HOME|main
← | アマクサツチトリモチ | メヒルギ →

1/2

2019年11月10日 熊本記念植物採集会 第1082回例会に参加しました。
アマクサツチトリモチとメヒルギとシバナの3種をアップします。
日本新産のアマクサツチトリモチBalanophora subcupularis(ツチトリモチ科) →
アマクサツチトリモチについて熊本日日新聞の記事からご覧ください。


アマクサツチトリモチ
「11月ごろ塊茎支の内側から各1個の花茎を出し、花茎の高さ6−8p程度。全体赤紫色。基部に雄花を2列ほどつけ、それ以外の部分は棍棒状で微細な小棍体におおわれる。雄花は白色。花被は普通4裂。雌花は微細で黄色。小棍体の間に多数つき花時には雌蕊の先が小棍体より長くなるので花序が白っぽく見える。」(改定新版 日本の野生植物 (株)平凡社)

(Photo: © Riro Yoshioka)
林縁の日があまり差さない地面に何か所も群生していました。

(Photo: © Riro Yoshioka)

(Photo: © Riro Yoshioka)
下部には白色雄花・上部には雌蕊の先が白っぽく見える

(Photo: © Riro Yoshioka)
アリが1匹だけ活発に動いていました。

2/2 追加 2024/12

引用開始   送粉も種子散布も同じ昆虫にお任せ!?−光合成をやめた植物において世界初のシステムを発見
「神戸大学大学院理学研究科の末次健司教授(兼 神戸大学高等学術研究院卓越教授)と橋脇大夢氏(神戸大学大学院理学研究科博士前期課程2022年度卒業生)は、ツチトリモチ科の寄生植物「アマクサツチトリモチ」が、送粉と種子散布の両方をアリやカマドウマに依存していることを明らかにしました。」    引用終わり

 

APGV

名前 真生双子葉類 ビャクダン目学名もろもろ
アマクサツチトリモチ ツチトリモチ科 ツチトリモチ属 Balanophora subcupularis P.C.Tam雌雄同株・寄生主はハゼノキ・多年草・
花の盛時に小型のアリが花序にたかっている。
ポーリネーター(花粉媒介者)として働いていると考えられる。
Balanophora=balanos(gr.カシの実)+phorero(gr.有する) subcupularis =(sub 〜に類する・殆ど。cupularis=ツボのような、カップ状の。)

「APG分類体系に関して」は→

 

←(P) | アマクサツチトリモチ | メヒルギ (N) →
HOME (I)| main (M)
↑この頁の先頭

Copyright © 2019   Riro Yoshioka All rights reserved.