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江津湖公園はいつも綺麗に草刈りされています。
散歩中に草刈りがされたその縁に草丈が低い花が見えました。近寄って見ると、以前、江津湖の観察会で見た「セイタカナミキソウ」のようです。今回は、その時に見た場所ではありません。僅か数株でした。
「熊本市水前寺江津湖公園」にアクセスすると「外来植物。熊本県では要注目種。 花期は4月から9月頃。 国内で最初に発見された場所が江津湖。」とあります。

(Photo: © Riro Yoshioka)
セイタカナミキソウを見たことがあると話していたOさんに電話をすると、現地を案内してくれるとのこと、待ち合わせて、現地に行ってみるとやはり草刈りがしてあり、しかも、当日は増水してたこともあり探し回りましたが見つかりません。もう帰ろうとしていた時に、クローバーの群生している中に2株だけ見つけることが出来ました。思ったより小さいなと思いました。

(Photo: © Riro Yoshioka)

図書館での図鑑閲覧が出来るようになりましたが、図鑑には記載されていませんでした。(2020/06/01)

2/3 追記

熊本記念植物採集会(発行)BOTANY 51号 2001年12月発行に「熊本市江津湖のセイタカナミキソウ」が記載されていると知り、図書館の郷土誌資料室で見ました。
引用はじめ
本種は、1993年春、筆者らの馬場・吉田によって熊本市江津湖で採集され、ナミキソウsp.(本来タツナミソウ属の一種とすべきであるが、これまでの記録がナミキソウsp.とされているため、本稿では便宜上ナミキソウsp.としておく)として記録されていた。種名がはっきりせず、以後、熊本県ではナミキソウsp.で取り扱われてきたが、昨年、本会会員の益村聖先生を介して村田 源先生に標本を見ていただいたところ、「セイタカナミキソウに当たると思います。朝鮮から中国、ヒマラヤ、インドシナ、タイあたりから広く分布するようです。今まで国内での報告はありません。中国植物誌第65巻第2分冊(1977)(p.230)に日本及び朝鮮也有と書いてあるのは誤りだと思います。」とのご教示をいただき、ようやく種名が明らかになったものである。
引用終わり。

3/3 :2021年4月13日 何か所も群生しているのに出会えました。


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名前花期所在地 合弁花類 草 ・ 木
セイタカナミキソウ
 
 
5〜 6月
繰り返し草刈りが行われる江津湖では
12月に見られるものもある。
水際から少し上の陸域で、
加湿にならないような立地
明るい水辺の短草型草地であることが必要。
シソ科
タツナミソウ属
 
多年草
 
 

学名解説 (L)→

APGV

名前 真生双子葉類・シソ目学名
セイタカナミキソウ シソ科 タカミツソウ属 Scutellaria barbata D.Don

「APG分類体系に関して」は→

 

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