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名古屋に住む友人と4人で南阿蘇村に植物観察に出かけました。林の中を歩くと、ニリンソウ、ツボ(ニョイ)スミレ、タチツボスミレ、ジロボウエンゴサク、クサイチゴ、フウロケマン、ムラサキケマン、マムシグサ、アケビ、ヤマフジ等を見ることが出来ました。樹林地帯を抜けると一転して牧場になります。当日は雨こそ止んだものの風速20mメートルは超えていそうな強風でした。牧場の縁沿って歩くと、スズメノヤリやスミレがたくさん咲いています。風が吹かなくとも転がったら止めることが出来ないほどの急斜面です。まして、雨上がりの強風の中です。注意しながら歩きます。 ウマノアシガタや、キジムシロや、スミレに混じって、オカオグルマの立派なのがあちらこちらに咲いています。暫く行くとなんと「カイジンドウの花」が咲いているではありませんか。風が弱まるのを待ち、友人達には傘でまわりを囲んで風よけを作ってもらう中、夢中でシャッターを切りました。
熊本県植物誌に「極稀」とあります。
カイジンドウは●「絶滅危惧II類(VU)」 絶滅の危険が増大している種。(http://www.rdbplants.jp/)
熊本県版カテゴリー区分 新カテゴリー(2004)
○「絶滅危惧IB類(EN)」 絶滅危惧IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の可能性が高いもの。
Photo:Kaijindou
(Photo: © Riro Yoshioka)
Kaijindou_close-up
(Photo: © Riro Yoshioka)
Kaijindou_close-up
(Photo: © Riro Yoshioka)

名前
 
花期
 
所在地
(図鑑により)
合弁花類
 
草 ・ 木
 
もろもろ
 
カイジンドウ
 
 
5〜6月
 
 
やや明るい落葉樹林内に生える。
 
木陰や草原に生える。
シソ科
キランソウ属
 
多年草
 
 
全体的に白毛を密生する
「日本名」は甲斐の国に産する
リンドウ
の意味といわれる。

学名解説 (L)→

追記 2016/

名前 真生双子葉類・シソ目学名
カイジンドウ シソ科 キランソウ属 Ajuga ciliata Bunge var. villosior A.Gray ex Nakai

「APG分類体系に関して」は→

 

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