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(Photo: © Riro Yoshioka)
「ネナシカズラ」が巻き付いています。根を探すと地上部に接する前に茶色に枯れていました。どこから栄養を摂っているのだろうかと、丹念に花の下から茎をたどるとありました。下の写真右・矢印の先に見えました。
吸血鬼の現場証拠写真が撮れたようです。
「種子から発生するときには子葉を出さず、また根も出さないで茎だけ伸長させるが、寄主に取りついて茎の側面から寄生根を出すと、それまで伸びてきた茎は枯れてしまう。」(日本野生植物館)
「吸器でキク科・マメ科・タデ科その他各種の植物から栄養を吸収する。」(野草大百科)
(Photo: © Riro Yoshioka)
名前
花期
所在地
合弁花類
草 ・ 木
もろもろ
ネナシカズラ
方言・ウシノソウメン、マキタオシ
8〜10月
日当たりの山野の
草や低木に巻きつく。
ヒルガオ科
ネナシカズラ属
1年草の
寄生つる草・左巻き
葉がなく細かい鱗片がまばら。
顎裂片は5個
学名解説 (L)→
追記 2016/
名前
真生双子葉類・ナス目
学名
ネナシカズラ
ヒルガオ科 ネナシカズラ属
Cuscuta japonica
Choisy
「APG分類体系に関して」は→
2/3 追記
2025年2月12日
大阪公立大学大学院農学研究科のPark Jihwan氏(研究当時、大学院生)、津島 綾子助教、青木 考教授らの研究グループ
「ネナシカズラが相手に触れた後、寄生を始めるメカニズムを発見」→
追記 3/3
「成長したネナシカズラは完全に宿主に依存しているが、芽生えからしばらくの間は自立して生活しており、全寄生植物と半寄生植物の中間的な段階にある。
ネナシカズラ型 (Cuscuta type):種子発芽後、主根はまもなく退化し、宿主に巻き付いた枝の随所から不定根である寄生根を出して宿主に侵入する。つる性の全寄生植物であるスナヅル (クスノキ科) やネナシカズラ (ヒルガオ科) に見られる。」
上記は筑波大学生物学類 | 国内最大規模の生物学科→Botany WEB→
寄生植物と腐生植物
から抜粋。
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