- カノコユリを初めて見たのは2000年8月26日にこのWeb-siteを立ち上げる2週間程前豊後竹田にヤマユリを探しに行ったときに立ち寄った「竹田公園」でした。竹田公園で見たカノコユリ →
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自生のカノコユリ
(Photo: © Riro Yoshioka)
(Photo: © Riro Yoshioka)
- カノコユリが咲くと、初めて知ったのは昨年4月のことでした。花を見たいと、昨年、開花時期をと狙いを定めて出かけましたが、既に種子となっていました。今年、カノコユリの咲く所近くで育ったという方と話す機会がありました。「カノコユリが開花するのは」と、その時期を教えて頂きました。どんぴしゃり。本日咲いたばかりと思われる綺麗なカノコユリが数株。蕾を付けた多くの株があるのに驚きました。花が萎れたり、枯れたりしたのは1つもありません。感激です。現地で会った方のお話では「ここを30メートル位登る途中には前から咲いているが、藪が深くなって道がなくなった。」と。又、カノコユリと地区の方々に関する興味深い話も聞くことが出来ました。その後、夏の暑い海岸を歩き、海岸植物も多数観察しました。
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(Photo: © Riro Yoshioka)
「茎は直立し、後に一方に傾き、開花時にはほとんど垂れ下がる。」(日本野生植物館)
(Photo: © Riro Yoshioka)
花被片の基部に乳頭状突起が見えます。
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環境省 絶滅危惧種検索 維管束植物絶滅危惧種検索 > 検索結果では ●「絶滅危惧II類(VU)」 絶滅の危険が増大している種に指定してあります。 環境省 自然環境局 生物多様性センター絶滅危惧種情報(植物)- カノコユリ 都道府県別分布状況にアクセスすると、徳島県・熊本県・鹿児島県以上の3県については生育○印、長崎県には現状不明△印がありました。- 熊本記念植物採集会T先生が、「自分は天草西海岸に行ったときに、カノコユリが点々とあるのを何度も見てきたので自生でいいだろう。」と、話してくださいました。
- 名前の由来について
- 「和名は鹿の子百谷の意で、白地に紅色の斑点があるのを鹿の子紋に見立てたものである。」(日本の野生植物)
- 「花被片の基部にある鹿の子絞りのような乳頭状突起があることからその名があり、四国九州のほか、台湾と中国の一部の山地や海岸の崖に自生」
(朝日百科 植物の世界 )
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名前 | 花期 | 所在地 | 単子葉類
| 草 ・ 木 | もろもろ |
カノコユリ | 7〜 9月 | 山地の崖などに生える | ユリ科 ユリ属 | 多年草 | 花被片 長さ8-10cm |
APGV
名前 | 単子葉類・ユリ目 | 学名 |
カノコユリ | ユリ科 ユリ属 | Lilium speciosum Thunb. |
- カノコユリ(写真左)と、オニユリ(写真右)の蕾と、花の裏側からの写真について
- 写真上は蕾を撮影。カノコユリにはドジョウの髭みたいのが3本ぶら下がっています。オニユリニはなないようです。
- 写真下は萼を見たいと思って写したら、萼が花弁と一体となった外花被片と内花被片の様子が見えました。
- 写真左のカノコユリの外花被片(3枚)の先端に角みたいなのが見えています。オニユリニの外花被片の先端には角みたいのはありません。
- 面白いなと思いましたので、カノコユリとオニユリのページ両方に同じ内容をアップします。
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(Photo: © Riro Yoshioka)
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