- 花の友人D氏に場所を教えて頂いてから3年が過ぎました。観察に出かけた時期が早すぎて葉も出ていなかった年、時期が遅すぎた年。やっと会えたと思ったら花が萎れてしまってた年。2012年 今年こそはと現地に出かけて2回目の事です。特徴であるヒョウタン形に見える葉と白い花が咲いてました。佐藤武之著「阿蘇の野の花」(1978/8/26/出版)「この花だけは日本中で、いや世界中で、和尚さんの住む久木野村だけにしか咲かない。」とあるアソヒカゲスミレ。D氏に深く感謝しています。図書館に行き調べると、至文社の「新日本植物誌」と、「レッドデータブックくまもと2009」と、山と渓谷社の「日本のすみれ」に記載されていました。花の写真はありませんでした。
発見者と名付け親については『阿蘇の野の花に「花の和尚さん」本田清孝師』とあります。 新日本植物誌P1035:ヒカゲスミレの説明に「-葉身がフラスコ状に3浅裂したものをvar.asoana.Hama アソヒカゲスミレといい、九州(阿蘇)から報告された。」と、あります。 レッドデータブック くまもと2009 ○「絶滅危惧IA類(CR)」 ごく近い将来における野生での絶滅の可能性が極めて高いもの。 「増補改訂日本のスミレ」:ヒカゲスミレに「アソヒカゲスミレ(阿蘇日陰菫) var.asoana は、葉がヒョウタン形になるもので、阿蘇外輪山で見つかった。その後、広島県からも報告がある。」と、写真は葉のみが掲載されています。
|