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(Photo: © Riro Yoshioka)
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(Photo: © Riro Yoshioka)

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(Photo: © Riro Yoshioka)
 
地方変種が多いことから、熊本博物館の学芸員の先生に阿蘇で採集した株を調べてもらうことにしました。
土地所有者Uさんの了解を得て、上の写真のも含めて全部で3株を根から掘り起こして、家に持ち帰りバケツに入れ、根もとを水につけておきました。2日後に熊本博物館に持ち込みました。左は博物館で根の部分を撮影したものです。3つの株の花、葉、茎、根のすべてを調べて頂きました。結果は「アカショウマ」でした。同定後『博物館で「さく葉標本」にします』とのことでした。

名前花期所在地 離弁花類 草 ・ 木 もろもろ
アカショウマ
 
5〜7月
 
やや明るい林床
又は林縁に生える
ユキノシタ科
チダケサシ属
多年草
 
根茎は直立して太い
葉に光沢はなく
小葉の基部はふつう鈍型からくさび形

稀に浅く心形

学名解説 (L)→

追記 2016/

名前真生双子葉類・ユキノシタ目 学名
アカショウマ ユキノシタ科 チダケサシ属Astilbe thunbergii (Siebold et Zucc.) Miq. var. thunbergii

「APG分類体系に関して」は→

 

アカショウマの分布について

「日本の野生植物」 II
「本州(東北地方南部〜近畿)・四国」
新牧野日本植物図鑑
本州四国の山地
[追記]本種は変化が多く、本州から九州にかけていくつかの変種が知られている。
日本野生植物館
本州(東北地方南部から近畿地方)四国
野草大百科
東北地方南部から近畿、四国
朝日百科 植物の世界
本州、四国
岡山理科大学 総合情報学部
生物地球システム学科植物生態研究室(波田研)のホームページ
「東北地方南部から近畿地方にかけての本州、四国に分布するとされる多年草であるが、中国地方にも分布する。 (中略) この仲間は変異が大きいようで、多くの変種が報告されている。地方変種が多く、今後分類が検討されるかもしれない。」
* 全国区の図鑑には分布として九州が記載されていないようです。
熊本県植物誌
「本、四、九」
「県内では永い間、トリアシショウマといわれ、記録もそうなっているものが多い。テリハアカショウマとして区別されるものもあり、特に阿蘇に多いが、区別していなかったので両者の分布などの関係はわからない。」

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