山足ノ林縁:極稀:別名 ツクシサクラバラともいわれる。 「南肥」には球磨河岸と記録され、球磨川下流の球磨村や芦北附近と思われるが、詳しい産地はわからない。(熊本県植物誌から)
ここで言う南肥とは「南肥植物誌」のここと思います。又地理的な概念としては「南肥植物誌」に次のように定義されていました。 球磨川流域ト之ニ西隣セル球磨川口以南ノ八代海斜面区域ニシテ、球磨郡、芦北群ノ全部ト八代群の一部トヲ包含ス。今之ヲ南肥ト称ス。(南肥植物誌 前川勘次郎) 2005/06 追記 熊本県版カテゴリー区分 新カテゴリー(2004)
○「絶滅危惧U類(VU)」 絶滅危機が増大している種。 極稀と記されている野生の「ツクシイバラ(ノイバラの変種)」を、幸運にも植物の専門家のご案内により、日本三大急流の一つ球磨川で見ることができました。6月に入り梅雨とは思えない真夏日が続き既に花の時期を過ぎていましたが、幾本かの木は花を咲かせていました。花の時期を逃すと ノイバラとの区別が非常に難しいとのことです。 元宮崎県総合博物館副館長:南谷忠志氏 「22世紀研究会2001年4月例“地域の植物を活かす”」 ( http://www.higasi.com/105nanpo/01-4rei04.htm ) 「発見地は熊本ですが本場は本県の大淀川流域です。 (中略) 世界で大淀川水系にしかない植物です・・」 「日本の樹木」山と渓谷社によると朝鮮南部や中国中西部にもあるようです。
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