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バイケイソウ

(Photo: © Riro Yoshioka)

 この日は高校の同期生4名とオオヤマレンゲの観察に来ました。宮崎県や鹿児島県や熊本から幾組かの同好の士に会い、親切にオオヤマレンゲの咲いている場所まで案内して頂きました。梅雨の晴れ間とは言え、霧と言うのか、雲の流れと言うのか、尾根筋は幻想的な光景でした。バイケイソウがあちこちに咲いていました。 初めてバイケイソウを見たのは2004年礼文島 、その後、幾たびか見る事はありましたが、花が咲く時期ではありませんでした。今回、北海道で会ったのと同じ花に10年ぶりに出会えて嬉しくなりました。
 帰宅後、図書館で図鑑を見ていたら朝日百科 植物の世界 にバイケイソウについて「中国東北部以北のユーラシア大陸東端に分布し、日本では北海道から九州まで分布するという見解が主流である。しかし、本州の少なくとも近畿地方以東のものは花被片が大きいなどかなり異なるところがある。」とありました。北海道で見たときも、今回も、定規など比較するものと一緒に撮っていなかったのが残念。
「[日本名]梅尅垂フ意で花は白梅の感があり、葉は尢(本来はシンビデュームの類だがここではシランの意味に使われていた)に似ていることから来ている。」(新牧野日本植物図鑑)

(Photo: © Riro Yoshioka)


名前花期所在地 単子葉類 草 ・ 木 もろもろ
バイケイソウ
 
7〜 8月
 
山地の林下または
湿った湿原にはえる
ユリ科
シュロソウ属
大型の多年草
茎の高さは60〜150cm
アルカロイドを含み毒性が強い。
花の大きさ花被片の形など変化が多い。

学名解説 (L)→

APGV

名前 単子葉類・ユリ目学名
バイケイソウ シュロウソウ科 シュロソウ属 Veratrum album L. subsp. oxysepalum (Turez.)  Hultén

「APG分類体系に関して」は→

 

オオヤマレンゲ

オオヤマレンゲの花にはたくさん出会うことができました。蕾、まさに開き初めの花、満開の花、稍枯れ始めた花、枯れて黄褐色になった花も観察することが出来ました。2003年6月に観察したオオヤマレンゲはヤカタガウドから根子岳に登る頂上近くでした。今はその登山道は一般の人は危険で立ち入ることが出来ないと聞いています。再びオオヤマレンゲを観察できたのは、友人が誘ってくれて、現地では多くの方が親切に案内して頂いたお陰です。心からか感謝しています。

(Photo: © Riro Yoshioka)


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