湯ノ谷から所々には急な勾配もある林の中の上り道を3時間30分かけて植物観察をしてきました。草千里ケ浜に着くと、それまでとは一転して明るい草原が阿蘇の噴火口を背に開いています。マイヅルソウやハルリンドウやキンポウゲの群生している様子を見ることが出来ます。和名舞鶴草は、左右上方に曲がった葉脈の形をツルが翼を広げて舞う様子に見立てたことによるとあります。熊本県では熊本県植物誌によると「稀 山上の草原 阿蘇だけに見られ中央火口丘の山頂付近では稍普通 外輪山の尾根-特に南外輪山では局地的に多産する」とあります。