main
← 「2015/08/26 江原の森・花は今」」(台風熊本県荒尾に上陸の翌日)

|「2015/09/14 江原の森・花は今」(阿蘇中岳マグマ水蒸気噴火その時に)|

11 「平成27年 37会ハイキング部・菊池市鞍岳〜ツームシ山」→

「2015/09/14 江原の森・花は今」
(阿蘇中岳マグマ水蒸気噴火その時に)

2015年/09月14日 
観察者:吉田 庄太郎さん・小出圭子さん・柴田美恵さん・合志徹夫君・吉岡理郎の5名
午前9時43分に阿蘇中岳は爆発的に噴火したその時は、私たちが江原の森花調べを始める直前のことでした。私は車の後部座席に乗っていました。前の二人が、「阿蘇が噴火した」と。硫黄の臭いと共に、真っ黒い煙が天高く舞い上がり風に流されて迫ってくるのが見えました。ものの5分も走らないうちに、江原の森に着きました。中止かなと思っていたら、吉田さんが「ここまで来たっだから」との声で観察を始めました。スマホには、熊本県防災情報(火山情報)メールが続々と送信されてきたので、状況判断ができました。又、家族からの心配とのメールがきましたが、防災情報メールと現地の状況から「大丈夫」と返信をし、観察を続けました。
この日の爆発は、マグマ水蒸気噴火の可能性が高く、噴火警戒レベルが2から3に引き上げられたとのことでした。


名前花期所在地 離弁花類草 ・ 木 もろもろ
カナムグラ
 
9〜10月
 
人里近くに生える
 
クワ科
カラハナソウ属
1年草の
つる草
雌雄異株
 




襲速紀要素の植物

名前 花期 所在地 離弁花類草 ・ 木
ハガクレツリフネ7〜10月山地の林内ツリフネソウ科・ツリフネソウ属一年草



名前花期所在地 離弁花類草 ・ 木
コアカソ
 
8〜 9月
 
山野にふつうに見られる
 
イラクサ科
カラムシ属
半低木
茎の下は木化してよく分枝。




名前花期所在地 合弁花類草 ・ 木
ツクシアザミ
 
9〜10月
 
山地に普通に生える
 
キク科
アザミ属
多年草
 




名前花期所在地 離弁花類草 ・ 木 もろもろ
ノササゲ
 
8〜 9月
 
山地の疎林
林縁に生える
マメ科
ササゲ属
ツル性多年草
3m以上にも達する
花は淡黄色
莢は濃紫色




名前花期所在地 合弁花類類草 ・ 木 もろもろ
ハダカホオズキ
 
 
8〜 9月
 
 
やや湿気のある林縁
 
 
ナス科
ハダカホオズキ属
 
多年草
 
 
果実は液果
萼の先が殆ど水平
花は2〜4個ずつ下垂し、共通の軸がない




名前花期所在地単子葉類草 ・ 木 もろもろ
チヂミザサ
 
8〜10月
 
平地や丘陵の林内に
普通に生える
イネ科
チヂミザサ属
1年草
 
稈(かん)は基部で分枝して
地上をはい、斜め上に伸びる

稈(かん)もっぱらイネ科の茎をさし節間が中空で節に隔壁がある茎を稈という。
(図説 植物用語事典 八坂書房)


静かな森の中にヨナが!!!
カサカサという音がかすかにしているようです。目が痛い。前が見えにくい。
ヨナが舞い散る。周りの草木の表面をヨナが覆っています。

霾(ヨナ・よな)とは
火山灰
参考[1]ヨナは砂を意味する古語で、柳田邦夫説では山陰砂丘地の米子市のヨナも砂。沖縄では砂の付く地名はみな海岸にあると説く。(肥後の方言 秋山正次 桜楓社1997年p70)
参考[2]部落を支えているこの火山灰地は、阿蘇のよなが積んで出来た土壌だといわれていて土地が痩せていた。
(農夫  )(松岡智 日本談義社1968年p12)
以上 創想社 熊本県方言辞典から。





名前花期所在地 離弁花類 草 ・ 木 もろもろ
カラスウリ
 
8〜 9月
 
林の縁
 
ウリ科
カラスウリ属
蔓植物
 
夕方に花が開き
朝にはしぼむ。






名前花期所在地 合弁花類草 ・ 木 もろもろ
シュウブンソウ
 
8〜10月
 
山林に生える
 
キク科
シュウブンソウ属
多年草
 
和名は、ちょうど秋分の頃
花盛りとなることからついたという。




名前花期所在地 単子葉類草 ・ 木 もろもろ
ミョウガ
 
 
8〜10月
 
 
山谷竹林などに生える。
自然状態のもあるが普通栽培される。
 
ショウガ科
ショウガ属
 
多年草
 
 
古い時代に中国から渡来し、
野生状態になったと思われる
花は一日でしぼむ。




名前花期所在地 合弁花類 草 ・ 木 もろもろ
ノブキ
 
 
8〜10月
 
 
山地林内の日陰や
谷間のやや湿ったところに多い
 
キク科
ノブキ属
 
多年草
 
 
葉柄に翼がある。
そう果が人について散布するので
山道に沿って多い




名前花期所在地 合弁花類草 ・ 木 もろもろ
ヤマハッカ
 
 
 
9〜10月
 
 
 
山林の林縁
 
 
 
シソ科
ヤマハッカ属
 
 
多年草
 
 
 
花筒の先端は5裂するが、上側に4裂、下側に1つとなっている。
雄蘂や雌蘂は花外に抜き出ない
萼片は5つ等しく避ける
和名は山薄荷だが香気はない




名前花期所在地 離弁花類草 ・ 木 もろもろ
コバンノキ
 
5月
 
暖地の山地に生える。
 
トウダイグサ科
コミカンソウ属
落葉低木
高さ2〜3メートル
花弁はなく
4個の萼片が花弁のように見える。



名前花期所在地 離弁花類草 ・ 木 もろもろ
サンショウ
 
4〜 5月
 
山地に自生
 
ミカン科
サンショウ属
落葉低木
高さ2〜4メートル
花弁はなく萼片5
対生する棘がある



最上部に見えるのは何かの虫こぶでしょうか?
名前花期所在地 離弁花類草 ・ 木 もろもろ
ナワシログミ
 
10〜 11月
 
マツ林などの明るい二次林や林縁などに生育
 
グミ科
グミ属
常緑低木
高さ5〜8メートル
葉のふちは波打ち、裏面には褐色と銀色の鱗片が多い
*アキグミの葉はふちが全縁、裏面と葉柄には白い鱗片が密生する。



名前花期所在地 合弁花類草 ・ 木 もろもろ
カラタチバナ
 
7月
 
暖地の林内に自生する。
庭にもよく植えられる。
ヤブコウジ科
ヤブコウジ属
常緑小低木
0.2〜1メートル
別名 百両
 



名前 花期 所在地合弁花類 草 ・ 木 もろもろ
ツルニンジン
(ジイイソブ)
 
 
 
 
8〜10月
 
 
 
 
 
平地の
林内に生える
 
 
 
 
キキョウ科
ツルニンジンン属
 
 
 
 
ツル性の
多年草
 
 
 
 
和名「ツルニンジン」は
根が朝鮮人参に似て太く
茎がツルになるのでこの名がある
別名「ジイイソブ」は、
バアソブに対し、これによく似ていて
より大形であることから




名前花期 所在地 合弁花類草 ・ 木 もろもろ
アキノタムラソウ
 
7〜11月
 
山野の疎林や
道ばたに普通に見られる
シソ科
アキギリ属
多年草
 
非常に変異が多い
 



名前
 
花期BR> 所在地
 
離弁花類
図鑑により↓
草 ・ 木
 
もろもろ
 
ミズヒキ
 
 
8〜 10月
 
 
山地の低地や
林縁の藪に多い
 
タデ科
ミズヒキ属
タデ属
多年草
 
 
花が上側も白色のものをギンミズヒキ
紅色と白色の混ざるものをゴショミズヒキ
 

名前花期所在地 合弁花類草 ・ 木 もろもろ
ノブキ
 
 
8〜10月
 
 
山地林内の日陰や
谷間のやや湿ったところに多い
 
キク科
ノブキ属
 
多年草
 
 
葉柄に翼がある。
そう果が人について散布するので
山道に沿って多い




吉田さんから「このアオキがあるところは杉に適しているので、 杉を植林するときの指標木となっている。」と教えて頂きました。



名前花期所在地 離弁花類 草 ・ 木
アオキ
 
3〜 5月
 
山地の林下
庭木としてよく植えられる。
ミズキ科
アオキ属
常緑低木
 



名前花期所在地 合弁花類草 ・ 木 もろもろ
ヒイラギ
 
11月
 
山地に生える
 
モクセイ科
モクセイ属
常緑小高木
高さ4〜8メートル
葉腋に芳香のある白い花を束生する。
 




名前花期所在地 離弁花類草 ・ 木 もろもろ
ツルリンドウ
 
 
8〜10月
 
 
山地の林下に生える
 
 
リンドウ科
リンドウ属
 
多年草
 
 
葉に3脈がある
裂片間に副裂片がある
雄しべが5本・雌しべが1本




名前花期所在地 単子葉類草 ・ 木 もろもろ
ツユクサ
 
7〜9月
 
いたる所
道端や湿り気のある草地
ツユクサ科
ツユクサ属
1年草
 
青色染料(水や光に弱い)
友禅の下絵を描くのに使う




名前花期所在地 離弁花類草 ・ 木 もろもろ
フジカンゾウ
(ヌスビトノアシ)
8〜 9月
 
平地から低山地にかけて
林下に見られる
マメ科
ヌスビトハギ属
多年草
 
小葉5-7枚の奇数羽状複葉
他の日本産の同族種は3小葉





集合写真を撮ってから、足元を見たらゲンノショウコにヨナが!!!

名前 花期 所在地 離弁花類草 ・ 木 もろもろ
ゲンノショウコ
(ミコシグサ)
7〜10月
 
山野
 
フウロソウ科
フウロソウ属
多年草
 
30〜50cm昔から下痢止めに使われ
薬効が速やかに現れることからこの名がある




ヨナの降り積もったフロントガラス。
 
森を一刻も早く抜けるかのような凄い勢いで運転する小出 圭子さん。大学では自動車部でもその名を轟かせたとかの腕前は流石です。



昼食後、菊池渓谷へと向かいました。途中、教えて頂いたキオンの花を探しましたが、情報が10年前だったので見つけることが出来ませんでした。渓谷では秋の代表的な花 アキチョウジ・キバナアキギリ他を見る事が出来ました。
18時からの食事会までに時間の余裕が無かったので30分コースを観察しました。
渓谷の素晴らしい空気はありがたい。何度も深呼吸をして、ヨナで汚れた肺の洗浄(?)が出来ました。
滝の写真を2枚アップします。


肥後六花と大阿蘇に咲く花 →




← (P)「2015/08/26 江原の森・花は今」(台風熊本県荒尾に上陸の翌日)

|「2015/09/14 江原の森・花は今」(阿蘇中岳マグマ水蒸気噴火その時に)|

11 「平成27年 37会ハイキング部・菊池市鞍岳〜ツームシ山」(N) →
main (M)


この頁の先頭
Copyright © 2015   Riro Yoshioka All rights reserved.