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Photo:kerurisou
(Photo: © Riro Yoshioka)

ケルリソウは○「絶滅危惧IB類(EN)」 IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種。(http://www.rdbplants.jp/)
2005/06 追記
 熊本県版カテゴリー区分 新カテゴリー(2004)
○「絶滅危惧IA類(CR)」 ごく近い将来における野生での絶滅の可能性が極めて高いもの。。

「阿蘇の野の花」佐藤武之著(1978年)を見ていたら「日本でも、私の故郷にしかないという花を見つけた」とあるケルリソウです。因みに佐藤さんは阿蘇高森町の方です。自分が見たのは北外輪山です。驚いて翌週同じ場所に出かけました。撮影していると、男女2人連れが楽しそうに話しながら近づいて来ました。「それ今取って来ましたよ。」と手の中を見せるではありませんか。「取っちゃだめですよ、これは貴重な花なのですよ」と言うと実に無邪気に「根は残しているからいいんでしょう。」との返事。「花は撮っても、花盗るな!」と、理由も話をしたら解って頂けました。「福岡から山菜採りに来たのだが、これから花はとりませんから」と恐縮されていました。その後は3人でカノコソウやヒメハギやイブキトラノオの群生地を見てまわりました。
  • 平成10年 熊本県のレッドデータブックから
  • 国内では阿蘇地域のみに分布する
  • (中略)
  • 現在15ヶ所ほど確認されている
  • 殆どの地点で数個体が点在する程度であるとあります。

名前 花期 所在地 合弁花類 草 ・ 木
ケルリソウ5〜6月山地に生える ムラサキ科・キュウリグサ属多年草

学名解説 (L)→

APGV

名前真生双子葉類・ムラサキ目学名
ケルリソウ ムラサキ科 キュウリグサ属 Trigonotis radicans (Turcz.) Steven var. radicans

「APG分類体系に関して」は→

 

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