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 ←「ら行・わ」|「番外編」| (6) 2:学名索引 (和名付き) →

番外編 (190)

 わ  ら   や  ま  は ば  な  た  さ  か が  あ 
 り    み  ひ  に  ち  し じ   き  い 
 る  ゆ  む  ふ  ぬ  つ  す   く  う 
 れ   め  へ  ね  て で せ   け  え 
 ろ   よ   も  ほ  の  と  そ   こ  お 


  L   和名 (1段目   ) 学名:
 (2段目 #) 属名の意:
 (3段目 $) 種小名の意:
 (4段目 &) 変種・亜種の場合は その種小名の意:
 青文字は
北海道植物観察から
 
 ← アイラトビカズラ
トビカズラ
Mucuna sempervirens Hemsley
# ブラジル土名・ブラジルでの地方語名による。
$ 常緑の。
 ← アカササゲ Vigna vexillata (L.) A.Rich. var. tsusimensis Matsum.
# イタリアP.Vigna(17世紀)への献名。
$ 旗を持った・旗弁のある。
& 長崎県対馬の。
 ← アズマツメクサ Tillaea aquatica L.
Crassula aquatica (L.) Schönl
# イタリアのM.Till(1665-1740)への献名・イタリアの植物学者Pisaの教授Michelangeo Tilli(1665-1740)の名に因む。
$ 水生・水中の・水上の・水中のある・水中に制損する・濡れた。
#2 Crassula=?
 ←  アツミゲシ Papaver setigerm DC.
# papa=(粥:かゆ)に由来する古名から:papは幼児に与える粥で、ケシの乳汁に催眠作用があるため、粥に混ぜて子供を寝かしたという。 veris=春の、
$ 刺のある・剛毛を持つ
 ← アマクサミツバツツジ Rhododendron amakusaense (Takada ex Yamazaki) Yamazaki
# rhodon(gr.バラ)+dendron(gr.樹木)・転じて紅花をつける木の意で、はじめセイヨウキョウチクトウノの名であった。
$ 九州天草の。
 ←  アマクサツチトリモチ Balanophora subcupularis P.C.Tam
# balanos(gr.カシの実)+phorero(gr.有する)
$ subcupularis =(sub 〜に類する・殆ど。cupularis=ツボのような、カップ状の。)
 ←  アメリカイヌホオズキ Solanum americanum Mill
#  Solanum nigrumのラテン古名より。一説にはこの属の植物に鎮痛作用を持つものがあるので solanum(安静)からついた名ともいう
$ アメリカの
 ←  アメリカデイゴ Erythrina crista-galli L.
# erythros(赤) 赤花をつけるため
$ ニワトリのとさか。
 ←  アレチハナガサ Verbena brasiliensis Vell.
# 植物名のラテン古名に由来
$ ?
   
 ←  イズハハコ Conyza japonica Less.
# ギリシャ語chonos(不完全)由来・あるいはギリシャ語の古い植物名ともいう
$ 日本の
 ← イチョウ Ginkgo biloba L.
# 日本語の銀杏の誤った音読みに由来し、Ginkjoのミスプリントで発表された。
$ 2浅裂の。
 ← イブキシモツケ Spiraea dasyantha Bunge
S.nervosa Franch. et Savat.
# spira(gr.螺旋・輪)に由来・ギリシャ語speria(らせん・輪)に由来する・花輪を作る、あるいは、初めはLigusutrum vulgareにspeiraiaの名があった、後に、今の属名として転用された。
$ 粗毛のある花の。
$2 nervosa=力のある・活気のある・筋の多い・神経の・筋肉の多い・筋骨のたくましい・力強い・勢いのある・強壮な・脈状になった。
 ←  イヌゴマ Stachys riederi Chamisso var. intermedia (Kudo)
# (gr.穂状花)に由来
$ 採集者リーデルの
 中間の・中間にある。
 ← イノモトソウ Pteris multifida Poir.
# シダの一種・pteron(翼)羽状の葉形から来たもの、その後シダ類全体を指す名としても用いられた。
$ 多中裂の・多裂の。
 ←  イモカタバミ Oxsalis articulata Savigny
# oxys(酸っぱい)この属の植物には蓚酸を含んでいて酸味が多いから
$ 関節がある・節目があって連なった。
 ← イワガサ Spiraea blumei G.Don
# spira(gr.螺旋・輪)に由来・ギリシャ語speria(らせん・輪)に由来する・花輪を作る、あるいは、初めはLigusutrum vulgareにspeiraiaの名があった、後に、今の属名として転用された。
$ オランダの植物分類学者ブルームK.L.Blumeの。
 ←  イワザクラ Primula tosaensis Yatabe
# 最初の。ヨーロッパ産のPrimula veris が早春に他に先駆けて咲くことによる。
$ 土佐の。
 ← イワタイゲキ Euphorbia jolkinii Boiss.
# ローマ時代の医師Euphorbusへの献名。
$ 採集家ジョルキンの。
   
 ← ウスバヒョウタンボク Lonicera cerasina Maxim.
# ドイツ人のA.Lonitzer(1528-1586)への献名。
$ 桜色の・サクランボ状の。
 ← ウスユキクチナシグサ Monochasma savatieri Franch.
# monos(gr.単)+chasme(gr.開口)・mono(一つの)+chasme(開口)からなる語で、さく果の一方が開口して種子を出すことによる。
$ 明治初年に横須賀製鉄所に在任したフランス人医師で日本植物を採取したサバチューP.A.L.Savatier(1899-1891)の。
 ← ウスユキソウ Leonodium japonicum Miq.
# leon(gr.ライオン)+podion(gr.小足)・綿毛の密生した包葉状の葉と頭花とをライオンの足首に例えた。
$ 日本の。
 ←  ウマノスズクサ  Aristolochia debilis Siebold et Zucc.
# aristos(gr. 非常に良い)+lochos(gr. 出産)・ウマノスズクサ(安産の薬とされた)
$ か弱い・弱い・虚弱な・衰弱した・無力な・不具の・麻痺した・軟弱な・か細い
 ←  ウリカエデ Accer crataegifolium Siebold et Zucc.
# Acer campestre のラテン名に由来・acer=楓・紅葉・鋭利な・厳しい・とがった・鋭敏な・洞察力のある・強い・激しい・きつい・情熱的な・凶暴な・深刻な・Acerには避けるという意味があり、切れ込んだ葉型に基づく。
$ ?
   
 ← エゾウスユキソウ
礼文島のものをレブンウスユキソウという。
Leonodium discolor Beauv.
# leon(gr.ライオン)+podion(gr.小足)・綿毛の密生した包葉状の葉と頭花とをライオンの足首に例えた。
$ 二色の・色とりどりの・異なった・さまざまの・雑色の・多様な・違った・不同の・異色の・両面異色の。
 ←  エビヅル Vitis thunbergii Sieb. et Zucc.
# ブドウの木、ブドウの古名
$ スウェーデン人植物学者で日本植物誌をはじめて発表したツェンベリーC.P.Thunberg(1743-1828)の
   
 ←  オイランアザミ Cirsium spinosum kitam.
# ギリシャの植物名cirsionに由来・ギリシャ語kirsos(静脈腫)より・棘に刺されて腫れたのに効き目のある薬草の名がアザミに転用された。
$ 棘の多い・刺だらけの・困難な・針ある
 ← オオアブノメ Gratiola japonica Miq.
# 恩顧・gratia(恩恵・利益)の縮小形・薬効を想像して付けられた。
$ 日本の。
 ←  オオイタビ Ficus pumila L.
# イチジクのラテン語の古名より
$  低い・小さい
 ←  オオカナダモ Egeria densa Planch
# ?
$ 密生する・茂った・稠密な
 ← オオキヌタソウ Rubia chinensis Regel et Maack var. glabrescens (Nakai) Kitag.
Rubia chinensis Regel et Maack f. mitis (Miq.) Kitag.
# ruber(赤)に由来するラテン名・(根の色いわゆるアカネ色)
$ 支那の・中国の。
& mitis=柔らかいb・熟した・柔和な・おとなしい・温和な・平和な・緩んだ・甘い・平静な・芳醇な・扱いやすい・激しくない・寛大な・温暖な・幸先の良い・吉兆の。
 ←  オギノツメ Hygrophila salicifolia (Vahl) Nees
# (g.) hygros(湿)+philos(好) 生態からついた名
$ ヤナギの葉のような
 ←  オオバヤドリギ Scurrula yadoriki (Sieb.) Danser
# ?
$ ヤドリギ
 ← オオハンゲ Pinellia tripartita (Blume) Schott
# イタリアのG.V.Pinelli(1535-1601)への献名。
$ 三分した・三重の・深裂の。
 ←  (オオミヤシはフタゴヤシでアップ)  

 ←  オガタマノキ Michelia compressa (Maxim.) Sargent
# フィレンツェの植物学者で隠花植物研究のパイオニアであったPietro Antonio Micheli(1679-1737) を記念した。
$ 扁平の・偏在した。
 ← オグラコウホウネ Nuphar oguraense Miki
# スイレンのアラビア名・neufar又はnaufarを語源とする。naufar=(ar.青く輝いた。)
$ 地名 巨椋(ogura)池からとRiroは思う。
 ←  オシロイバナ Mirabilis jalapa L.
# 素晴らし・不思議な
$ メキシコの町ヤラッパ
 ← オニバス Euryale ferox Salisb.
# [神話]エウリュアレー・Minos王の娘でDrionの母・ギリシャ神話の怪物メドューサの妹で恐ろしいい顔と蛇の髪を持つ・刺だらけの葉を花にたとえた・また、ギリシャ語のeuryalos(広大な)に由来する語で広く大きな葉に基づくともいう。
$ 大胆な・不敵な・勇敢な・極悪な・激烈な・乱暴な・荒々しい・威勢の良い・血気盛んな・横柄な・大胆不敵な・断固たる。
 ←  オニユリ Lilium lancifolium Thunb.
# 百合・ユリ型の腕輪・ギリシャ語のleirion(gr.ユリ)から。
$ 皮針形葉の。
 ←  オンツツジ
(ツクシアカツツジ)
Rhododendron weyrichii Maxim. var. weyrichii
# (g.)rhodon(バラ)+dendron(樹木)転じて紅花をつける木の意
$ ロシアの植物採集者ウェリッチH.Weryrich(1828-1863)の、1853年に来日したプチャーチン探検隊に加わり長崎や五島列島を調査した。
    
 ← カザグルマ Clematis patens Morr. et Decne.
# (gr.若枝)の縮小形・ギリシャ語klema(若枝・つる・巻きひげ)の縮小形。
$ 開いた・開いている・通行できる・妨げるもののない・広い・明らかな・さらされた・むき出しの・開出した・広がった。
 ← カタクリ Erythronium japonicum Decne
# erthros(gr.赤)・赤紫色の花をつけるヨーロッパ種につけられた。
$ 
 ←  カタバミ Oxalis corniculata L.
# oxys(gr.酸い)
$ 角のある・小角状の
 ←  カッコウアザミ Ageratum conyzoides L.
# ageratos(gr.年をとらない)に由来
$ キク科Conzaに似た
 ←  カネコシダ Gleichenia laevissima Christ
# ドイツの植物学者 Frider. Wilh. von Gleichen-Russwurm (1717-1789)の名にちなむ
$ 全く平滑な
 ← カノコユリ 植栽 Lilium speciosum Thunb.
# 百合・ユリ型の腕輪・ギリシャ語のleirio(gr.ユリ)から。
$ 美しい、立派な、綺麗な。
 ← (カノコユリ_2) 自生 Lilium speciosum Thunb.
# 百合・ユリ型の腕輪・ギリシャ語のleirio(gr.ユリ)から。
$ 美しい、立派な、綺麗な。
 ←  (カンナはダンドクのページに付記)  
#  
$  
   
 ←  キイレツチトリモチ Balanophora tobiracola Makino
# Blanos(gr. カシの実)+phoreo(gr. 有する)・植物体がドングリ型をしているため。
$ トベラを生ずるもの。
 ←  キカラスウリ Trichosanthes kirilowii Maxim. var. japonica (Miq.) Kitam
# trix(毛)+anthos(花) 花冠の先が細裂して糸になるから。
$ 採取者名キリロフI.P.Kirilov(1821-1842)の
& 日本の
 ← キキョウ(神代植物公園水生植物園) Platycodon grandiflorum A. DC.
Platycodon grandiflorus (Jacq.) A.DC.
# platys(gr.広い)+codon(gr.鐘)・花の形からきたもの。
$ 大きい花の。
 ← ((キキョウ(樫原湿原)))  
   
  
  
 ←  ギシギシ Rumex japonicus Houtt.
# 槍の意味のあるラテン古名rumexに由来する
$ 日本の
 ←  キダチチョウセンアサガオ Datura suaveolens Humb. et Bonpl
Brugmansia suavelens (Humb. et Bonpl) Bercht et J.Presl
#1 この植物のアラビヤ名tatorahまたは、ヒンズー名dhaturaから変化した名
$ 芳香のある
#2 ?
$2 芳香のある
 ← キタミソウ Limosella aquatica L.
# limosus(沼地)の縮小形・limus(沼、ぬかるみ)の縮小形・湿地に生える性質から。
$ 水生・水中の・水の・湿地。
 ← キッコウハグマ Ainsliaea apiculata Sch. Bip.
# イタリー人W.A.inslieへの献名。
$ 頂上に小突起ある。
 ←  キヅタ Hedera rhombea (Miq.) Bean
# ツタの古代ラテン名
$  菱形の
 ←  キバナサフランモドキ Zephyranthes citrina Baker
# ギリシャ語 zephyros(西風)+anthos(花)西印度が原産地による
$ レモン色の
 ←  キバナニワゼキショウ Sisyrinchium exile E.P.Bicknell
# Theophrastusが恐らく今の Iris sisyrinchiumに使った名が後にこの属に移されたもの
$ 細小の・薄少の
 ← キレンゲショウマ Kirengeshoma palmata Yatabe
# 和名から学名に転用・1890年に矢田部良吉の命名で、日本名キレンゲショウマからでた名。日本人によって初めて命名された属名
$ 掌状の。
 ←  キンゴジカ Sida rhombifolia L. subsp. rhombifolia
# ?
$ 菱形葉の。
   
 ← クマガイソウ Cypripedium japonicum Thunb.
# cypris(gr.ビーナス)+pedilon(gr.スリッパ)・kypris(女神ビーナス)+pedilon(スリッパ)・唇弁が大きく前へ突き出した袋状をなすので婦人用のスリッパにたとえた・英語でLady's slipperという。
$ 日本の。
 ←  クマガワブドウ Vitis quinqueangularis Rehber 「この学名は中国産の学名 中国産は枝に刺がない点で全く異なる。(平凡社:改定新版日本の野生植物)」
# ブドウのラテン古名
$ ?
 ← 車駐(Kurumadome) Prunus lannesiana Wils. cv Kurumadome Ohwi, cv nov.
# 梅の木・スモモの木・すもものラテン語名に由来。
$ 明治時代初めに日本植物を送出したフランス人園芸家ラネスLannes de Montebellの。
   
 ←  ケミヤマナミキ Seutellaria shikokiana Makino var. pubicaulis(Ohwi) Kitam.
# ?
$ 四国の
& ?
   
 ←  コウホネ Nuphara japonicum D.C.
# nanfar(アラビア語 青く輝いた)・スイレンのアラビア語名 neufarまたはnaufarを語源とする。
$ 日本の
 ←  コウヤワラビ  Onoclea sensibilis L. var. interrupta Maxim.
# Discorides が用いた植物名の転用
$ 感覚でとらえられる・知覚できる・感覚を有する
& 間断の・断続の
 ←  ゴキヅル Actinostemma lobatum Maxim. et Frach et Sav.
# akti(放射線)+ stemma(冠) 雌雄花ともに萼や花冠が深く裂け、細くとがった裂片が放射状に並ぶため。
$  裂けた
 ← コバノフユイチゴ Rubus pectinellus Maxim.
# 藪・キイチゴ属本属の植物のラテン名に由来・恐らくruber(赤)から出ていて、赤い果実がなることを意味しよう。
$ 多少櫛の歯状の。
 ← コバノミツバツツジ Rhododendron reticulatum D.Don
 ←  コマツヨイグサ Oenothera laciniata Hill
# Epilobium属の一種に対して、Theophratusが用いた名。語源はoinos(酒)+ther(野獣)・根に葡萄酒様の香気があり野獣が好むためと言う。
$ 細かく分裂した。
 ←  コミカンソウ Phyllanthus lepidocarpus Siebold et Zucc.
# phyllon(葉)+anthos(花) この属の花が葉状に広がった枝につくため。
$ ?
 ←  コムラサキ Callicarpa dichotoma (Lour.) K.Koch
# callso(gr.美しい)+cappos(gr.果実)
$ 二又になった
 ←  コメツブツメクサ Trifolium dubium Sibtn.
# tri=(三)+folium(葉)
$ 
   
 ← サギソウ Habenaria radiata (Thunb.) Spreng.
Pecteilis radiata (Thunb.) Raf.
# habena=(革紐、手綱)の意・ある種のものの唇の形をたとえた。
$ 光を発つ・光る・放熱する・輝く・放射状の・舌状花冠の。
# Pecteilis=pecton(くし)・唇弁がくしの歯状に切れ込むため。
 ←  サデクサ Persicaria maackiana (Regel)Nakai
# perisicus(モモ)に似ているという意味・この植物の葉がモモの葉に似ているという意味。
$ ロシアの探検家ナチュラリストのマークR.Macckの
 ← サワトラノオ Lysimachia leucantha Miq.
# マケドニア王Lysimachosに由来。
$ 白花の。
 ←  サンショウソウ Pellionia minima Makino
# 19世紀のフランスの軍人Alphonse Pellion が発見したため
$ 最小の,極めて小さい。
   
 ←  シギンカラマツ Thalictrum actaeifolium Siebold et Zucc.
# (gr. 緑の草)に由来するギリシャの植物名から
$ 種小名はルイヨウショウマ属に似たの意。
 ← シコクハタザオ Arabis serrata Franch. et Savat. var. sikokiana Ohw.
# アラビス(Gedrosiaの川)・国名アラビア(Arabia)に由来・Arabia地方に因んでリンネの命名・生育が乾燥に強いため。
$ 鋸のような・ぎざぎざのある・鋸歯状の。
& 四国の。
 ←  シコクフクジュソウ Adonis shikokuensis Nishikawa & Ko. Ito
# Cyprusの王Cinyrasのむすこ、Venus女神に愛されたAdonis(gr.)はギリシャ神話に登場する美少年の名・欧州産の本属のものは赤花を着けるのでこれをAdonisの血にたとえた。
$ 四国の
 ← シノノメソウ Swertia swertopis Makino
# オランダのE.Swert(1552生)への献名。
$ センブリ属のSwertiaに似た。
 ←  シバナ Triglochin maritimum L.
# tri(三)+glochin(尖端)
$ maritimus(海の、海浜性の)
 ←  シモバシラ Keiskea japonica Miq.
# 江戸から明治初期に本草学から植物学へ橋渡しをした東京大学員外教授伊藤圭介(1803-1901)の名にちなんだもの。オランダの植物学者F.A.W.Miquelの命名
$ 日本の
 ←  シャクチリソバ Fagopyrum dibotrys (D.Don) H.Hara
Fagopyrum cymosum (Treiv.) Meisn
# ラテン名Fagus(ブナ)+ギリシャ名Pyros(コムギ) 三稜を持つ果実がブナの実に似ていいることから
$ ?
$2 集散花序の
 ←  シュスラン (ビロードラン) Goodyera velutina Maxim.
# J.Goodyer(1592-1664)への献名。
$ ビロードのような。
 ←  ジュズダマ Coix lacryma-job. L.
# (g)古いギリシャメ名koix(シュロ)から来た名
$ ヨブの涙
 ←  ジュンサイ Brasenia schreberi J.F.Gmel.
# ギアナの植物名らしいが、語源は不明。
$ シュレーベルJ.C.D. von Schreber(1739-1810)の
 ←  ショウブ Acorus calamus L.
# ギリシャ語 akoron に由来する。この植物のラテン語名に由来する。
$ 管の
 ←  シロシマカンギク Chrysanthemum indicum L. f. lactiflorum Hiyama
# Chrysanthemum=chrysos(gr.黄金)+anthemon(gr.花)からなる古代ギリシャの植物名chrysanthemonに由来
$  インドの
& 乳色の花の
 ← シロバナエンレイソウ Trillum tschonoskii Maxim.
# tres 数字の3に由来。葉が三葉からなるため。
$ Maximowiczのために日本の植物を採集した須川長之助(1842-1825)の。
 ←  シロバナサクラタデ Persicaria japonica (Meisn.) Nakai ex Ohki var. japonica
# persica(モモ)に由来・persicus(モモ)に似ているという意味・この植物の葉がモモに似ているため。
$  日本の
 ←  ジンジャー
シュクシャ(縮砂)
Hedychium coronarium Koen. var. chrysoleucum Baker
# hedys(美味)+chion(雪) 花が純白で甘い芳香があるからであろう。
$ 花冠の・副花冠のある
& 帯黄白色の
   
 ←  (スイレン)
(スイレンとは ヒツジグサとは)
 
   
 ←  セイタカナミキソウ Scutellaria barbata D.Don
# ラテン語scutella(小皿)。宿存萼に丸い附属物があることからついた。
$ のぎ(芒)のある・髭の生えた
 ←  セリ Oenanthe javanica DC.
# ギリシャ語 onios(酒)+anthos(花) ギリシャ語の植物名
$ インドネシアのジャバの
 ←  セイヨウヒキヨモギ Parentucellia viscosa (L.)Caruel
# ?
$ 粘着力のある・ねばねばする
 ←  センダン Melia azederach L. var. subtripinnata
# Fraxinus(トネリコ属)のギリシャ名
$ ?
& やや三回羽状の
 ← ゼンマイ Osmunda japonica Thunb.
# スカンジナビアの神Osmunderに因むといわれる。
$ 日本の。
   
 ← ソテツ Cycas revoluta Thunb.
# ギリシャ語のcykas(ソテツ)から・ヤシの一種のギリシャ名kylasから。
$ 転がし返った・戻った・過去の・外巻きの。
   
 ←  タイヨウシダ Thelypteris erubescens (Wallex Hook) Ching
# 
$ 赤くなっつた・赤色を呈する。
 ←  タシロラン Epipogium roseum (D.Don) Lindl.
# epi(gr.上)+(gr.髭)
$ バラ色の。
 ←
 
 
 
 
 
 
 
 立田山ヤエクチナシ 昭和30年に前田正之氏がヒゴヤエクチナシとして熊大紀要に発表
ヒゴヤエクチナシとしての学名はこのページの下の方に記載・
 2011/08/24/九大名誉教授河原畑 勇様からメールを頂きました・
「天然記念物調査報告(文部省編)第9輯植物之部に
中井猛之進教授が前田正之氏の発表に先立つはるか以前に「立田山ヤエクチナシの学名を命名していた」ことが判明・
Gardenia jasminoides Ellis.formaovalifolia Nakai 1952
# 米国のA.Garden(1710-1792)への献名。
$ オウバイ属Jasminumに似た・ペルシャ語の植物名yasminあるいはアラビア語ysmynのラテン語化。
& ovalifolia=広卵形の・広楕円形の。
 ← タチアオイ Althaea rosea Cav.
# althaino(gr.治癒する)に由来する・薬効があるため。
$ バラ・バラ色の・バラで作った。
 ←  タラヨウ Ilex latifolia Thunb.
# Quereus ilex の古代ラテン名・
$ 広葉の
 ←  ダンドク Canna indica L.
# ギリシャ語kanna(アシ)あるいはケルト語can(アシ)が転じてこの属の名に使われた。
$ インドの
   
 ← 千原桜(Chihara-Zakura) Prunus lannesiana Wils. cv Chihara-Zakura Ohwi, cv nov.
# 梅の木・スモモの木・すもものラテン語名に由来。
$ 明治時代初めに日本植物を送り出したフランス人園芸家ラネスLannes de Montebellの。
   
 ←  ツクシ(スギナの胞子茎)・
スギナ(栄養茎)
Equisetum arvense L.
# ラテン語equus(馬)+seta(刺毛)・細い枝を多数段々に輪生するスギナの形を馬の尾にたとえたもの。
$ 可耕血の・原野性の・畠地性の。
 ←  (ツクシアカツツジ) オンツツジのページにアップ。
 
 
 ← ツキヌキオトギリ Hypericum sampsonii Hance
# 植物のギリシャ名 hyperikon(gr.)に由来・ギリシャ語のhyper(上) eikon(画)あるいは、hypo(下に)erice(草むら)が語源とも云われる。
$ 植物学者サンプソンの。
 ←  ツクシイバラ Rosa multiflora Thunb. var. adenochaeta (Koidz.) Ohwi
# バラの花の。
$ 多花の・多数花の。
& adeno〜=腺の・有線の:chaeta=?
 ←  ツメレンゲ Orostachys japonica (Maxim.) Berger
Sedum erubescens (Maxim.) Ohwi var. japonicum (Maxim.) Ohwi
# oros(g. 山)+strachys(gr. 穂)・山に生え、穂状花序が立つから。
$ 日本の。
#2 Sedum=弁慶草・sedere(座る)に由来・ラテン語sedo(座る)から、岩や谷崖に張り付く種類があるため。
$2 erubescens=紅くなった・紅色を呈する。
 ←  ツワブキ Farfugium japonicum (L.) Kitam.
# キク科のフキタンポポ(Tussilago Farfare)の古名から。そのもとはfarius(列)+fugus(駆除)か。
$ 日本の。
 ← ツルニンジン  (ジイソブ) Codonopsis lanceolata (Sieb. et Zucc.) Trautv
# codon(gr.鐘)+opsis(gr.ーに似た)・ 釣鐘状の花の形から来たもの。
$ 披針形の。
   
 ←  デンジソウ Marsilea quardrifolia L.
# イタリアの植物学者 Luigi Ferdianando Mersigli (1656-1730) を記念した名。
$ 四葉の・葉四個持った。
   
 ←  トウネズミモチ Ligustrum lucidum Aiton
# この属の一種 Ligustrum  vulgae のラテン古名・語源はこの植物の枝で物を縛ったので ligave(縛る)から
$ 強い光沢のある・輝く。
 ←  トキワサンザシ
(ピラカンサの一種)
Pracantha coccinea M.Roem
# pry(火・炎)+acantha(刺)
$ 紅色の・緋紅色の
 ←  (トキワツユクサ) Tradescantia fluminensis Velloza
# 英国のJ.Tradescantへの献名
$ ブラジルリオデジャネイロの
 ← トキワマンサク Loropetalum chinense (R.Brown) Oliver
# loron(gr.革紐)+petalon(gr.花弁)・花弁は厚い広い線形をなすため。
$ 支那の・中国の。
 ← トダスゲ Carex aequialta Kükenth
# ひげ草・スゲ・アシ・古代植物名から転用。
$ 同高の。
   
 ←  ナガエコミカンソウ Phyllanthus tenellus Roxb.
# この属の花が葉状に広がった枝につくため
$ ?
 ←  ナガエツルノゲイトウ Alteranthera philoxeroides (Mart.)Griseb.
# alterno(互生)+anthera(やく)
$ ?
 ← ナガホノナツノハナワラビ Botrychium strictum Underw.
Bortrypus strictus (Underw.) Holub
# botry(ブドウの房)の縮小形・包膜がブドウの房状に連なることによる。
$ 狭い・厳密な・正確な・堅く締まった・引き締まった・厳格な・厳正な。
 ←  ナンキンハゼ Sapium sebiferum (L.) Roxb.
# ラテン古名で樹液が粘る意から来た・本属のある植物から鳥もちを取ったためといわれる。
$ 脂肪のある。
   
 ←  ニセカラクサケマン Funaria capreolata L.
# さくの柄が乾くと網状によじれるから。
$ 曲がりくねった・まつわりついた・巻き毛のある。
   
 ←  ヌマトラノオ Lysimachia fortunei Maxim.
# マケドニア王Lysimachosに由来。
$ 東亜植物採集家英国人フォーチュン>R.Fortune(1812-1880)の。
   
 ←  ネコノメソウ Chrysosplenium grayanum Maxim.
# chrysos(gr.黄金)+splen(gr.脾臓)花の色と属中に薬効のある種を含むことによるものと思われる。
$  エーサーグレイAsa Gray(1810-1888)の
   
 ←  ノアサガオ Ipomoea indica (Burm) Meer.
Pharbitis congesta (R.Br.) Hara
# ipo(gr.いも虫)+nomoios(gr.似た)
$ インドの
#2 Pharbitis=pharbe(gr.包む)
$2 congesta 集積の
 ←  ノハカタカラクサ
(トキワツユクサ)
Tradescantia fluminensis Velloza
# 英国のJ.Tradescantへの献名
$ ブラジルリオデジャネイロの
   
 ←  バイケイソウ Veratrum album  L. subsp. oxysepalum Hultén
# シュロソウ属・ラテン語vere(真に)+ater(黒い)・根の色に基づく・次の説もある、veratorは預言者北欧に「くしゃみをしてから言うことは真実」とする伝説があり、この属の植物の根にくしゃみを起こさせる薬効があるためといわれる。」
$ 白色
& とがった萼片の。
 ←  バショウ Musa basjoo Siebold
# ミューズ神・詩神・詩才・ローマの医師A.Musaへの献名 
$ バショウ科バナナ類の漢名・芭蕉の和名バショウ
 ← ハス Nelumbo nucifera Gaertn.
# ハスにつけられたセイロンの土名・ハスに対するスリランカ名からついた。
$ 堅果を有する・核果を生ずる。
 ←  ハゼラン Talinum crassifolium Wild.
Talinum triangulare (Jacq.) Wild.
# アフリカ、セネガンビアの地方語名
$ 厚葉の
#2 アフリカ、セネガンビアの地方語名
$2 三角の・山稜形の・三角形の
 ←  ハチジョウイチゴ Rubus ribisoideus Matsumura
# 藪・キイチゴ・キイチゴ属・本属のラテン名に由来・ラテン語小名から、恐らくruber(赤)から出ていて赤い果実がなることを意味していよう。
$ ?
 ← ハナミョウガ Alpinia japonica (Thunb.) Miq.
# イタリア人P.Alpini(1553-1617)に由来。
$ 日本の。
 ←  ハマウツボ Orobanche coerulescens Stephan
# (g.) orobos(マメ科の1種)+anchein(しめ殺す)。この属の植物にマメ科植物のOrobusに寄生するものがあるため。
$ 青色に変わる・青色の
 ← ハマジンチョウ Myoporum bontioides (Sieb. et Zucc.) A. Gray
Pentacoelium bontioides Siebold et Zucc.
# myein(gr.閉じる)+porus(gr.孔)・葉に多数の黒点があるため。
$ ハマジンチョウ科Bontia属に似た。
#2 Pentacoelium=
 ←  ハマタマボウキ Asparagus kiusianus Makino
# ギリシャ語の植物名 aspargos による
$ 九州の
 ← ハマナデシコ Dianthus japonicus Thunb.
# ギリシャ名Dios(ギリシャ神話の神 ジュピター)+anthos(花)・即ちジュピター自身の花・花の美しさをたたえたもの。
$ 日本の。
 ← ハマボウ Hibiscus hamabo Sieb. et Zucc.
# ウスベニタチアオイ・アルテア(錦葵科)・古代ローマの植物名。
$ 和名ハマボウ。
 ← ハママンネングサ Sedum formosanum N.E. Br.
S. mariae R. Hamet
# ベンケイソウ科の植物・sedere(座る)に由来・ラテン語sedeo(座る)から、岸壁にはりつく種類があるため。
$ 台湾の。
& mariae=
 ← ハンゲショウ Saururus chinensis (Lour.) Baill.
# sauros(gr.トカゲ)+oura(gr.尾)・穂状花序をトカゲの尾に見たてた。
$ 支那の・中国の。
   
 ←  ヒコサンヒメシャラ Stewartia serrata Maxim;
S.sericea Nakai;
S. epitricha Nakai
# イギリスの 首相であった John Stuart(公式にはしばしばStewart と書かれた)(1713〜1792)の名に因む。植物学と園芸の後援者であった。
$ 鋸歯状の
 ← (ヒゴヤエクチナシ) Gardenia jasminoides Ellis forma Assiana Maeda )
 ←  ヒツジグサ Nymphaea tetragona Geogi
# ギリシャの神話の水の精Nymphaiaから出た植物名・この植物の生育場所から。
$ 四角[正方形]の。
 ← ヒトツバタゴ Chionanthus retusus Lindl. et Paxton
# chion(gr.雪)+anthos(gr.花)
$ 鈍い・なまくらの・鈍感な・無感覚の・小凹形の。
 ←  ヒナスミレ Viola takedana Makino
# 本属の植物名の古ラテン名を属名にした、ランテン古名のviolaから
$ 高山植物の研究家 北大・京大で講師武田久吉(1883-1972)の
 ←  ヒマワリ Helianthus annuus L.
# ラテン語helianthesヒマワリ・helios(gr.太陽)+anthos(gr.花)・太陽の花・頭花の形容と日に向かって開くことから来た。
$ 一年生の
 ←  ヒメガマ Typha domingensis Pers.
# ギリシャ古名 Typheに由来する。
$ 中東サンドミンゴの 
 ← ヒメキランソウ Ajuga pygmaea A.Gray
# a(gr. praef.無))+jugos(gr.くびき)。
$ 低い・小さい・矮形の。
 ←  ヒメツルソバ Persicaria capitata (Buch-Ham. ex D.Don) H.Gross
Polygonum capitatum
# persicus(モモ)に似ているという意味・この植物の葉がモモの花に似ているため
$ 頭状の・頭状花序の
#2 polys(多い)+gonu(膝・節)葉に多くの膨らんだ節があるから
 ←  ヒメニラ Allium monanthum Maxim.
# ニンニクの古ラテン名alliumに由来・語源はケルト語all(熱い)らしい・また「匂い」という意のalereまたはhaliumという。
$ 1花の。
 ←  ヒメバイカモ Ranunculus kazusensis Makino
# 小さい蛙・この属の植物につけられた名で水生の種類が蛙の沢山住んでいるような所に生えることからついた。
$ ?
 ← ヒメバライチゴ Rubus minusculus Lév. et Van't
# 藪・キイチゴ属本属の植物のラテン名に由来・恐らくruber(赤)から出ていて、赤い果実がなることを意味しよう。
$ やや小さい・やや少ない・やや微細な。
 ←  ヒモラン Lycopodium sieboldi Miq.
# lykos(オオカミ)+podion(足)
$ シーボルトの
 ←  ヒュウガヤブレガサ Syneilesis akagii Kadota & Mas.Saito
# syn(gr.結合した)+eilo(gr.巻き付く)・がっ着して巻いた子葉を基と言う意味で名付けられた。
$ 宮崎県のフロラ解明(とくにシダ植物と石灰岩植物)に貢献された赤木 康氏への献名。
 ←  (ピラカンサ の中のトキワサンザシ) Pracantha coccinea
# pry(火・炎)+acantha(刺)
$ 紅色の・緋紅色の
 ← ヒロハヘビノボラズ Berberis amurensis Rupr.
# 
$ 
   
 ←  フウラン Neofinetia falcata (Thunb.) Hu
# neos(gr.)+Fientia・初め Finetia と付いていたがそれより古い同一名が見付かったので,新しい(neo)Finetia と云う意味で改名。
$ 鎌の付いた、鎌の形に曲げられた、鎌を持っている、鎌形の、鎌状の、
 ← フクジュソウ Adonis amurensis Regel et Raddle
Adonis ramosa Franch.
# Cyprusの王Cinyrasのむすこ、Venus女神に愛されたAdonis(gr.)はギリシャ神話に登場する美少年の名・欧州産の本属のものは赤花を着けるのでこれをAdonisの血にたとえた。
$ 東シベリアのアムール地方の。
$2 ramosa=分枝のある・枝のある。
 ←  フタゴヤシ
(オオミヤシ)
Lodoicea maldivica (Gmel.) Pers.
# ?
$ ?
 ←  フユノハナワラビ Botrychium termatum (Thunb.) Sw.
# butrys(ブドウの房)の縮小形・房状をした胞子葉の外観による
$ 3出の
   
 ←  ヘビイチゴ Duchesnea chrysantha ( Zoll. et Mor.) Miq.
Potentilla hebiichigo Yonek. et H.Ohashi
# フランスのA.N.Duchesne(1747-1827)への献名。
$ 黄色い花の・黄金の花をつける。
#2 Potentilla=potens(強力)の縮小形で、最初 P.anserina の強い薬効に対してつけられた。
$2 hebiichigo=ヘビイチゴからとRiroは思う。
   
 ← ホコシダ Pteris ensiformis Burm.
# シダの一種・pteron(翼)羽状の葉形から来たもの、その後シダ類全体を指す名としても用いられた。
$ 剣型の。
 ← ホザキキカシグサ Rotala rotundifolia (Roxb.) Koehne
# rotula(小さい車)の誤綴り・rotalis(車輪のある)葉が輪生することによる。
$ 円形葉の。
 ←  ホソバキンコジカ Sida acuta Burm.f.
# ?
$ 鋭形の
 ←  ホシアサガオ Ipomoea triloba L.
# ips(芋虫)+homoiios(似た)の意で、物に絡みついて這い上る習性から来た名
$ 三片の
 ←  ホタルサイコ Bupleurum longiradiatum Turcz. supsp. sachalinesc (Fr. Schm.) Kitag. var. elatius Kitag.
# bous(gr.牡牛)+pleuron(gr.肋骨)。
$ 長い放射状の。
& sachalinesc=サハリンの。
$2 elatius=より高い。
 ←  ボタン Paeonia suffruticosa Andr.
# ギリシャ神話の医神Paeonに由来・この植物の薬効を見つけたギリシャ神話の医師Paeonを記念する名・根を薬用にするため。
$ 亜低木状の。
 ← ホツツジ Tripetaleia paniculata Sieb. et Zucc.
Elliottia paniculata (Siebold et Zucc.) Hook.f.
# tri(gr.三)+petalon(gr.花弁)・tri(三)+petalon(花弁)・花冠が三深裂しているため三種の花弁のように見える。
$ 円錐形の。
#2 Elliottia=
 ←  ホテイアオイ Eichhornia crassipes Solms-Laub.
# ドイツのJ.A.F.Eichhorn(1779-1856)への献名。
$ 太い柄(脚)のある。
 ←  ホトトギス Tricyrtis hirta (Thunb.)Hook
# treis(gr.3)+cyrtos(gr.曲がり)
$ 有毛の・短い剛毛のある・毛がある・
   
 ←  マツバウンラン Linaria canadensis (L.)Dum.Cours.
# ギリシャ語linon(アマ)より・葉が似るため。
$ カナダの
 ←  マツバラン Psilotum nudum (L.)P.Beauv
# psilos(裸)に由来する語・茎に葉がないため。
$ 裸の・飾り気のない
 ←  マメアサガオ Ipomoea lacunosa L.
# ips(芋虫)+homoiios(似た)の意で、物にからみついて這い上る習性から来た名
$ 深い穴または凹みを持った。
 ←  マルバルコウ Quamoclit coccinea L.
# ギリシャ語kyamos(マメ・ソラマメ)から、あるいは、kyamos(インゲンマメ)+klitos(低い)からなる語といわれる。蔓性でマメに似た種類に付いたためという。
$ 紅色の・
 ← マンゴクドジョウツナギ Glyceria x tokiana Masumura
# gyceros(gr.甘い)に由来・glykeros(甘い)・この属のG.fluitansの。
$ ?
   
 ← みかん Citrus unshiu Marcovitch
# シトロンの木・kitron(gr.箱)に由来・ギリシャ名kitron凾ゥら来たラテン名で、レモンノ気に対する古い呼び名。
$ 和名温州ミカンの略。
 ←  ミクリ Sparganium erectum L.
# ギリシャ語sparganon(帯・バンド)の縮小形sparganionに由来する・リボン状の葉の形にもとづいてつけられた名
$ 直立した
 ← ミズアオイ Monochoria korsakowii Regel et Maack
# monos(gr.単)+chorizo(gr.離す)・雄しべの1本が他の5本と異なるため。
$ 採集家コルサコフ公の。
 ← ミゾカクシ Lobelia chinensis Lour.
# 英国のM.de Lobel(1538-1616)への献名。
$ 支那の・中国の。
 ←  ミゾコウジュ Salvia plebeia R.Br.
# 治癒するに由来するセージ(sage)のラテン語
$ 普通の
 ← ミツバテンナンショウ Arisaema ternatipartium Makino
# ギリシャ語の植物名aron+sema(gr.目じるし)・Arum(アラム)属の一種arisまたはaro+haima(血)の意で、仏炎苞の赤褐色の斑点に因み、かつArumに血縁のあることを示す
$ 三つに深裂した。
 ←  ミミカキグサ Utricularia bifida L.
# (小気泡)に由来
$ 2裂の、2又の、2つに裂けた
 ←  ミヤマウズラ Goodyera schlechtendaliana Rchb.f.
# J.Goodyer(1592-1664)への献名
$ 
 ←  ミヤマトベラ Euchresta japonica Hook. fil ex Regel
# euchrestos(gr.有用)・ジャワで発見された最初の種 E.horstieldii は果実が薬用となる。
$ 日本の
   
 ←  ムラサキカタバミ Oxalis corymbosa DC.
# oxys(酸っぱい)この属の植物には蓚酸を含んでいて酸味が多いから
$ 散花房のある
   
 ←  メヒルギ Kandelia candel (L.) Drucem
# インドのマラハール地方での呼び名
$ ?
 ←  メリケンムグラ Diodia virginiana L.
# ?
$  北米バージニアの
   
 ←  モダマ Entada phaseoloides (L.) Meer.
# インンドのマラバール地方でのE.scadensまたはE.pursaethaの地方語名
$ インゲン豆のPhaseolusに似た。
   
 ←  ヤナギバルイラソウ Ruellia simplex C.Wright
# ?
$ 単一の・単性の・無分枝
 ←  ヤハズハハコ Anaphalis sinica Hance
# g.ギリシャ植物名 Gnaphalium(ハハコグサ)の anagram(語中の文字を並べ替えて作った語)ともいう。
$ 支那の
 ← ヤマシャクヤク Paeonia japonica (Makino) Miyabe et Takeda
# ギリシャ神話の医神Paeonに由来・この植物の薬効を見つけたギリシャ神話の医師Paeon記念する名・根を薬用にするため。
$ 日本の。
 ← ヤマトグサ Theligonum japonicum Okubo et Makino
Cynocrambe japonicum Makino
# thelys(女)+gonue(膝)・Thelygonumとも綴ったが間違い。
$ 日本の。
#2 Cynocrambe=cyno(gr.犬)+Crambe(クランベ属)・kynos(イヌ)+Crambe(ハマナ属)・Theligonum (ヤマトグサ属)の異名。
 ←  ヤマトミクリ Sparganium fllax Graebn.
# (g.)sparganium(帯・バンドの縮小形) sparganion に由来する・リボン状の形にもとづいてつけられた名。
$ 偽の・迷わさせられる。
   
 ←  ユウゲショウ Oenothera rosea L'H-r.
# oinos=(酒)+ther(野獣):根にブドウ酒様の香気があり野獣が好むためといわれる。
$ バラ色の・淡紅色の。
 ← ユリノキ Liriodendron tulipifera L.
# leirion(gr.ユリ)+dendron(gr.樹木)・花型がユリに似るため。
$ チューリップ状の花を有する・チューリップ状の花を生ずる。
   
 ←  ヨウラクボク Amherstia nobilis Wall
# ?
$ 気品のある・立派な。
   
 ← ルイヨウボタン Caulophyllum robustum Maxim.
# caulos(gr.茎)+phyllon(gr.葉)・茎が大きく広がる葉の柄のように見えるため。
$ 強い・丈夫な・硬木の・オーク木の・堅固な・しっかりした・強化された・成長した・大きい・壮大な。
   
 ← レブンアツモリソウ Cypripedium macranthum var. rebunense (Kudo) Miyabe et Kud.
Cypripedium macranthos Sw. var. flavum Mandl.
# cypris(gr.ビーナス)+pedilon(gr.スリッパ)・kypris(女神ビーナス)+pedilon(スリッパ)・唇弁が大きく前へ突き出した袋状をなすので婦人用のスリッパにたとえた・英語でLady's slipperという。
$ 大花の。
& 
&2 flavum=鮮黄色の。
 ←  レンゲツツジ Rhododendron japonicum (A.Gray) Suringar
Rhododendron molle (Blume) G.Don subsp. japonicum (A.Gray) K.Kron
# 石南花・夾竹桃・セイヨウキョウチクトウ・rhodon(gr.バラ)+dendron(gr.樹木)
$ 日本の
$2 molle=柔らかい・柔軟な・力のない・ 無気力な・
   
 ←  ワニグチソウ Polygonatum involucratum (Fraanch. et Savat.) Maxim.
# polys(gr.多)+gonu(gr.膝・節)・根茎に多くの節があることから。
$ 総苞のある。
 ←  ワラビ Pteridium aquilinum (L.) Kuhn var. latiusculum (Desv.) Underw. ex Hell
# pteron(翼)の縮小形・羽状複葉からの連想、または、Pteris(イノモトソウ属)に似るため。
$ ワシの様な・湾曲した。
& やや幅広い。
(190+北海道植物観察から 2)   


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