「とび」作り
草泊りを作った時には とべ と聞きました。阿蘇の中でも南郷谷と阿蘇谷では呼び名が違います。
指導者は阿蘇谷から来られています。
「とべ」については
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(Photo: © Riro Yoshioka)
指導者の方が『こんな大きな草泊りは作ったことがないし、大きい「とび」なので上げることが出来るかな』と、心配されてました。
(Photo: © Riro Yoshioka)
3つの脚立を使い、3人がかりで見事に据え付けられました。
(Photo: © Riro Yoshioka)
最上段の「へご」を巻き付けて完成!!!。14時50分。予定より2時間近く早く出来ました。
- 参加させて頂いた感想を下に記しておきます。
- 全ての作業手順が実に合理的です。
- 今回は展示作品のため大きく作る必要があり、脚立が必要でしたが、本来は脚立は不要。
- 竹以外は現地の材料で、家族単位で作っていたそうです。
- 「へご」作りのときに、1本の長い竹を4つに一挙に割く方法。
- 北外輪山端辺原野の強風に耐える構造を作るために、柱3本で安定させて、更に柱3本を追加して6本の柱を「へご」で固定し円錐状に作り上げて、一段と安定度と強度を高め、木杭と、覆った枯草を「へご」で巻き・締め、麻紐で縫い上げ、屋根「とび」を作り、入り口も綺麗に整備して完成。
- そこで、家族の生活。使用済みになったら、解体することもなく、そのまま、現地に放棄して、野焼きで全ての材料が完全に灰になり、肥料となることを知りました。
- 阿蘇1000年の草原(一説によるとそれより遥か昔から草原が維持されていた証拠が土を発掘して確認されているそうです。)を維持されてきた人々の知恵に感銘をうけました。」以上です。
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