-
3月10日:高森で開催された80人程の会に参加しました。プログラムには早春の野草園での観察会もありました。猪の掘った穴や、鹿が樹皮をぐるりと食べた跡が白く見える木が寒そうに立っていました。枯葉が積り、花といえば、見てもよくわからない程小さいツノハシバミと、白いオウレンと、ミチノクフクジュソウの黄色の花。と、案内の方が「スミレ スミレ」と歓声を上げていました。見ると小さなスミレがたった1輪だけでしたが咲いていました。初めて出会ったアオイスミレ。会終了後午後4時近くでしたが写真を撮りに戻りました。高さ3cmもあったでしょうか。湿った土でしたが膝をつき、背を屈めて、ああでもない こうでもないとカメラを向けました。帰宅後図鑑を見たら、「花柱の先が下向きに曲がってカギ型」(日本のスミレ)とありました。気づきませんでした。「1輪しかない花、花弁に触れると壊れそう。撮るのが精一杯でした。」と、言い訳。
- 花がすんでからつるを分枝して地面を這い、その先に新たな苗を作る。
- [日本名]葉形と葉質がフタバアオイ(うまのすずくさ科)の葉に似ているからであり、
- またヒナブキは小さいフキ(きく科)を意味する。(新牧野日本植物図鑑)
-
- 上弁は反り返り側弁はあまり開かない。スミレの仲間では一番早く咲く部類である。(野草大百科)
|