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Photo:Yamato gusa
(Photo: © Riro Yoshioka)

熊本県植物誌に『「極稀」』とあるヤマトグサです。
熊本県版カテゴリー区分 新カテゴリー(2004)
○「絶滅危惧U類(VU)」 絶滅危機が増大している種。

以前「キレンゲショウマ」 を調べていた時に
東京大学総合研究資料館 「東京大学コレクションII」 動く大地とその生物 展示品解説 植物 キレンゲショウマ
上記をクリックすると「矢田部宣言」の中に「日本の出版物に最初に新種発表を行ったのも矢田部ではない。これは、「矢田部宣言」の前年に当たる明治22年で、ヤマトグサを新種として発表した大久保三郎と牧野富太郎である。」 と、ありました。いつか見ることが出来たらと思っていました。
 「Web site 花調べ」の中にそれを見つけ、熊本で5月に見ることが出来ると知りました。早速場所を教えて欲しいとメールを出すと、丁度5月に熊本記念植物採取会第919回例会が開催される仰烏帽子山にあると詳しく教えて頂きました。心から感謝申し上げます。現地は野生の鹿が大繁殖をして、草花が食べられて山が荒れていました。ヤマトグサも鹿の好物の1つだそうです。立ち入り禁止の網の淵に、僅かに咲いているのを同行の先生に探して頂きお陰でヤマトグサに出会うことが出来ました。風に揺らぐ葉。網の中、すぐ側には「イラクサ」があるので思うような撮影場所が確保できません。「Web site 花調べ」に素晴らしい写真がありますので、興味のある方はそちらへアクセスされてみてください。
(2007/10/ 追記 ハシカグサ → )

名前花期所在地 離弁花類 草 ・ 木 もろもろ
ヤマトグサ
 
 
 
4〜5月
 
 
 
山中の林下に生える
 
 
 
ヤマトグサ科
ヤマトグサ属
 
 
多年草
 
 
 
雄花は反り返る三枚の花被片と、
長く垂れ下がる雄しべがあり
雌花はごく小さく
風媒花・日本の特産種

学名解説 (L)→

APGV

名前真生双子葉類・リンドウ目学名
ヤマトグサ アカネ科 ヤマトグサ属 Theligonum japonicum Okubo et Makino

「APG分類体系に関して」は→

 

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