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カノコユリ観察に来る途中の国道沿いオニユリが、数か所で群生していました。ほとんどのが直立していました。帰りに、小さな小さな島に渡りました。黄色いハマボウ それも手の届くところに咲いてましたが、オニユリはみつかりません。出会った人に聞くと、「前は見ていた。どこかに咲いてるのでは」と。その後も探しても見つからず、諦めて帰ろうとしていたら、小さな崖にオニユリが倒れるようにして咲いていました。朝、来る時に国道沿いで見たのとは違って、倒れるようにして花を咲かせています。長いこと写真を撮っていたら、おじいさんが歩いてきました。「これは、だれか植えたのですか。」と、聞くと、「前からあった。」とのことです。更に「この道が広くなる前から咲いていましたか」と、聞くと「うん、ずーと前からあった。持って行くか」と。「写真に撮るだけでいいですから。ところで、ここに咲いているオニユリは盗られませんか。」と、重ねて聞くと。「盗りに来るもんはおらん。」と。『「盗りに来る人はいない。」という意味です。』
「山野に生える多年生草本で、また食用として栽培する。一般に見られるものは三倍体で種子が出来ず、栽培品が逸出したものと考えられるが、九州北部や対馬には種子のできる二倍体が野生化している。」(新牧野日本植物図鑑)
「もとは中国原産で古い時代に伝来したものが栽培中から逸出して野生化したものと考えられる。」(原色牧野植物大図鑑)
「中国原産とされ、食用として利用していたものが野生化したものである。対馬から朝鮮にかけては2倍体が発見される。このあたりが原産地ではないかともいわれている。」(野草大百科)
(Photo: © Riro Yoshioka)
(Photo: © Riro Yoshioka)
(Photo: © Riro Yoshioka)
矢印の先の丸印の中にムカゴが見えます。

(Photo: © Riro Yoshioka)
ムカゴがつくのはいつからなのでしょうか。
花が開くころかと思っていたら、蕾だけの時にでも既についていました。

(Photo: © Riro Yoshioka)
名前花期所在地 単子葉類 草 ・ 木 もろもろ
オニユリ
 
7〜 8月
 
田の畔など人里近く
 
ユリ科
ユリ属
多年草
 
ムカゴがある
花被片 長さ7-10cm

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カノコユリ(写真左)と、オニユリ(写真右)の蕾と、花の裏側からの写真について
写真上は蕾を撮影。カノコユリにはドジョウの髭みたいのが3本ぶら下がっています。オニユリニはなないようです。
写真下は萼を見たいと思って写したら、萼が花弁と一体となった外花被片と内花被片の様子が見えました。
写真左のカノコユリの外花被片(3枚)の先端に角みたいなのが見えています。オニユリニの外花被片の先端には角みたいのはありません。
面白いなと思いましたので、カノコユリとオニユリのページ両方に同じ内容をアップします。

(Photo: © Riro Yoshioka)
(Photo: © Riro Yoshioka)

APGV

名前 単子葉類・ユリ目学名
オニユリ ユリ科 ユリ属Lilium lancifolium Thunb.

「APG分類体系に関して」は→

 

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