将来における野生での絶滅の可能性が極めて高いもの。
熊本県植物誌に「極稀」とあります。

Photo:Tsukushi hu-u-ro
(Photo: © Riro Yoshioka)
フウロソウ属の中で最も大型の花
Photo:Tsukushi hu-u-ro
(Photo: © Riro Yoshioka)
 
 
写真下
アサマフウロとの区別点。葉の下全面に毛がある。
Photo:Tsukushi hu-u-ro
(Photo: © Riro Yoshioka)

名前花期所在地 離弁花類草 ・ 木 もろもろ
ツクシフウロ
 
 
8〜9月
 
 
九州中部
山地草原の湿地に生える
 
フウロソウ科
フウロソウ属
 
多年草
 
 
アサマフウロの変種とされ
熊本県と大分県のみに知られる
(熊本県植物誌)

学名解説 (L)→

APGV

名前真生双子葉類・フウロソウ目学名
ツクシフウロ フウロソウ科 フウロソウ属 Geranium soboliferum Kom. var kiusianum (Koidz.) H.Hara

「APG分類体系に関して」は→

 

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