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学名を複数記載したものがあります。理由は図鑑によって学名が違うのがあったからです。(株)平凡社 「日本の野生植物」、(株)北隆館 原色牧野植物大図鑑・増補・改訂 牧野新日本植物図鑑・新訂 牧野新日本植物図鑑など。

阿蘇に咲く花 (636)


A
( 82 )
B
( 11 )
C
( 87 )
D
( 25 )
E
( 25 )
F
( 02 )
G
( 18 )
H
( 32 )
I
( 13 )
J
( 01 )
K
( 03 )
L
( 62 )
M
( 25 )
N
( 03 )
O
( 12 )
P
( 76 )
Q
( 00 )
R
( 26 )
S
( 61 )
T
( 22 )
U
( 03 )
V
( 39 )
W
( 03 )
X
( 01 )
Y
(02 )
Z
( 02 )


<
 (1段目   ) 学名:
 (2段目 #) 属名の意:
 (3段目 $) 種小名の意:
 (4段目 &) 変種・亜種・品種の場合は その意:
up 和名
Abelia serrata Sieb. et Zucc.
# 英国のC.Abel(1780-1826)の献名
$ 鋸のような・ぎざぎざのある・鋸歯状の。
. コツクバネウツギ
Acanthopanax divaricatus (Sieb. et Zucc.) Seem.;
Eleutherococcus divaricatus (Sieb. et Zucc.) Ohashix
# Panax属ににて棘があるため
$ 分枝した、双方にわかれた、開出の
. ケヤマウコギ
Acer carpinifolium Sieb. et Zucc.
# 裂けるという意味があり、きれこんだ葉型に基ずく
$ シデ属のCarpinusのような葉の
. チドリノキ
Achillea alpina subsp. subcartilaginea (Heimerl) Kitam. ; A.subcartilaginea Heimerl
# 古代ギリシャの医者H.Achillesに由来
$ 高山の・アルプス山脈の(alpine)
& 
. アソノコギリソウ
Achyranthes bidentata Blume var. tomentosa (Honda) Hara
A. fauriei Lév. et Var
# achyron (br. 籾殻) + anthos (gr. 花)。
$ bi (2) + dens (歯)。
& ビロード毛のある・密に細綿毛ある。
$2 fauriei=明治時代に日本で採集した宣教師U.フォーリーの。
. ヒナタイノコズチ
Achyranthes bidentata Blume var japonica Miq.; A. japonica (Miq.) Nakai
# achyron (br. 籾殻) + anthos (gr. 花)
$ bi (2) + dens (歯)
& 日本の
. イノコズチ
Achyranthes longifolia (Makino) Makino
# anchyron (gr. 籾殻)+ anthos (gr. 花)
$ logifolius 長い葉の
. ヤナギイノコズチ
ヤナギイノコヅチ
Aconitum japonovolubile Tamura
Aconitum ciliare DC
# トリカブト・ギリシャの植物名akoniton(gr.)から。
$ japono-volubile :volubilis=にじれた・からみついた・巻き付く・蔓性の。
$2 ciliare=縁毛のある,睫毛(マツゲ)状の毛の生えた。
. ハナカズラ
Aconitum loczyanum Rapaics
# トリカブト・ギリシャの植物名akoniton(gr.)から。
$ ?
. レイジンソウ
Aconitum napiforme Lév. et Van't
Aconitum japonicum Thunb. subsp. napiforme (H.Le'v. et Vaniot) Kadota
# トリカブト・ギリシャの植物名akoniton(gr.)から。
$ カブラ状の・扁球の。
. タンナトリカブト
Actinidia polygama (Sieb. et Zucc.) Planch. ex Maxim.
# aktis(gr.放射状)に由来・柱頭が放射状に並ぶところから、ギリシャ語akis(放射線)に基づく。
$ 多性・雑性の・雑居性花の・完全花と単性花とを生ずる。
. マタタビ
Adenocaulon himlaicum Edgew.
A. bicolor Hook. var. adhaerescens (Max.) Makino
# adenos (gr. 腺) + caulos (gr. 茎) 花茎上部に粘質の腺毛を密生する
$ ヒマラヤ山脈の
$2 bicolor=二色の(一花に二色ある,一花が変色して二色の混じる)
& adhaerescens=やや付着しやすい(粘液などで)
. ノブキ
Adenophora remotiflora (Sieb. et Zucc.) Miq.
# adenos(gr.腺)+phoreo(gr.所有する)。植物全体に乳液を出す腺細胞があるため。
$ 疎に花をつける。
. ソバナ
Adenophora triphylla (Thunb.) A.DC. var.triphylla
# adenos(gr.腺)+phoreo(gr.所有する)。植物全体に乳液を出す腺細胞があるため。
$ 3葉の・3葉のある
. サイヨウシャジン
Adonis multiflora Nishikawa et Ko. Ito
# Cyprusの王Cinyrasのむすこ、Venus女神に愛されたAdonis(gr.)はギリシャ神話に登場する美少年の名・欧州産の本属のものは赤花を着けるのでこれをAdonisの血にたとえた。
$ 多花の・多数花の。
. ミチノクフクジュソウ
Adoxa moschatellina L.
# adoxos(gr.目立たない)に由来。
$ ややじゃこうの香りのする。
. レンプクソウ
Aeginetia indica L.
# ギリシャの医師P.Aegineta(7世紀)への献名・または、花の形が似ることでギリシャ語aigance(狩猟用の槍から)。
$ インドの。
. ナンバンギセル
Agastache rugosa (Fisch. et Mey.) O. Kuntze
# aga(gr.非常に)+stacys(gr.穂)
$ しわの多い・しわのよった
. カワミドリ
Agrimonia nipponica Koidz.
A. pilosa Ledeb. var. nipponica (Koidz.) Kitam.
# ケシの一種の名argemone(gr.)から誤綴で転用・花にとげの多い点でギリシャ植物argemoneに似ているためにPlinyが綴りを誤って転用したもの。
$ 日本の
$2 pilosa=長軟毛のある。
& 日本の。
. ヒメキンミズヒキ
Agrimonia pilosa Ledeb. var. japonica (Miq.) Nakai
# ケシの一種の名argemone(gr.)から誤綴で転用
$ 毛のある・毛深い
& 日本の
. キンミズヒキ
Ainsliaea apiculata Sch. Bip.
# イタリー人W.A.inslieへの献名。
$ 頂上に小突起ある。
. キッコウハグマ
Ajuga ciliata Bunge var. villosior A.Gray
# a(gr. praef.無))+jugos(gr.くびき)
$ 縁毛のある・絨毛のある
& ?
. カイジンドウ
Ajuga decumbens Thunb. . キランソウ
Ajuga japonica Miq.
# a(gr.無)+jugos(gr. くびき)
$ 日本の
. オウギカズラ
Akebia quinata (Thunb.) Decaisne; Rajania quinata Thunb.
# 日本語の植物名アケビに由来
$ 5個からなる
. アケビ
Akebia trifoliata (Thunb. )Koidz.
Clematis trifoliata Thunb.
A.lobata Decne
# 日本語の植物名アケビに由来・日本名「アケビ」に基づてフランス人植物学者Joseph Decaisne(1807-1882)が命名。
$ 3小葉の。
#2 Clematis=clema(gr.若枝)の縮小形・ギリシャ語klema(若枝・つる・巻きひげ)の縮小形。
$3 lobata=浅裂した
. ミツバアケビ
Alangium platanifolium (Sieb. et Zucc.) Harms var trilobum (Miq.) Ohwi
# インドマラバール地方の土名
$  スズカケ属のPlatanusの葉の
& 3片の
. ウリノキ
Albizia julibrissin Durazz. . ネムノキ
Alectorurus yedoensis (Maxim.) Makino
# alktor(gr.牡鶏)+oura(gr.尾)に由来。
$ 江戸の
. ケイビラン
Aletris spicata (Thunb.) Franch.
# aletoris(gr.粉ひき女)。花被の外観が粉状を呈しているのをたとえていう。
$ 穂のある・穂状の
. ソクシンラン
Allium thunbergii G.Don
# ニンニクの古ラテン名alliumに由来・語源はケルト語all(熱い)らしい・また「匂い」という意のalereまたはhaliumという。
$ スウェーデン人植物学者で日本植物誌をはじめて発表したツェンベリーC.P.Thunberg(1743-1828)の
. ヤマラッキョウ
Allium tuberosum Rottl.
Allium tuberosum Rottler ex Spreng.
# ニンニクの古ラテン名 allium に由来・語源はケルト語all(熱い)らしい・また「匂い」という意のalereまたはhaliumという。
$ 塊茎を有する・塊茎を生ずる
. ニラ
Alnus firma Sieb. et Zucc
# ハンノキ製品・(特に)舟・本属の一種の古ラテン名alnusに由来・ケルト語のal(近く)+lan(海岸)が語源ともいう。
$ 強い・堅い・壮健な・実質のある・しっかりした・健康な・強固な・確固不動の・断固とした・確実な・堅忍不抜の。
. ヤシャブシ
Amana edulis (Miq.) Honda; Tulipa edulis (Miq.) Baker
# 日本語の植物名アマナから
$ 食べられる・食用の
& ペルシャの古語で頭巾を表す語 tulipan に由来すると云われる花がそれに似ている
. アマナ
Ambrosia trifida L.
# 植物のギリシャ名に由来「神の植物」の意
$ 3柱裂の
. オオブタクサ
(クワモドキ)
Amorpha fruticosa L.
# amorphos(gr.奇形・不格好な・不定形)
# 低木状の
. イタチハギ
Ampelopsis brevipedunculata (Maxim.) Trautv. var. heterophylla (Thunb.) Hara
Ampelopsis glandulosa (Wall.) Momiy. var. heterophylla (Thunb.) Momiy.
# ampelos(gr.ブドウ蔓)+opsis(gr.類似の)。
$ 短い花柄のある。
& 異形葉の・多形葉の・異葉の。
$2 glandulosa=腺のある,腺質の
. ノブドウ
Anaphalis margaritacea (L.) Benth. et Hook. fil. subsp. japonica (Seh. Bip.) Kitam.
A margaritacea (L.) Benth. et Hook.f. subsp. margaritacea var. angustifolia (Franch. et Sav.) Hayata
A. margaritacea var. japonica (Sch. Bip.) Makino
# ギリシャの植物名gnaphalium(ハハコグサ属)のアナグラム(語中の文字を並び替えて作った語)ともいう。*[anagram=綴り替え]
$ 真珠のような。
& 日本の。
&2 angustifolia=細葉の,幅の狭い葉の。
. ホソバノヤマハハコ
Androsace umbellata (Lour.) Merrill
# andros(gr.雄=男性)+sakos(gr.盾)
$ 散形花序の /TD>
. リュウキュウコザクラ
Anemone flaccida Fr. Schm.
# anemos(gr.風)に由来・ギリシャ神話でAdonisの流した血から生まれた赤い花の本属の植物、または、フクジュソウを呼ぶという。
$ 柔らかな・弱い・柔軟な・ぐにゃぐにゃした。
. ニリンソウ
Anemone hupehensis Lemoine var. japonica (Thunb.) Bowles et Stearn
# anemos(gr.風)に由来・ギリシャ神話でAdonisの流した血から生まれた赤い花の本属の植物、または、フクジュソウを呼ぶという。
$ 中国湖北省の
. シュウメイギク
Anemone keiskeana Maxim.
# anemos(gr.風)に由来・ギリシャ神話でAdonisの流した血から生まれた赤い花の本属の植物、または、フクジュソウを呼ぶという。
$ 明治初期の植物学者伊藤圭介の。
. ユキワリイチゲ
Anemone nikoensis Maxim.
# anemos(gr.風)に由来・ギリシャ神話でAdonisの流した血から生まれた赤い花の本属の植物、または、フクジュソウを呼ぶという。
$ 栃木県日光の
. イチリンソウ
Anemone raddeana Regel
# anemos(gr.風)に由来・ギリシャ神話でAdonisの流した血から生まれた赤い花の本属の植物、または、フクジュソウを呼ぶという。
$ シベリア植物の研究者ラッデの
. アズマイチゲ
Angelica dahurica (Fisch.) Bonth. et Hook.
# 天使の・angelus(天使)に由来・この属の植物に媚薬、解毒などの薬効のあるのがあり、根を噛めば魔女を防ぐというと言われた。
$ シベリアのダフリアの、ダフリア地方(バイカル湖以東のシベリアの東南部と北東モンゴル地域)
. ヨロイグサ
(オオシシウド)
Angelica decursiva (Miq.) Franch. et Savat.
# 天使の・angelus(天使)に由来・この属の植物に媚薬、解毒などの薬効のあるのがあり、根を噛めば魔女を防ぐというと言われた。
$ 着地点より下に伸びた・ひれのある。
. ノダケ
Angelica longeradiata (Maxim.) Kitag.
# angelus(天使)に由来
$ ?
. ツクシゼリ
Angelica polymorpha Maxim.
# 天使の・angelus(天使)に由来・この属の植物に媚薬、解毒などの薬効のあるのがあり、根を噛めば魔女を防ぐというと言われた。
$ 多形の・いろいろの型の。
. シラネセンキュウ
Angelica pubescens Maxim.
# 天使の・angelus(天使)に由来・この属の植物に媚薬、解毒などの薬効のあるのがあり、根を噛めば魔女を防ぐというと言われた。
$ 軟毛のある
. シシウド
Antenoron filiforme (Thunb.) Roberty et Vautier
Persicaria filiformis (Thunb.) Nakai ex W.T.Lee
Polygonum filiforme Thunb.
# ?
$ 糸状の。
#2 Persicaria=persica(モモ)に由来・persicus(モモ)に似ているという意味・この植物の葉がモモに似ているため。
$ 糸状の。
#3 Polygonum=多角形・polys(gr.多)+gonu(膝・節)茎に多くの膨らんだ節があるから
. ミズヒキ
Antenoron neofiliforme (Nakai) H.Hara
Persicaria neofiliformis (Nakai) Ohki
# ?
$  filiformis 種に似て新しく見付かった。
#2 Persicaria=persica(モモ)に由来・persicus(モモ)に似ているという意味・この植物の葉がモモに似ているため。
. シンミズヒキ
Apios fortunei Maxim.
# apios(gr.)に由来
$ 東亜植物採集家英国人フォーチュンR.Fortunei(1812-1880)
. ホドイモ
Arabis flagellosa Miq.
# アラビアの
$ 匍匐枝の多い
. スズシロソウ
Arabis hirsuta ( L.) Scopoli
# アラビス(Gedrosiaの川)・国名アラビア(Arabia)に由来。
$ 直立した・突起した・手入れもない・粗野な・毛むくじゃらの・毛深い・もじゃもじゃした・剛毛で覆われた・葉の茂った・木の茂った・飾らない。
. ヤマハタザオ
Aralia cordata Thunb.
# フランス系カナダの土名aralieに由来
$ 心臓形の・心形の
. ウド
Arisaema heterophyllum Blume
# ギリシャ語の植物名aron+sema(gr.目じるし)・Arum(アラム)属の一種arisまたはaro+haima(血)の意で、仏炎苞の赤褐色の斑点に因み、かつArumに血縁のあることを示す。
$ 異形葉の・多形葉の。
. マイヅルテンナンショウ
Arisaema kiushianum Makino
# ギリシャ語の植物名aron+sema(gr.目じるし)・Arum(アラム)属の一種arisまたはaro+haima(血)の意で、仏炎苞の赤褐色の斑点に因み、かつArumに血縁のあることを示す。
$ 九州の。
. ヒメウラシマソウ
Arisaema maximowiczii (Engler) Nakai
# ギリシャ語の植物名aron+sema(gr.目印)・Arum(アラム属)の一種arisまたはaron+haima(血)の意で、仏炎苞の赤褐色の斑点に因み、かつ、Arumに血縁のあることを示す。
$ スウェーデン人植物学者で日本植物誌をはじめて発表したツェンベリーC.P.Thunberg(1743-1828)の。
. ツクシマムシグサ
Arisaema ringens (Thunb.) Schott
# ギリシャ語の植物名aron+sema(gr.目じるし)・Arum(アラム)属の一種arisまたはaro+haima(血)の意で、仏炎苞の赤褐色の斑点に因み、かつArumに血縁のあることを示す。
$ 開口の・張口形の・口を広く開けた。
. ムサシアブミ
Arisaema serratum (Thunb.) Schott
Arisaema japonicum Blume
# ギリシャ語の植物名aron+sema(gr.目じるし)・Arum(アラム)属の一種arisまたはaro+haima(血)の意で、仏炎苞の赤褐色の斑点に因み、かつArumに血縁のあることを示す。
$ 鋸のような・鋸歯状・鋸歯状の線・鋸歯状のもの。
. マムシグサ
Arisaema serratum (Thunb.) Schott var. mayebarae (Nakai) Ohashi et J.Murata;
A. mayebarae Nakai
# ギリシャ語の植物名aron+sema(gr.目印)・Arum(アラム属)の一種arisまたはaron+haima(血)の意で、仏炎苞の赤褐色の斑点に因み、かつ、Arumに血縁のあることを示す。
$ のこぎりのような
. ヒトヨシテナンショウ
Arisaema thunnbergii Blume subsp. thunbergii
# ギリシャ語の植物名aron+sema(gr.目印)・Arum(アラム属)の一種arisまたはaron+haima(血)の意で、仏炎苞の赤褐色の斑点に因み、かつ、Arumに血縁のあることを示す。
$ スウェーデンの植物学者で日本植物を初めて研究したC.P.チュンベリー(1743〜1828)の。
& スウェーデンの植物学者で日本植物を初めて研究したC.P.チュンベリー(1743〜1828)の
. ナンゴクウラシマソウ
Aristolochia kaempferi Willd.
# (g.) aristos(最良)+lochia(出産)の意。曲がった花の形が胎内における人間の胎児を連想させる、また基部の膨らみが子宮を思わせるので、出産を助ける力を持つと考えられた。
$ 江戸中期(1690-1692)に日本に滞在したケンフェルEngelbert Kaempfer(1651-1716)の
. オオバウマノスズクサ
Artemisia dubia Wall.ex DC.
A. codonocephala Diels
# Cariaの王Mausolvsの妻、ギリシャ神話の女神Artemis(Diana)に由来・ギリシャ神話の純潔の女神Artemis(Diana)に由来・古来いくつかの薬効が知られている。
$ dubia=疑わしい。umbrosa=蔭の多い、蔭地に生ずる。
. ケショウヨモギ
Artemisia feddei Léveil. et Vaniet
Artemisia lancea Vaniot
# Cariaの王Mausolusの妻・ギリシャ神話の女神Artemis(Diana)に由来・ギリシャ神話の純潔の女神Artemis(Diana)に由来・古来いくつかの薬効が知られている。
$ ?
$2 lancea =皮針形の。
. ヒメヨモギ
Artemisia japonica Thunb.
# Cariaの王Mausolusの妻・ギリシャ神話の女神Artemis(Diana)に由来・ギリシャ神話の純潔の女神Artemis(Diana)に由来・古来いくつかの薬効が知られている。
$ 日本の
. オトコヨモギ
Arundinella hirta (Thunb.) C.Tanaka
# arundo (アシ)の縮小形
$ 短い剛毛のある
. トダシバ
Asarum asperum F.Maekawa.
Heterotropa aspera (F.Maekawa) F.Maekawa
# カンアオイ属の一種のギリシャ名による。
$ まきちらす・振りかける・注ぐ・混ぜ加える・仲間にする。
#2 Heterotropa=
. ミヤコアオイ
Asarum caulescens Maxim.
Japonasarum caulescens (Maxim. ) Nakai
# カンアオイ属の一種のギリシャ名による。
$ 茎のある。
#2 Japonasarum=Japonic(日本の)+Asarum中井猛之進の命名で、日本のフタバアオイをAsarum属から独立させたもの。
. フタバアオイ
Asarum misandrum B.Oh & J.Kim
# カンアオイ属の一種のギリシャ名による。
$ ?
. アソサイシン
(↑ケイリンサイシン)
Asparagus oligoclonos Maxim.
# ギリシャ語の植物名 aspargos による
$ 
& 
. タマボウキ
Asparagus schoberioides Kunth
# ギリシャの植物名aspargosに依る・はなはだしく裂けるという意・葉状枝が細線上に分枝した状態を表す
$ アサザ科のSchoberiaに似た
. キジカクシ
Aster ageratoides Turcz. subsp. leiophyllus (Franch. et Savat.) Kitam; A. leiophyllus Franch. et Savat
# (gr.星)・星状態・頭状花が放射状をなすことからきている。
$ カッコウアザミ(Ageratum)に似た
& 無毛葉の・滑らかな葉の
. シロヨメナ
Aster fastigiatus Fisch.
# (gr.星)・星状態・頭状花が放射状をなすことからきている。
$ 束になって・直立した・数枝集まって直立した
. ヒメシオン
Aster incisun Fisch.
Kalimeris pinnatifida (Maxi.) Kitam
# (gr.星)・星状態・頭状花が放射状をなすことからきている。
$ 切り口・鋭浅裂の
#2 kalos(gr.美しい)+mero(gr. 部分) 
$2 pinnatifida=羽状中裂の
. オオユウガギク
Aster mackii Regel
Aster kodzumanus Makino
# (gr.星)・星状態・頭状花が放射状をなすことからきている。
$ ロシアの探検家ナチュラリストのマーックR.Maackの。
$2 kodzumanus=?
. ヒゴシオン
Aster scaber Thunb.
# (gr.星)・星状態・頭状花が放射状をなすことからきている。
$ 粗面の・粗そうの
. シラヤマギク
Aster tataricus L. fil.
# (gr.星)・星状態・頭状花が放射状をなすことからきている。
$ 中央アジアタタールの
. シオン
Astilbe microphylla Knoll
# a (gr. 無)+stilbe (gr. 光沢)。この花が小さいため・原種のインド種の葉がこれと似たAruncus(ヤマブキショウマ属)に比してつやのなかったことによるともいう。
$ 小さい歯の・細裂。
. チダケサシ
Astilbe thunbergii (Siebold et Zucc.) var.thunbergii
# a (gr. 無)+stilbe (gr. 光沢)。この花が小さいため・原種のインド種の葉がこれと似たAruncus(ヤマブキショウマ属)に比してつやのなかったことによるともいう。
$ スエーデン植物学者で日本植物誌を初めて発表したツェンベリーの
. アカショウマ
Astragalus sinicus L.
# ギリシャの古語で,距骨の意と同様にマメ科植物の名前にも用いられた語
$ 支那の、中国語の
. ゲンゲ
Asyneuma japonicum (Miq.) Briqueta
# a(gr.否定)+syn(gr.共に)+euma(Phyteum属の略)、Phyleuma(シデシャジン)属と異なったの意味。
$ 日本の
. シデシャジン
.up.
Begonia grandis Dryand.
# 植物学者の後援者でフランス領カナダ総督であったMichelBégonia(1638-1710)に因む
$ 大型の・偉大な
. シュウカイドウ
Belamcanda chinensis (L.) DC.
Iris domestica (L.) Goldblatt et Mabb.
# インド マラバレル地方の土名。
$ 支那の・中国の。
#2 Iris=iris(gr.虹)・ギリシャ神話虹の女神より転じて植物名。
$2 domestica=国内の・家庭の・その土地産の。
. ヒオウギ
Benthamidia japonica (Sieb. et. Zucc.) Hara
Cornus kousa Buerger ex Hance subsp. kousa
# 
$ 日本の。
#2 Cornus=角笛・ミズキ属の樹木(セイヨウサンシュウユ・ヤマボウシ・ハナミズキ等)・cornu(角)に由来・材質の堅いのを意味する ヨーロッパ種のC.sanguinea は古くから屠殺人の剣材として用いられ,イギリスでは skewerwood(剣の木の意)及び古典英語dagge(短剣,鋭く尖った物)の意から来たdagwoodの名がある 。
$2 kousa=クサ(箱根でのヤマボウシの方言)。
. ヤマボウシ
Bidens frondosa L.
# bi (2)+dens (歯)
$ 葉面の広い
. アメリカセンダングサ
Bistorta major. S.F.Gray var. japonica Hara; Polygomum bistorta L. var. japonicum Hara
# bis(2重)+tortus(ねじれた)
$ より大きい・より偉大な
. イブキトラノオ
Bistrota tenuicaulis (Bisset et Moore) Nakai
Polygonum tenuicaule Bisset et Moore
# 2重にねじれた・ラテン語bis(二つ)+tortus(捩じれ)・二重にねじれたの意・中世の植物名・根茎の形に基づく。
$ 細い茎の。
#2 Polygonum=多角形・polys(gr.多)+gonu(膝・節)茎に多くの膨らんだ節があるから
. ハルトラノオ
Boehmeria longispica Steud.
Boehmeria japonica (L.f.) Miq. var. longispica (Steud.) Yahara
# ドイツのG.R.Bochmer(123-1803)の名に由来。
$ 小穂の長い。
. ヤブマオ
Boenninghausenia japonica Nakai
Boenninghausenia albiflora (Hook.) Rchb. ex Meisn. var. japonica (Nakai ex Makino et Nemoto) Suzuki
# ドイツ、ミュンスターの医師植物学者Clemens M.F.von Boenninghausen(1785-1864)の名に因む。
$ 日本の。
$2 albiflora=白花の
. マツカゼソウ
Boehmeria spicata (Thunb.) Thunb.
# ドイツのG.R.Bochmer(123-1803)の名に由来。
$ 穂状花ある。穂状をなした。
. コアカソ
Buddleja davidii Franch.
# イギリスの植物学者Aclam Buddle(1660-1715)の名に因む。
$ ?
. フサフジウツギ
Bupleurum scorzonereafolium Willd. var. stenophyllum Nakai
# bous(gr.)+pleuron(gr.肋骨) 葉の付き方に対する連想
$ ?
& せまい葉の・細長い葉の
. ミシマサイコ
.up.
Cacalia delphiniifolia Sieb. et Zucc.
Parasenecio delphiniifolius (Siebold et Zucc.) H.Koyama
# kakos(gr.悪)+lian(gr.甚た)・ギリシャ語kakaos(有害な)+lian(非常に)より、デオスコリデスに用いられた・有害な土質を含むと考えられた。
$ Delphinium(ヒエンソウ属)のような葉の。
#2 Parasenecio=
. モミジガサ
Calanthe discolor Lindll.
# calos(gr. 美)+anthos(gr. 花)・美しい花を着けるから。
$ 異色の・両面異色の・
. エビネ
Calanthe reflexa Maxim.
Calanthe puberula Lindl. var. reflexa (Maxim.) M.Hiroe
# calos(gr.美)+anthos(gr.花)・美しい花を着けるから。
$ 引っ込んでいること・湾曲・入り江・外曲の。
$2 puberlua=やや細軟毛ある
. ナツエビネ
Caesalpinia decapetala (Roth) Alst. var. japonica (Sieb. et Zucc.) Ohashi;
C. japonica Sieb. et Zucc.
C. sepiaria Roxb. var. japonica (Sieb. et Zucc.) Hand-Mazz.
# イタリアの植物学者 A.Caesalpino (1519-1603)への献名
$ decapetala=10花弁のある; sepiaria=生垣に生える
. ジャケツイバラ
Callicarpa japonica Thunb.
Callicarpa japonica Thunb. var. japonica
# callos(gr.美しい)+carpos(gr.果実)。
$ 日本の。
. ムラサキシキブ
Caltha palustris L. var. nipponica Hara
C. palustris var. membranacea (Turcz.) Schipcz.
# 金盞草(キンセンソウ)・黄金の花・(おそらくキンセンカか)・calathos(gr.杯)を語源とするローマの植物名の転用・強い匂いのある黄色の花のラテン名で、語源calthos(杯)の意味から考えると、多分キンセンカCalendulaをさした名から転じたものであろう。
$ 沼地の・沼沢の多い・沼地に生ずる。
& 日本の。
$2 membranacea=膜質の・膜状の。
. リュウキンカ
Calystegia japonica Choisy
C.japonica Chois
Calystegia pubescens Lindl.f. major (Makino) Yonek.
# calyx(萼)+stege(蓋)・2枚の大きな包葉が萼を覆っている。
$ 日本の
#$3 pubescens=細軟毛ある
. ヒルガオ
Camellia sinensis (L.) Kuntze
# 17世紀のチェコスロバキアの宣教師G.J.Kamell の名に因む 彼はマニラに住み,また東亜の植物を採集している。
$ 支那の。
. チャノキ
Campanula glomerata L. var dahurica Fisch.
C. cephalotes Fisch. ex Nakai
# 小鐘・鈴・campana(鐘)の縮小形・花冠の形から来たもの。
$ 球状に集まった・密集した。
& シベリアのダフリアの。
$2 cephalotes=?
. ヤツシロソウ
Campanula punctata Lam.
# 小鐘・鈴・campana(鐘)の縮小形・花冠の形から来たもの。
$ 細点のある・小点ある。
. ホタルブクロ
Cardamine anemonoides O.E.Schulz
Dentaria corymbosa Matsum.
# タガラシの一種ギリシャ名kardamonに由来
$ アネモネ属Anemoneに似た。
#2 Dentaria=dens(歯) 根茎に頭に硬く葉の様な鱗片がつくから・このためこの植物は歯痛度目に効くと創造された。
$2 corymbosa=散房花のある。
. ミツバコンロンソウ
Cardamine flexuosa With.
Cardamine scutata Thunb.
# タガラシの1種ギリシャ名Kardamonに由来。
$  波状の・ジグザグの・曲折多き・曲がりくねりの・紆余曲折の。
# タガラシの1種ギリシャ名Kardamonに由来
$ scutata=楯状の・盾形の。
. タネツケバナ
Cardamine leucantha (Tausch)O.E.Schulz
# タガラシの一種のギリシャ名kardamonに由来。
$ 白い花の。
. コンロンソウ
Cardamine tanakae Franch. et Savat.
# タガラシの一種ギリシャ名kardamonに由来。
$ 明治の殖産に功績のある田中芳男(1838〜1916)の,又は信州の植物を研究した田中貢一の。
. マルバコンロンソウ
Cardiandra alternifolia Sieb. et Zucc.
# cardia(gr.心臓)+andron(gr.雄しべ)
$ 互生葉の
. クサアジサイ
Cardiocrinum cordatum ( Thunb.) Makino; Lilium cordatum ( Thunb.) Koidz.
# cardia(gr.心臓)+crinum(gr.ユリ)。
$ 心臓形の・心形の。
. ウバユリ
Carduus crispus L.
Carduus crispus L. subsp. agrestis (Kerner) Vollm.
# 薊・ラテン古名に由来する属名・ラテン古名ラシャカキグサなどについた名の転用・棘のある点が似ているため。
$ 縮れた・しわがある。
& agrestis=野生の
. ヒレアザミ
Carex kujyuzana Ohwi
# 古代ローマの植物名から転用
$ 大分県九重山の
. クジュウツリスゲ
Carex oxyandra (Franch. et. Savat.) Kudo
# 鬚草(ひげくさ)・スゲ草・古代ローマの植物名から転用。
$ 尖った雄蘂(ユウズイ)の。
. ヒメスゲ
Carpesium abrotanoides L.
# carpesion(ムギわら)に基づく、頭状花を囲む総苞片が乾燥してつやがあり麦わらに似ているため。
$ キク科Astemisa abrotanumのような
. ヤブタバコ
Carpesium divaricatum Sieb. et Zucc.
# carpesion(gr.麦藁ムギワラ)に由来・頭状花を囲む総苞片が乾燥してつやがあり・麦藁に似るためか
$ 分岐した・2又にわかれた・開出の
. ガンクビソウ
Cassia mimosoides L. subsp. nomame (Sieb.) Ohashi
C. nomame (Sieb.) Honda
Chamaecrista nomame (Siebold) H.Ohashi
# 桂皮(Cinnamomum cassia)の古名からの転用
$ ネムリ草 Mimosaに似た
& 和名ノマメ
#3 Chamaecrista=?
. カワラケツメイ
Celastrus orbiculatus Thunb.
# 植物の古代ギリシャ名celastrosを転用
$ 円形
. ツルウメモドキ
Cephalanthera erecta (Thunb.) Blume
# cephalos(gr.頭)+anthera(gr.やく)
$ 直立した
. ギンラン
Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume
# cephalos(gr.頭)+anthera(gr.やく)
$ 鎌状の・鎌形の
. キンラン
Cerastium glomeratum Thuill.
# cerastes(gr.角状の)に由来・細長くてしばしばまがった果実の形から
& 集まった・球状になった
. オランダミミナグサ
Cerastium holosteoides Fries var. haliaisanense (Nakai) Mizushima
Cerastium fontanum Baumg. subsp. vulgare (Hartm.) Greuter et Burdet var. angustifolium (Franch.) H.Hara
# cerastes(gr.角状の)に由来。kerastes(角状の)細くてしばしばまがった果実の形から。
$ ?
& ?
$2 fontanum=泉の・湧泉に生える・泉を好む・泉の側に生える。
&2 vulgare=普通の仕方で・普通の・通常の。
&3 angustifolium=細葉の,幅の狭い葉の
. ミミナグサ
Chamaele decumbens (Thunb.) Makino
# chamai(gr.低い)の縮小形。chamai(小さい)小型の植物であること。
$ 横臥した(倒れているが根は出ない)。
. セントウソウ
Chamaesyce nutanus (Lag.) Small
# (g.)chamai(小さい)+syke(イチジク)果実の名からきた名
$ ?
. オオニシキソウ
Chelidonium japonicum Thunb.
Hylomecon japonicum (Thunb.) Prantl
# chelidon(gr.ツバメ)に由来。ツバメの飛び始めと花の咲き始めとの時期が一致するためといわれる・またツバメがこの植物のサランの色の汁で、ひな鳥の目を洗い視力を強めることによると言われる。
$ 日本の。
#2 Hylomecon=hylo(林・森)+mecon(ケシ)・林内に生えるケシ。
. ヤマブキソウ
Chelidonium majus L. var. asiaticum Hara
# chelidon(gr.ツバメ)に由来。ツバメの飛び始めと花の咲き始めとの時期が一致するためといわれる・またツバメがこの植物のサランの色の汁で、ひな鳥の目を洗い視力を強めることによると言われる。
$ major majus より大きな、より多数(大量)のより年を経た、年上の、より厳しい、徹底的な、より重要な、より高名な、より偉大な、より大胆な
&  アジアの
. クサノオウ
Chelonopsis moschata Miq.
# Chelone(北米産ゴマノハグサ科の属名)+opsis(gr.-に似た)。Cheloneは北アメリカのゴマノハグサ科の属で、ギリシャ語のchelone(カメ)から来た名。蕾の形状がカメの頭に似ているため。
$ ジャコウの香りのする
. ジャコウソウ
Chenopodium album L.
# chen(鵞鳥)+podion(小さい足)・アカザの葉形をたとえた
$ 白色の
. シロザ
Chionographis japonica Maxim.
# chion(gr.雪)+graphe(gr.筆)
$ 日本の
. シライトソウ
Chloranthus japonicus Sieb.
# chloros(gr.緑)+anthos(gr.花)。
$ 日本の。
. ヒトリシズカ
Chloranthus serratus (Thunb.) Roem. et Schult.
# chloros(gr.緑)+anthos(gr.花)。
$ 鋸の様な・鋸歯状の。
. フタリシズカ
Chrysosplenium japonicum (Maxim.) Makino
# chysos(gr.黄金)+splen(gr.脾臓)・花の色と属中に薬効のある種を含むことによるものと思われる。
$ 日本の。
. ヤマネコノメソウ
Chrysosplenium album Maxim.
# chrysos(gr.黄金)+splen(gr.脾臓)花の色と属中に薬効のある種を含むことによるものと思われる。
$ 白い、灰白色の。
. シロバナネコノメソウ
Chrysosplenium pilosum Maxim. var.sphaerospermum (Maxim.) Hara
# chrysos(gr.黄金)+splen(gr.脾臓) 花の色と属中に薬効のある種を含むことによるものと思われる
$ 毛のある、毛深いもの
& 球形の種子の
. コガネネコノメソウ
Cimicifuga acerina (Sieb. et Zucc.) C. Tanaka
# cimix(ナンキンムシ)+fugere(逃げる)
$ カエデの葉の
. オオバショウマ
Cimicifuga simplex Wormsk
# cimix(ナンキンムシ)+fugere(逃げる)この植物C.foetidaが防虫に使われたから。
$ 単一の、単純な、自然な、正直な。
. サラシナショウマ
Circaea mollis Sieb. et.Zucc.
C. quardrisulcata auct. non (Maxim.) Franch. et Sav.
# ギリシャ時代の詩人ホメロスのオデュッセイア物語に登場する妖女Kirke(gr.)に由来・呪いに使われた植物の名でkirke(ラテン語Circe、オデッセウスの友人を酒で獣にした魔女)に因む・Dioscoridesの命名という。
$ 弱い・柔らかい・柔軟な・曲げやすい・軽快な・和らげる・穏やかな・平安の・従順な・おとなしい・変わりやすい・虚弱な・臆病な・木の弱い・好色の・柔軟毛のある。
$2 quardrisulcata=四本の溝の
. ミズタマソウ
Cirsium japonicum DC
# ギリシャの植物名cirsionに由来・ギリシャ語kirsos(静脈腫)より・棘に刺されて腫れたのに効き目のある薬草の名がアザミに転用された。
$ 日本の。
. ノアザミ
Cirsium buergeri Miq.
# ギリシャの植物名cirsionに由来・ギリシャ語kirsos(静脈腫)より・棘に刺されて腫れたのに効き目のある薬草の名がアザミに転用された。
$ 日本植物の採集家ドイツ人ブリュルゲルH.Bürger(1840-1858)の。
. ヒメアザミ
Cirsium lineare (Thunb.) Sch. Biq.
# ギリシャの植物名cirsionに由来・ギリシャ語kirsos(静脈腫)より・棘に刺されて腫れたのに効き目のある薬草の名がアザミに転用された。
$ 線の・直線の・線形の・線状の。
. ヤナギアザミ
Cirsium lincare (Thunb.) Sch. Bip. var. discolor Nakai
# ギリシャの植物名cirsionに由来・ギリシャ語kirsos(静脈腫)より・棘に刺されて腫れたのに効き目のある薬草の名がアザミに転用された。
$ ?
& 異色の・両面異色の
. ウラジロヤナギアザミ
Cirsium sieboldii Miq.
# ギリシャの植物名cirsionに由来・ギリシャ語kirsos(静脈腫)より・棘に刺されて腫れたのに効き目のある薬草の名がアザミに転用された。
$ シーボルトの
. キセルアザミ
Cirsium spicatum (Maxim.) Matsum.
# ギリシャの植物名cirsionに由来・ギリシャ語kirsos(静脈腫)より・棘に刺されて腫れたのに効き目のある薬草の名がアザミに転用された。
$ [spico](麦の)穂のような形状・(spico=穂を付ける・穂状の・穂のある・穂状花序の)。
. ヤマアザミ
Cirsium suffultum (Maxim.) Matsum.
# ギリシャの植物名cirsionに由来・ギリシャ語kirsos(静脈腫)より・棘に刺されて腫れたのに効き目のある薬草の名がアザミに転用された。
$ (suffulcio)支える・援助する。
. ツクシアザミ
Clematis apiifolia DC.
# clema(gr.若枝)の縮小形・ギリシャ語klema(若枝・つる・巻きひげ)の縮小形。
$ オランダミツバ属Apium の如き葉の。
. ボタンヅル
Clematis japonica Thunb.
# clema(gr.若枝)の縮小形・ギリシャ語klema(若枝・つる・巻きひげ)の縮小形。
$ 日本の。
. ハンショウヅル
Clematis lasiandra Maxim.
# clema(gr.若枝)の縮小形・ギリシャ語klema(若枝・つる・巻きひげ)の縮小形。
$ ?
.タカネハンショウヅル
Clematis terniflora DC.
# clema(gr.若枝)の縮小形・ギリシャ語klema(若枝・つる・巻きひげ)の縮小形。
$ terni=三つづつ・florus=花の多い・光り輝いている。
. センニンソウ
Clerodendrum trichotomum Thunb.
# cleros(gr.運命)+dendros(gr.樹木)
$ 3分枝の、三叉
. クサギ
Clinopodium chinense (Benth.) O. Kuntze subsp. grandiflorum (Maxim.) Hara var. parviflorum (Kudo) Hara
# kline(gr.床)+podion(gr.小さい足)。
$ 中国の
& grandiflorum 大きい花の: parviflorum
. クルマバナ
Clinopodium gracile (Benth.) O. Kuntze
# klino(gr.斜め)+podion(小さい足)。
$ か細い・ほっそりした・きゃしゃな。
. トウバナ
Clinopodium micranthum (Regel) Hara
# klino(gr.斜め)+podion(gr.小さい足)。
$ 小さい花の
. イヌトウバナ
Cocculus trilobus (Thunb.) DC.
# ギリシャ語kokkos(液果)の縮小形
$ 3片の
. アオツヅラフジ
Codonopsis lanceolata (Sieb. et Zucc.) Trautv
# codon(gr.鐘)+opsis(gr.ーに似た)・ 釣鐘状の花の形から来たもの。
$ 披針形の。
. ツルニンジン
Codonopsis ussuriensis (Rupr. et Maxim.) Hemsley
# codon(gr.鐘)+opsis(gr.〜に似た)・釣鐘状の花の形から来たもの。
$ シベリアのウスリー地方に産する。
. バアソブ
Commelina communis L.
# オランダの植物学者 Commelin 3名に由来する名・17世紀のオランダに Commelin という名の同姓の植物学者がいて、三名の中でJanとKasperは著名だが、他の一人は業績をあげなかった。この花弁の内、二枚は顕著だが一枚は不明瞭なのをそれに例えてリンネが付けた。
$ 共有の・共同の・普通の・共通の・一致して・一般の・度々の・公共の・愛想の良い・妨げない。
. ツユクサ
Conandron ramondioides Sieb. et Zucc.
# conos(gr.円錐形の)+andros(gr.雄しべ)
$ イワタバコ科 (Ramondia) に似た
. イワタバコ
Convallaria keiskei Miq. . スズラン
Coptis japonica (Thunb.) Makino var. major (Miq.) Satake
# kopto(切る)から転じた語・分裂した葉をあらわすものか。
$ 日本の
& 巨大な・よりり大きい
. セリバオウレン
Corchoropsis tomentosa (Thunb.) Makino
# Corchorus(ツナソ属)+opsis(gr.-に似た) ・葉状がツナソに似ているため
$ ビロード毛のある・密に細毛のある
. カラスノゴマ
Coreopsis lanceolata L.
# koris (gr. ナンキンムシ)+opsis(gr.に似た)
$ 披針形の
. オオキンケイギク
Cortaderia selloana Asch. et Graebn
# ?
$ ?
. パンパスグラス
Corydalis decumbens (Thunb.) Pers.
# ギリシャ語korydalis(ヒバリ)に由来・長い距を持った花の形から。
$ 寄りかかった。
. ジロボウエンゴサク
Corydalis incisa (Thunb.) Pers.
# ギリシャ語korydalis(ヒバリ)に由来・長い距を持った花の形から。長い距を持った花の形からの連想。
$ 切り口・切込みを入れること・鋭浅裂の。
. ムラサキケマン
Corydalis lineariloba Sieb. et Zucc.
Corydalis lineariloba Siebold et Zucc. var. lineariloba
# ギリシャ語korydalis(ヒバリ)に由来・長い距を持った花の形から。
$ 線形の・裂片の。
. ヤマエンゴサク
Corydalis ochotensis Turcz. var. raddeana (Regel) Nakai.
# ギリシャ語korydalis(ヒバリ)に由来・長い距を持った花の形から。
$ オホーツク海の・オホーツク沿岸の。
& シベリア植物の研究者らラデの。
. ナガミノツルキケマン
Corydalis pallida (Thunb.) Pers.
# ギリシャ語korydalis(ヒバリ)に由来・長い距を持った花の形から。
$ 青白い・蒼白の・淡白色の。
. フウロケマン
Corylus sieboldiana Bl.
Corylus heterophylla Fisch. ex Besser var. thunbergii Blume
# corys(gr. 兜)に由来する古名・小総包の形によるものだろう。
$ シーボルトの。
$2 heterophylla=異葉性の
.ツノハシバミ
Crassocephalum crepidioides ( Bentham ) S.Moore
# ?。
$ ?。
. ベニバナボロギク
Cremastra appendiculata (D. Don) Makino ;
C. variabilis (Blume) Nakai
# kremannymi(gr.懸垂する)+astron(gr.星)
$ appendiculata=付属物体のある 
$2 variabilis=変化ある
Cremastra appendiculata (D. Don) Makino var. variabilis (Blume) I.D.Lund
. サイハイラン
Croomia japonica Miq.
# 北米のH.B.Croom(1799-1837)への献名。
$ 日本の。
. ヒメナベワリ
Crotalaria sessiliflora L. . タヌキマメ
Cucubalus baccifer L. var. japonicus Miq.
Silene baccifera (L.) Roth var. japonica (Miq.) H.Ohashi et H.Nakai
# cakos(gr.悪)+bolos(gr.投)のcokobolosを語源とする・ある植物の古ラテン名あるいはラテン語cocobolus(cokos悪+bolos投)に由来する。
$ 液果を持った。
& 日本の。
#2 Silene=この属の植物に粘液性の分泌液を出すものが多いので,これを神話のSilenes(酒の神 Bacchas の養父)が酔って泡だらけになった様子に譬えたもの
. ナンバンハコベ
Cuscuta japonica Choisy
# kassyein(gr.絡みつく)に由来。
$ 日本の。
. ネナシカズラ
Cymbidium goeringii (Reichb.fil.)Reichb.fil.
C. virescens Lindl.,non Wildd.
# cymbe(gr.舟)+eidos(gr.形)・kymbe(舟)+eidos(形)・唇弁の形に基づく。
$ 採集家ゲーリングP.F.Göring(1809-1879)の
$2 virescens=やや緑色の・淡緑色の
. シュンラン
Cymbidium nipponicum (Franch. et Savat.) Makino
Cymbidium macrorhizon Lindl.
#  cymbe(gr.舟)+eidos(gr.形)・kymbe(舟)+eidos(形)・唇弁の形に基づく。
$ 日本の。
$2 macrorhizon=?
. マヤラン
Cymbopogon tortilis (Presl) Hitchc. var. goeringi (Stend.) Hand-mazz.
# cymbo(gr.舟)+pogon(gr.髭)頴が舟型でひげが多いため。
$ ねじれた・螺旋(らせん)状の
& 採集家ゲーリングP.F.Göring(1809-1879)の
. オガルカヤ
Cynanchum amplexicaule (Sieb. et Zucc.) Hemsl.
Vincetoxicum amplexicaule Siebold et Zucc.
# cyno(gr.犬)+anchein(gr.殺す)・kynos(イヌ)+agcho(殺す)・犬に対して害のあると考えられていたこの属の一種の古代名より命名された。
$ 抱茎の。
#2 Vincetoxicum=?
. ロクオンソウ
ヒゴビャクゼン
Cynanchum atratum Bunge
Vincetoxicum atratum (Bunge) C.Morren et Decne.
# cyno(gr.犬)+anchein(gr.殺す)・kynos(犬)+agcho(殺す)・犬に対して毒害のあると考えられていたこの属の一種の古代名より命名された。
$ 黒くなった・暗黒の・黒く装った・暗い。
#2 Vincetoxicum=?。
. フナバラソウ
Cynanchum globarum forma viridescens Murata
# cyno(gr.犬)+anchein(gr.殺す)・kynos(犬)+agcho(殺す)・犬に対して毒害のあると考えられていたこの属の一種の古代名より命名された。
$ 無毛の、平滑な
& 緑色がかった、淡緑色の
. アオタチカモメヅル
Cynanchum paniculatum (Bunge) Kitag.
Vincetoxicum pyconstelma Kitag.
# cyno(gr.犬)+anchein(gr.殺す)・kynos(犬)+agcho(殺す)・犬に対して毒害のあると考えられていたこの属の一種の古代名より命名された。
$ 円錐形の
#2 ?
$2 ?
. スズサイコ
Cytisus scoparius (L.) Link; Spartium scoparius L.
# うまごやしのギリシャ名の転用・低木のマメ科植物の一種ギリシャ名kytisosより
$ ほうき状の
. エニシダ
.up.
Daphne kuiseana Miq.
# ダフネー(神話)Peneus河神の娘Apolloの求愛から逃れて月桂樹に化した・月桂樹・ギリシャ神話の女神の名・転じてゲッケイジュ(月桂樹)のギリシャ名・葉の形の類似から再転してこの属に使用。
$ 九州の。
. コショウノキ
Daphniphyllum macropodum Miq.
D. himalense (Benth.) Muell. Arg. subsp. macropodum (Miq.) Huang.
# Daphne(ジンチュオゲ属)+phyllon(gr.葉)
$ 長柄の・太い軸の。
$2 himalense=?
. ユズリハ
Deinanthe bifida Maxim.
# denis(gr.異常の)+anthos(gr.花)
$ 2裂の・2またの・2に裂けた
. ギンバイソウ
Dendranthema indicum (L.) Des Moulins;
Chrysanthemum indicum L.
# ?
$ インドの
#2 Chrysanthemum=chrysos(gr.黄金)+anthemon(gr.花)からなる古代ギリシャの植物名chrysanthemonに由来
. シマカンギク
Dendrobium moniliforme (L.) Sw.
# dendron(樹木)+bion(生活する)。樹木に着生して生活するから。
$ 数珠状の・じゅずを持った
. セッコク
Desmodium heteorcarpon (L.) DC.
# desmos(gr.きずな、鎖)+eidos(gr.構造)・desmos(帯、くさり)+eidos(構造)・果実の途中に節があり、鎖状に連なることによる
$ ?
. シバハギ
Desmodium oldhamii Oliver
Hylodesmum oldhamii (Oliv.) H.Ohashi et R.R.Mill
# desmos(gr.きずな、鎖)+eidos(gr.構造)・desmos(帯、くさり)+eidos(構造)・果実の途中に節があり、鎖状に連なることによる。
$ 英国人の採集家オルダムR.Oldham(1837-1864)の・イギリスのKew植物園から派遣されて1861年来日。
#2 Hylodesmum=?
. フジカンゾウ
Desmodium podocarpum DC. subsp. oxyphyllum (DC.) Ohashi.
Desmodium racemosum (Thunb.) DC.
Hylodesmum podocarpum (DC.) H.Ohashi et R.R.Mill subsp. oxyphyllum (DC.) H.Ohashi et R.R.Mill
Desmodium podocarpum DC. subsp. oxyphyllum (DC.) H.Ohashi var. oxyphyllum H.Ohashi
# desmos(gr.きずな、鎖)+eidos(gr.構造)・desmos(帯、くさり)+eidos(構造)・果実の途中に節があり、鎖状に連なることによる。
$ 柄果・柄のある果実の
& 鋭い葉の・尖った葉の。
$2 racemosum=総状花序を着けた。
#3 Hylodesmum=?
. ヌスビトハギ
Deutzia bungeonsis Hatus.
# オランダのJ. van der Deutzへの献名
$ ロシアの植物学者、モンゴルや北支那植物
. マルバコウツギ
(タカチホウツギ)
Deutzia crenata Sieb. et Zucc.
# オランダのJ.van der Deutzへの献名。
$ 円鋸状の
. ウツギ
Deutzia scabra Thunb.
# オランダのJ.van der Deutzへの献名。
$ 凸凹のある・ざらついた・粗面の。
. マルバウツギ
Dianthus superbus L. var. longicalycinus (Maxim.) Willams
# ギリシャ名Dios(ギリシャ神話の神 ジュピター)+anthos(花)・即ちジュピター自身の花・花の美しさをたたえたもの。
$ 気高い・堂々とした・立派な・華美な・傲慢な
& ?
. カワラナデシコ
Diaspananthus uniflorus ( Sch.Bip.) Kitam
Ainsliaea uniflora Sch.Bip
# dis(gr.2)+aspis(gr.楯)+anthos(gr.花)
$ 単花の、1花の
#2 Ainsliaea=イタリーのWhitelaw Ainslierに基づく
. クサヤツデ
Dichocarpum dicarpon (Miq.) W.T. Wang et Hsiao ; Isopyrum dicarpon Miq.
#2 Isopyrum=isos(gr.同)+pyros(gr.小麦) Fumaria(ケシ科)の古代ギリシャ名を転用したもの葉形が似ているため。
$ 二果の
. サバノオ
Dichocarpum trachyspermum (Maxim.) W.T. Wang et Hsiao; Isopyrum trachyspermum Maxim.. トウゴクサバノオ
Dioscorea quinqueloba Thunb.
# ギリシャのP.Dioscorides(A.P.1世紀)への献名
$ 5浅裂の
. カエデドコロ
Dioscorea tokoro Makino
# ギリシャのP.Dioscorides(A.P.1世紀)への献名
$ 和名トコロ・オニドコロのこと。
. オニドコロ
Diplomorpha ganpi (Sieb. et Zucc.) Nakai;
Wikstroemia ganpi (Sieb. et Zucc.) Maxim.
# diplos(gr.二重)+morphos(gr.形)
$ ガンピ
. コガンピ
Diplomorpha trichotoma (Thunb.) Nakai: Wikstroemia trichotoma (Thunb.) Makino
# diplos(gr.二重)+morphos(gr.形)
$ 3分岐の・3又の
. キガンピ
Disporum lutescens (Maxim.) Koidz.
# dis(gr.2)+spora(gr.種子)・子房の確執に二個の胚珠を持つことによる。
$ 淡黄色の・やや黄色
. キバナチゴユリ
Disporum sessile Don
# dis(gr.2)+spora(gr.種子)・子房の確執に二個の胚珠を持つことによる。
$ 無柄の・座るに適した(植物のたけか)・低い・固定した。
. ホウチャクソウ
Disporum smilacinum A. Gray
# dis(gr.2)+spora(gr.種子)。子房の各室に二個の胚珠を持つことによる。
$ ?
. チゴユリ
Drosera rotundifolia L.
# (gr.露を帯びた)に由来
$ 円形葉の
. モウセンゴケ
Dunbaria villosa (Thunb.) Makino
# インドの土名dunbarnに由来
$ 毛の多い・毛むじゃらの・長軟毛のある・軟毛のある。
. ノアズキ
Dumasia truncata
# Sieb. et Zucc.フランスのJ.B.Dumasへの献名。
$ 切り型の・頭が急に切られた。
. ノササゲ
.up.
Eccoilopus cotulifer (Thnub.) A. Canus
# eccoilozo (br.腹をへこます)+pous(gr.足)
$ 灰汁を有する
. アブラススキ
Echinops setifer Iljin
# echinos(gr.ウニまたはハリネズミ)+ops(gr.似た姿の)・はじめechinos(ウニまたはハリネズミ)+pos(足)であったのをリンネがops(姿をするもの)にかえた・球形の頭状花集団がとげだらけに見えるから。
$ 剛毛を有する・剛毛を生じる。
. ヒゴタイ
Eclipta prostrata L.; E. alba L.
# ecleipo(gr.不完全の・欠けた。)
$ 平伏した。
. タカサブロウ
Edgeworthia chrysantha Lindley
E. papyrifera Siebold et Zucc.
# イギリスのM.P.Edgeworthへの献名。
$ 黄金色の・黄色の。
#2 papyrifera=紙を持った
. ミツマタ
Elaeagnus umbellata Thunb.
# elaios (gr.オリーブ)+(gr. セヨウニンジンボク)
$ 散形花序の・散形の
. アキグミ
Elatostema laetevirens Makino
# elatos(gr.弾性)+stemon(gr.雄しべ)・elatos(追う・打つ)+stema(雄しべ)・elatosが英語elastic(弾力のある)の意味につかわれた・雄しべがはじめ曲がっていて、成熟時に弾力で飛び出ることに基づく。
$ 鮮緑色の・ライトグリーンの。
. ヤマトキホコリ
Elatostema umbellatum Blume var. umbellatum
Elatostema japonicum Wedd.
# elatos(gr.弾性)+stemon(gr.雄しべ)・雄しべがはじめ曲がっていて、成熟時に弾力で飛び出ることに基づく。
$ 散形花序の。
. ヒメウワバミソウ
Elsholtzia ciliata (Thunb.) Hylander
E. patrinii (Lepech.) Garcke
# ドイツのJ.S.Elsholtz(1623-1688)への献名
$ 縁毛のある
$2 patrinii=フランスの植物学者E.L.M.パトランの
. ナギナタコウジュ
Epilobium pyrricholophum Franch. et Savat.
# epi(gr. 上)+lobon (gr. さや)
$ ?
. アカバナ
Epimedium diphyllum (Morr. et Decne.) Lodd.
Epimedium diphyllum Lodd. ex Graham subsp. diphyllum
Epimedium diphyllum (C.Morren et Decne ) Lodd. subsp. diphyllum
# epi(gr.土)+Media(gr.メディア・ギリシャの地名)・地名Mediaに由来するepimedionからでた名。だたしこのepimedionは別の植物の名であるとされている。
$ 2葉ある。
. バイカイカリソウ
Epimedium grandiflorum Morr. var. higoense T. Shimizu
# epi(gr.土)+Media(gr.メディア・ギリシャの地名)・地名Mediaに由来するepimedionからでた名。だたしこのepimedionは別の植物の名であるとされている。
$ 大きい花の。
& 肥後の。
. ヒゴイカリソウ
Epipactis thunbergii A. Gray
# ギリシャの植物名に由来
$ スェーデン人植物学者で日本植物誌を初めて発表したツュンベリーC.P.Thunberg(1743-1828)
. カキラン
Erechtites hieracifolia ( L.) Raf.
Erechtites hieraciifolius ( L.) Raf. ex D.C. var. hiceraciifolius
# ?
$ ?
. ダンドボロギク
Erigeron anneuus (L.) Pers.
# (gr.)多分eri(早い)+geron(老人)より。灰色の軟毛でおおわれてはるはやく花の咲く植物という意味
$ 1年生の
& 
.ヒメジョオン
Erigeron canadensis L.
# 多分eri(早い)+gero(老人)より
$  カナダの
. ヒメムカシヨモギ
Erigeron strigosus Muhl.
# (gr.)多分eri(早い)+geron(老人)より。灰色の軟毛でおおわれてはるはやく花の咲く植物という意味
$ 
. ヘラバヒメジョオン
Erigeron sumatrensis Retz.
# 多分eri(早い)+gero(老人)より
$ スマトラの
. オオアレチノギク
Euonymus oxyphyllus Miq.
# eu(gr.良い)+onoma(gr.名)・良い評判の意。
$ 鋭形をした萼片のある。
. ツリバナ
Eupatorium chinense L.
Eupatorium makinoi T.Kawahara et Yahara
# アジアの王Mithridetes(B.C132-63)の姓Eupatorに由来・紀元前132-63年の小アジアのPotus王MithridatesVI Eupatorに捧げられた名で、彼はこの属のある植物を薬用にしたといわれる。Eupatorには良き父の意がある。
$ 支那の。
$2 makinoi=牧野富太郎の。
. ヒヨドリバナ
Eupatorium lindleyanum DC.
# アジアの王Mithridetes(B.C132-63)の姓Eupatorに由来・紀元前132-63年の小アジアのPotus王MithridatesVI Eupatorに捧げられた名で、彼はこの属のある植物を薬用にしたといわれる。Eupatorには良き父の意がある。
$ リンドレイJ.Lindleyの
. サワヒヨドリ
Euphorbia pekinensis Rupr.
Galarhoeus pekinensis(Rupr.) Hara
Euphorbia lasiocula Boiss.
E. pekinensis Rupr. var. japanensis Makino
# ローマ時代の医師Euphorbusへの献名。
$ 北京産の
#2 Galarhoeus = gala(乳)+rhoeus(漏る)。茎を切ると乳が出るから。
. タカトウダイ
Eurphorbia pekinensis Rupp. subsp. asoensis T.kuros. et H.Ohashi
# ローマ時代の医師 Euphorbus への献名
$ 北京産の 中国Beijigの
& 阿蘇産の
. アソタイゲキ
Euphorbia sieboldiana Morr. et Decne.
# ローマ時代の医師Euphorbusへの献名。
$ シーボルトの
. ナツトウダイ
Euphrasia multifolia Wettst
# eupirasia(gr.陽気・爽快)・古くからいいわれている視力をます薬効をたたえたという。
$ ?
. ツクシコゴメグサ
Euptelea polyandra Sieb. et Zucc.
# eu(良い)+ptelea(ニレ)・美しいニレの意・果実の形が似るが、雄花はずっと美しいから。
$ 多蕊の・多くの(20個以上)雄しべのある。
. フサザクラ
.up.
Fagopyrum esculentum Moench
Polygonum fagopyrum L.
# Fagus(ブナ)+pyros(gr.小麦・穀物)。ラテン名Fagus(ブナ)+ギリシャ名pyros(コムギ)三稜を持つ果実がブナの実に似ていることから。
$ 食べられる。食用になる。
#2 Polygonum=多角形・polys(gr.多)+gonu(膝・節)茎に多くの膨らんだ節があるから
. ソバ
Fritillaria amabilis Koidz.
# fritilus(サイコロを入れる筒)に由来・筒状をした花形をたとえたもの。
$ 親切な・可愛い・愛すべき・好意のある・愛情の深い・愛らしさ。
. ホソバナコバイモ
.up.
Galeola septentrionalis Reichb. fil.
Cyrtosia septentrionalis (Rchb.f.) Garay
# 小さな兜・花形からの連想・galea(兜)の縮小形。
$ 北の・北半球の・北極に近い方。
# Cyrtosia=?
$ 
. ツチアケビ
Galinsoga quadriadiata Ruiz et Pav.
Galinsoga ciliata (Raf.) Blake
# 18世紀のスペインの植物学者でマドリットの植物延長Mariano Martinez de Galisogaの名に因んだもの。
$ ?
$2 ciliata=縁毛のある・絨毛のある
. ハキダメギク
Galium kikumugura Ohwi
# カワラマツバのギリシャ古名 galion(gr.)に由来。ギリシャ古名 galionから、gala(乳)から出た語で、カワラマツバはもとはチーズを作る際に牛乳を凝固させるのに使ったため。
$ 和名キクムグラ
. キクムグラ
Galium trifloriforme Komar. var. nipponicum (Makino) Nakai
# カワラマツバのギリシャ古名 galion(gr.)に由来。ギリシャ古名 galionから、gala(乳)から出た語で、カワラマツバはもとはチーズを作る際に牛乳を凝固させるのに使ったため。
$ 三花をつける形の
& 日本の
. クルマムグラ
Galium verum L. var. asiaticum Nakai. キバナカワラマツバ
Gastrodia elata Blume
# gaster(gr.胃)に由来・gaster(腹)から出た語・花被全体が腹のように膨らんでいるから
$ 背の高い
. オニノヤガラ
Gentiana scabra Bunge. var. buergeri (Miq.) Maxim.
Gentiana pseudoaquatica Kusn.
# Illyriaの王Gentius(B.C.500頃)に由来・この植物とその薬効の発見者Pliny により付けられたもの。
$ 粗い・凸凹した・かさかさした・ざらざらした・不潔な・粗面の。
& 日本植物の採集家ドイツ人ブリュルゲルH.Bürger(1840-1858)の。
$2 pseudoaquatica=?
. リンドウ
Gentiana thunbergii (G. Don) Griseb.
# Illyriaの王Gentius(B.C.500頃)に由来・この植物とその薬効の発見者Pliny により付けられたもの。
$ スウェーデン人植物学者で日本植物誌をはじめて発表したツェンベリーC.P.Thunberg(1743-1828)の。
. ハルリンドウ
Gentiana zollingeri Fawcett
# Illyriaの王Gentius(B.C.500頃)に由来・この植物とその薬効の発見者Pliny により付けられたもの。
$ オランダの植物学者ツォーリンゲルH.Zollinger(1818-1859)の。
. フデリンドウ
Geranium krameri Franch. et Savat.
G. japonicum auct.non Franch. et Sav.
# geranos(gr.鶴)から出たgeranionに由来・長いくちばし状の果実を鶴のくちばしにたとえた。
$ 日本植物を採集したベルギーの園芸家クラメルの。
. タチフウロ
Geranium nepalense Sweet subsp. thunbergii (Sieb. et Zucc.) Hara;
G. thunbergii Sieb. et Zucc.
# geranos(gr.鶴)から出たgeranionに由来・長いくちばし状の果実を鶴のくちばしにたとえた。
$ ネパールの
& スウェーデン人植物学者で日本植物誌をはじめて発表したツェンベリーC.P.Thunberg(1743-1828)
. ゲンノショウコ
Geranium soboliferum Komar. var. kiusianum (Koidz.)
# geranos(gr.鶴)から出たgeranionに由来・長いくちばし状の果実を鶴のくちばしにたとえた。
$ 根元から勢いのよい徒長枝を出す。
& 九州の。
. ツクシフウロ
Geranium tripartitum R. Knuth
# geranos(gr.鶴)から出たgeranionに由来・長いくちばし状の果実を鶴のくちばしにたとえた。
$ 三分した、三深裂の
. コフウロ
Glechoma hederacea L. subsp. grandis (A.Gray) Hara
# ハッカの一種のギリシャ名glechon(gr.)に由来
$ キズタ属Hederaに似た・常春樹に由来
& 大きい・偉大な・荘重な
. カキドオシ
Glyceria leptolepis Ohwi.
# glyceros(gr.甘い)に由来・glykeros(甘い)・この属のG.fluitansの粒が甘いため。
$ 薄い鱗片のある。
. ヒロハノドジョウツナギ
Glycine max (L.) Merr. subsp. soja (Siebold et Zucc.) H.Ohashi
# glycys(gr.甘い)から
$ Phaseolus max L. の形容語・意味不明
& 日本語醤油からの転化。
. ツルマメ
Gnaphalium affine D.Don
G. multiceps Wall. ex DC.
# ははこぐさ・gnaplallon(gr.フェルト)に由来・ある軟毛に覆われた植物の古代ギリシャ名で、gnaphalllion(一握りのむく毛、転じてフェルト)に由来する。
$ 〜に近い・〜に近縁な・〜に関係ある。
$2 multiceps=多頭の
. ハハコグサ
Goodyera biflora (Lindl.) Hook.f.
Goodyera marcrantha Maxim.
# J.Goodyer(1592-1664)への献名
$ 二花の
$ marcranthe=大きい花の・大きい花のある。
. ベニシュスラン
.up.
Habenaria dentata (Sw.) Schltr.
# habena(平紐・手綱)・ある種のものの唇弁の形を例えた。
$ 歯のある・鋭鋸歯の・歯状の。
. ダイサギソウ
Haloragis micrantha (Thunb.) R.Br.
# hals(gr. 海)+rhax(gr.ブドウ)
$ micranthus 小さい花の
. アリノトウグサ
Hamamelis japonica Sieb. et Zucc.
# hama(gr.同時)+melon(gr.リンゴ)・西洋サンザシ(Mespilus)または、これに似たある種の樹に漬けられた古代ギリシャ名でhamos(似た)+melis(リンゴ)が語源とされる。
$ 日本の。
. マンサク
Hedyotis lindleyana Hook. var. hirsuta ( L.fil) Hara
Neanotis hirsuta (L.f.) W.H.Lewis var. hisuta
# heyds(gr.甘い)+ous,otos(gr.耳)。
$ 英国の植物学者リンドレイJ.Lindlleyの。
& 直立した・突起した・手の入れてない・粗野な・剛毛の・もじゃもじゃの・飾らない・多毛の。
#2 Neanotis=?
. ハシカグサ
Helianthus tuberosus L.
# helios(gr.太陽)+anthos(gr.花)
$ 凸凹した・塊茎のある・塊茎状の
. キクイモ
Heloniopsis orientalis (Thunb.) C. Tanaka
# Helonias属に似た意。Helonias属は北アメリカ固有の単系属で、その語源はギリシャ語helos(沼地、湿地)の短縮形。
$ 当東方の。
. ショウジョウバカマ
Helwingia japonica (Thunb.) F. G. Dietrich
Helwingia japonica (Thunb.) F. Dietr. subsp. japonica
# ドイツのG.A.Helwing(1666-1748)への献名。
$ 日本の。
. ハナイカダ
Hemerocallis citrina Baroni var. vespertina (Hara) M. Hotta
H. vespertina Hara
# hemera(gr.一日)+callos(gr.美)・herma(一日)+kallos(美しい)・一日の美しさの意・この属の花は一日で萎むため。
$ レモンの・レモンイエローの・緑がかった黄色の。
& 夕方の・西の・西方にある・夕咲の・夕方に花を開く。
. ユウスゲ
キスゲ
Hemerocallis fulva L. var. longituba (Miq.) Maxim.
H. longituba Miq.
Hemerocallis fulva L. var. disticha (Donn ex Ker Gawl.) M.Hotta
# hemera(gr.一日)+callos(gr.美)・herma(一日)+kallos(美しい)・一日の美しさの意・この属の花は一日で萎むため。
$ 茶褐色の。
& 長い管の
&2 disticha=二列生の
. ノカンゾウ
Hemerocallis fulva (L.) L. var. kwanso Regel
# hemera(gr.一日)+callos(gr.美)・hemera(一日)+kallos(美しい)・一日の美しさの意・この属の花は一日で萎むため。
$ 褐色の・茶褐色の・茶褐色を帯びた・黄褐色の・赤褐色の・濃黄の
. ヤブカンゾウ
Hemisteptia lyrata Bumge
# gr.hemi(半)+steptos(冠のある)・冠毛が2列あるが、外側のはひどく短いため
$ 頭大羽裂の・竪琴状の
. キツネアザミ
Heracleum nipponicum Kitag.
Heracleum sphondylium L. var. nipponicum (Kitag.) H.Ohba
# ギリシャ神話のHerculesにささげられpanakes herakleion(ヘラクレスの万能薬)と言うことから付いた名で、Pinyが最も薬効の高い種類に与えられたもの。
$ 日本の。
. ハナウド
Herminium lanceum (Thunb.) Vuijk var. longicrure (Wright) Hara
Herminium lanceum (Thunb. ex Sw.) J.Vuijk
# hermis(gr.柱)に由来・ギリシャ語hermin(寝台の柱)・花序または根の形状からといわれる。
$ 槍身形の・披針形の。
& 長脚の。
. ムカゴソウ
Heteropappus hispidus (Thunb.) Loss.
Aster hispidus Thunb. var. hispidus
# heteros(gr.異なる)+pappus(gr.冠毛)・頭毛の中心部の筒状花には長い冠毛があるが舌状花にはごく短いものしかないため。
$ 粗造りの・乱雑な・毛むくじゃらの・毛深い・剛毛で覆われた・ごつごつした・粗野な・剛毛のある・棘毛のある。
#2 Aster=(gr.星)・星状態・頭状花が放射状をなすことからきている。
. ヤマジノギク
Heterotropa asaroides Moor. et Decne.;
Asarum asaroides (Morr. et Decne. ) Makino
# heteros(gr.異なる)+tropos(gr.向き)。基準となる一種(H.asaroides)では、交互に並ぶ大小の雄しべの葯がそれぞれ外側と側方に向いているため。本属の1種のギリシャ名による。ギリシャ古名asaronに因むが、出所不詳。一説には花が半ば地下に埋もれて咲くから、a(無い)+saroein(装飾)ともいう。
$ カンアオイ属Asarmu に似た。
. タイリンアオイ
Heterotropa hexaloba (F.Maek) F.Maek
Asarum hexalobobum F.Maek. var. hexalobobum
# heteros(gr.異なる)+tropos(gr.向き)
$ ?
#2 Asarum=オウシュウサイシン・ギリシャ語asaromに因むが、出所不明。一説には花が半ば埋もれて咲くことから、a(無い)+aroein(装飾)ともいう。又、asaron(枝を打たぬ)で根茎が分枝しないことから来たともいう。
$2 hexalobobum=?
. サンヨウアオイ
Hololeion maximowiczii Kitam.
Hololeion fauriei (H.Le'v. et Vaniot) Kitam.
Hieracium hololeion Maxim.
# holo(完全)+leion(ライオン)。leionはタンポポ(dandelion)を意味し、それに比べて葉が全縁であるため。スイラン属として北村四郎の命名。
$ ロシア人で東亜植物研究者マキシモヴィチ(1827-1891)の。
$2=fauriei 明治時代に日本で採集した宣教師U.フォーリーの。
. チョウセンスイラン
Hosta albo-marginata (Hook.) Ohwi
# オーストリアのN.T.Host(1761-1834)への献名
$ 白い縁取りのある。白い縁の。
. コバギボウシ
Hosta sieboldiana (Lodd.) Engler; H.montanna F. Maek
# オーストリアのN.T.Host(1761-1834)への献名
$ 日本植物の研究者シーボルト
. オオバギボウシ
Houttuynia cordata Thunb.
# オランダの医師で博物学者 Martin Houttuynia(1720-1794)の名に因む。
$ 心臓形の(普通のハート形の逆向きのもの)。
. ドクダミ
Humulus japonicus Sieb. et Zucc.
# ホップのラテン名から
$ 日本の
. カナムグラ
Hydrangea luteo-venosa Koidz. . コガクウツギ
Hydrangea paniculata Sieb. et Zucc.
# hydro(gr.水)+angeion(gr.容器)・さく果の形から来た。
$ 円錐形の。
. ノリウツギ
Hydrangea serrata (Thunb. ex Murrray) Ser.
Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. serrata f. serrata
# hydro(gr.水)+angeion(gr.容器)・さく果の形から来た。
$ 鋸のような・ぎざぎざのある・鋸歯状の。
. ヤマアジサイ
Hydrangea sikokiana Maxim.
# hydro(gr.水)+angeion(gr.容器)・さく果の形から来た。
$ 四国産の。
. ヤハズアジサイ
Hylotelephium erythrostictum (Miq.) H.Ohba;
Sedum erythrosticum Miq.:
S. alboroseum Baker;
# Sedum= sedere(座る)に由来
$ alboroseum= 白色がかったバラ色の、帯白紅紫色の
. ベンケイソウ
Hypericum ascyron var. longistylum Maxim.
# 植物のギリシャ名 hyperikon(gr.)に由来・ギリシャ語のhyper(上) eikon(画)あるいは、hypo(下に)erice(草むら)が語源とも云われる。
$ 
& 長い花柱の
. コウライトモエソウ
Hypericum erectum Thunb.
# 植物のギリシャ名 hyperikon(gr.)に由来・ギリシャ語のhyper(上) eikon(画)あるいは、hypo(下に)erice(草むら)が語源とも云われる。
$ 直立した
. オトギリソウ
Hypericum hyugamontanum Y. Kimura.
# 植物のギリシャ名 hyperikon(gr.)に由来・ギリシャ語のhyper(上) eikon(画)あるいは、hypo(下に)erice(草むら)が語源とも云われる。
$ 
. クモイオトギリ
Hypericum pseudopetiolatum R. Keller
# 古代ギリシャ名hyperikonに由来・ギリシャ語のhyper(上)=eikon(画)。あるいはhypo(下に)+erice(草むら)が語源とも言われる。
$ pseudo〜=偽の:petiolatum=葉柄のある
. サワオトギリ
Hypochaeris radicata L.
# ギリシャの植物名でhypo(gr.-のための、-の下の)+choeros(gr.子豚)。
$ 根を有する・根のある。
. ブタナ
Hypoxis aurea Lour.
# ギリシャ語のhypo(下の)+oxys(鋭い・尖った)の意味で、ある植物のギリシャ古名から本属に転用された。あるいはリネンが用いたhypoxys(やや酸性の)にに基づくとも言われる。
$ 黄金色の。
. コキンンバイザサ
.up.
Impatiens hypophylla Makino
# 忍耐のない・耐え難い・我慢のできない・あることの能力のない・短気な・じれったい・無情な・im(不)+patiens(忍耐)。impatient(不忍耐)の意で、刮ハに触れると急にはじけるから。
$ 葉の下に生ずる。
. ハガクレツリフネ
Impatiens noli-tangere L.
# 忍耐のない・耐え難い・我慢のできない・あることの能力のない・短気な・じれったい・無情な・im(不)+patiens(忍耐)。impatient(不忍耐)の意で、刮ハに触れると急にはじけるから。
$ 私に触れるなの意で、キツリフネのラテン名・さわると種子が飛ぶから
. キツリフネ
Impatiens textori Miq.
# 忍耐のない・耐え難い・我慢のできない・あることの能力のない・短気な・じれったい・無情な・im(不)+patiens(忍耐)。impatient(不忍耐)の意で、刮ハに触れると急にはじけるから。
$ 出島オランダ商館にきた採集家テキストールの。
. ツリフネソウ
Imperata cylindrica ( L.) Beauv.
Imperata cylindrica (L.) Raeusch. var. koenigii (Retz.) Pilg.
# 16世紀のイタリアのF.Imperateへの献名。
$ 円柱状の・円筒形の。
&  koenigii=?
. チガヤ
Indigofera pseudo-tinctoria Matsum.
# indigo(藍)+fero(有する)
$ pseudo=偽の:tinctoria=染色の。染料の。
. コマツナギ
Inula britannica L. subsp. linariaefolia (Turcz.) Kitam.
# Inula Helenium の古代ラテン名 ギリシャ名は elenion。
$ 英国の・ブリタニアの。
& ?。
. ホソバオグルマ
Inula salicina L. var. asiatica Kitam. . カセンソウ
Iris ensata Thunb. var. spontanea (Makino) Nakai
Iris ensata Thunb. var. spontanea (Makino) Nakai ex Makino et Nemoto
# iris(gr.虹)・ギリシャ神話虹の女神より転じて植物名。
$ 剣型の。
& 自然の・随意の・自発的の・任意の・野生の・自生の。
. ノハナショウブ
Iris japonica Thunb.
# iris(gr.虹)・ギリシャ神話虹の女神より転じて植物名。
$ 日本の
. シャガ
Iris pseudacorus L.
# iris(gr.虹)・ギリシャ神話虹の女神より転じて植物名
$ 偽のAcorus(美しくない花に由来する・ギリシャ語akoronに由来する この植物のラテン語名に基づく a=否定+coros=装飾)
. キショウブ
Iris rossii Baker
# iris(gr.虹)・ギリシャ神話虹の女神より転じて植物名
$ 採集家ロッスの
. エヒメアヤメ
Ixeris dentata (Thunb.) Nakai
Ixeridium dentatum (Thunb.) Tzvelev
# この属の植物のインド名に由来する。
$ 歯のある。
. ニガナ
Ixeris stolonitera A.Gray
# この属のインド名に由来する。
$ 匍匐(ほふく)茎のある、ストロンのある
. ジシバリ(イワニガナ)
.up.
Justicia procumbens L.
# 18世紀のスコットランドのJ.Justiceを記念。
$ 平伏の・仰臥の
. キツネノマゴ
.up.
Kalimeris miqueliana ( Hara) Kitam.
Aster miqueliuna Hara
# kalos(gr.美しい)+mero(gr.部分)・花弁が美しいから。
$ オランダ人植物分離学者で日本植物を研究したミケルF.A.Miquel(1811-1871)
. オオバヨメナ
Kalimeris yomena Kitam.
Aster yomena (Kitam.) Honda
# kalos(gr.美しい)+mero(gr.部分)・花弁が美しいから。
$ ヨメナ(日本語から)。
#2 Aster=# (gr.星)・星状態・頭状花が放射状をなすことからきている。
. ヨメナ
Kerria japonica (L.) DC.
# 英国のJ.B.Ker(1764-1842)への件名。
$ 日本の。
. ヤマブキ
.up.
Lactuca indica L.
Lactuca indica L. var. indica
# sativa(チサ・レタス) のラテン古名・チサL.sativaのラテン古名・葉や茎から乳(lac.)を出すことから来た古名
$ インドの
. アキノノゲシ
Lactuca raddeana Maxim.
# sativa(チサ・レタス) のラテン古名・チサL.sativaのラテン古名・葉や茎から乳(lac.)を出すことから来た古名
$ シベリア植物の研究者ラッデの
. チョウセンヤマニガナ
Lamium album L. var. barbatum (Sieb. et Zucc.) Franch. et Savat.
# lamos(gr.喉)に由来するギリシャの植物名の転用・イラクサに似た植物の古代ラテン名・一説にギリシャ語でlamos(のど)より・花の筒が長くてのど状に見えるから。
$ ?
& 髭のある・長軟毛のある
. オドリコソウ
Lamium amplexicaule L.
# lamos(gr.喉)に由来するギリシャの植物名の転用・イラクサに似た植物の古代ラテン名・一説にギリシャ語でlamos(のど)より・花の筒が長くてのど状に見えるから。
$ 抱茎の。
. ホトケノザ
Lamium humile (Miq.) Maxim.
Ajugoides humilis (Miq.) Makino
# lamos(gr.喉)に由来するギリシャの植物名の転用・イラクサに似た植物の古代ラテン名・一説にギリシャ語でlamos(のど)より・花の筒が長くてのど状に見えるから。
$ 低い・小さい。
#2 Ajugoides=Ajuga に似たもの
. ヤマジオウ
Lamium purpureum L.
# lamos(gr.喉)に由来するギリシャの植物名の転用・イラクサに似た植物の古代ラテン名・一説にギリシャ語でlamos(のど)より・花の筒が長くてのど状に見えるから。
$ 緋色の・紫の・(色)の濃い・深紅色の・光り輝く・華美な。
. ヒメオドリコソウ
Laportea bulbifera(Sieb. et Zucc.) Wedd.
# フランスのF.L. de Larporteへの献名。
$ 球根(鱗茎)を生ずる。
. ムカゴイラクサ
Lapsana apogonides Maxim.
# キャベツの類。Discoridesが使用した大根の名を転用。
$ イネ科のApogonに似た
. コオニタビラコ
Lathraea japonica Miq.
# 欧州の種類にTournefortが付けた名でlalhraios(隠れていた)の意・落葉の下にほとんど埋まっているから。
$ 日本の。
. ヤマウツボ
Lathyrus davidi Hance
# la(gr.非常に)+thyros(gr.刺激する)・Theophrastusがつけた名Lathyrosに基づく・la(加える)+thyros(刺激する)・種子に催淫性があると信ぜられたため。
$ ?
. イタチササゲ
Lathyrus quinquenervius (Miq.) Litv.
# la(gr.非常に)+thyros(gr.刺激する)・Theophrastusがつけた名Lathyrosに基づく・la(加える)+thyros(刺激する)・種子に催淫性があると信ぜられたため。
$ 五脈の。
. レンリソウ
Lecanthus peduncularis Wedd.
# 
$ 
. チョクザキミズ
Leibnitzia anandria (L.)Turcz.
# ドイツのG.W.Leibnitz(Leipnitz)(1664-1716)への献名。
$ 属名転用「おしべのない」の原意。
. センボンヤリ
Leonurus jaonicus Houtt.
L. sibricus auct. non L.
# leon(gr.ライオン)+oura(gr.尾)・長い花序の形に基づく。
$ 日本の。
$2 sibricus=シベリアの
. メハジキ
Leonurus macranthus Maxim.
# leon(gr.ライオン)+oura(gr.尾)・長い花序の形に基づく。
$ 大きい花の・大きい花のある
. キセワタ
Lespedeza bicolor Turcz.
L. bicolor var. japonica Nakai
# V.M.deCespedesへの献名であったが、ミスプリントのためLespedezaと成った。
$ 二色の・まだらの・市松模様の・斑の。
. ヤマハギ
Lespedeza cyrtobotrya Miq.
# V.M.deCespedesへの献名であったが、ミスプリントのためLespedezaと成った
$ ?
. マルバハギ
Lespedeza juncea (L. fil.) Pers. var. serpens (Nakai) Ohashi
L. cuneata G. Don var. serpens(Nakai) Ohw.
# V.M.Cespedesへの献名であるが、ミスプリントのためにLespedezaと成った。
$ 藺草(イグサ)の・イグサに似た。
& 蛇・はっている・匍匐性の・蛇のような。
$2 cuneata=楔(クサビ)形の。
. ハイメドハギ
Lespedeza juncea (L.f.) Pers. var. subsessilis Miq.
Lespedeza cuneata (Dum.Cours.) G.Don
# V.M.deCespedesへの献名であったが、ミスプリントのためLespedezaと成った
$ イグサに似た
& 無柄に近い
#2 V.M.deCespedesへの献名であったが、ミスプリントのためLespedezaと成った
$2 cuneata 楔形の
. メドハギ
Lespedeza pilosa (Thunb.) Siebold et Zucc.
# V.M.de Cespedes への献名であるがミスプリントのためLespedezaと成った。
$ 有毛の、柔毛ある
. ネコハギ
Lespedeza tomentosa (Thunb.) Siebold ex Maxim.
# V.M.de Cespedes への献名であるがミスプリントのためLespedezaと成った。
$ ビロード毛のある。密に細綿がある。
. イヌハギ
Lespedeza virgata (Thunb.) DC.
# V.M.deCespedes への献名であるが、ミスプリントのためLespedzaとなった。
$ 竿状の・棒状の・しなやかな枝がある。
. マキエハギ
Leucosceptrum stellipilum (Miq.) KItam. et Murata var. tosaense (Makino) Kitam. et Murata
# ?
$ 星状毛の
& 土佐の
. オオマルバノテンニンソウ
Ligularia fischerii (Ledeb.) Turcz. . オタカラコウ
Ligularia fiseheri var. takeyukii
# ligula (舌)
$ ?
. アソタカラコウ
Ligularia japonica (Thunb.) Less.
# ligula(舌)・ligula(革紐)・小さい舌状花をあらわす。
$ 日本の。
. ハンカイソウ
Ligularia stenocephala (Maxim.) Matsum. et Koidz.
# ligula(革ひも)、小さい舌状花をあらわす。
$ 細い頭の
. メタカラコウ
Ligustrum obtusifolium Sieb. et Zucc.
# Ligustrum=vulgareの古名
$ 鈍頭の葉のある
. イボタノキ
Lilium auratum Lindley
# 百合・ユリ型の腕輪・ギリシャ語のleirio(gr.ユリ)から。
$ 金色の・金メッキされた・金で飾られた・金の。
. ヤマユリ
Lilium callosum Sieb. et Zucc.
# 百合・ユリ型の腕輪・ギリシャ語のleirio(gr.ユリ)から。
$ 硬結せる・狡猾の・皮の厚い・殻の堅い・カルスのある・厚い皮のある・タコのできた
. ノヒメユリ
Lilium concolor Salisb.
L. cocolor var. partheneion (Siebold ex de Vriese) Baker
# 百合・ユリ型の腕輪・ギリシャ語のleirio(gr.ユリ)から。
$ 同色の。
& partheneion=?
. ヒメユリ
Lilium leichtlinii Hook. fil. var. maximowiczii (Regel) Baker
# 百合・ユリ型の腕輪・ギリシャ語のleirio(gr.ユリ)から。
$ 
& ロシア人で東亜植物研究者マキシモヴィチ(1827-1891)の。
. コオニユリ
Lidera erythrocarpa Makino
# スウェーデンのJ.Lder(1676-1723)への献名
$ 赤い果実の
& 
. カナクギノキ
Lindera obtusiloba Blume
Benzoin obtusilobum (Blume) Kuntze
# スウェーデンのJ.Linder(1676-1723)への献名。
$ 裂片の頭が鈍い・鈍頭浅裂の。
.ダンコウバイ
Lindera praecox (Sieb. et Zucc.) Blume
# スウェーデンのJ.Linderへの献名
$ 早咲きの・極めて早く現われる
. アブラチャン
Lindera sericea (Sieb. et Zucc.)Blume
# スェーデンのJ.Linder(1676-1723)への献名
$ 絹毛ある
. ケクロモジ
Laparis krameri Franch.
# (g.)liparos(油性の、輝く)滑らかで光沢のある意に基づく
$ 日本の植物を採集したベルギーの園芸家クラメルの 
. ジガバチソウ
Liparis kumokiri F. Maek.
# liaparos (gr.脂肪性の、輝く)に由来
$ 和名クモキリソウより
. クモキリソウ
Liparis odorata (Willd.) Lindl. 
# (g.) liparos (油性の、輝く)滑らかで光沢のある葉に基づく
$ 芳香のある・香りのいい
. ササバラン
Liriope platyphylla Wang et Tang; L. tawadae Ohwi. ヤブラン
Lithospermum zollingeri DC.
Buglossoides zollingeri (DC.) Johnston
# lithos(石)+sperma(種子)・小堅果を結ぶ性質から来た・lithos(gr.石)+sperma(gr.種子)
$ オランダの植物学者ツォーリンゲルH.Zollinger(1818-1859)の。
#2 Buglossoides=?
. ホタルカズラ
Lobelia sessilifolia Lamb.
# 英国のM.de Lobel(1538-1616)への献名。
$ 無柄葉の。
. サワギキョウ
Lonicera gracilipes Miq. var. glandulosa Maxim.
# ドイツのA.Lon.tzer(1528-1586)への献名
$ 細長い柄(脚)の
& 腺の
. ミヤマウグイスカグラ
Lonicera mochidzukiana Makino var. nomurana (Makino) Nakai
# ドイツ人のA.Lonitzer(1528-1586)への献名。
$ ?
& ?
. ヤマヒョウタンボク
Lonicera japonica Thunb.
# ドイツのA.Lonitzer(1528-1586)への献名。
$ 日本の
. スイカズラ
Lotus corniculatus L. var. japonicus Regel
L. japonicus K. Lavsen
# [伝説]ロートス(その実を食べすぎると過去を忘れるといわれる想像上の植物・エノキ、ナツメ、チョウジノキなどの伝説がある)・さまざまな植物につけられたギリシャ名lotusをC. von Linnèが本属の名に限定した。
$ 角(つの)のある,小角状の。
& 日本の。
. ミヤコグサ
Ludwigia epilobiodes Maxim.
Ludwigia epilobiodes Maxim. subsp. epilobioides
# ドイツのC.G.Ludwig(1709-1773)への献名。
$ ?
. チョウジタデ
Luzula capitata (Miq.) Miq.
# 一説によるとluculus(小さい森)に由来するというが、詳細不明。イタリア語lucciola(ほたる)より、またはlux(光)の縮小形luxulae,またはgramenluzulaceからきた名で、この属の一種が露に輝く様からきたという。
$ 頭のある・頭状の・頭花のある
. スズメノヤリ
Lychnis kiusiana Makino
# lychos(gr.炎)に由来・緋色の花の種につけられた
$ 九州の
. オグラセンノウ
Lychnis miqueliana Rohrb.
Silene miqueliana (Robrb.) H.Ohashi et H.Nakai
# lychnos(gr.炎)に由来・lychnos(灯火・ランプ)に由来し緋色の花の種につけられた。
$ オランダ人植物分類学者で日本植物を研究したケミルF.A.W.Miqel(1811-1871)の。
. フシグロセンノウ
Lychnis sieboldii Van Houtte
Silene sieboldii (Van Houtte) H.Ohashi et H.Nakai
# lychnos(gr.炎)に由来・lychnos(灯火・ランプ)に由来し緋色の花の種につけられた。
$ シーボルトの。
#2 Silene=この属の植物に粘液性の分泌液を出すものが多いので,これを神話のSilenes(酒の神 Bacchas の養父)が酔って泡だらけになった様子にたとえたもの。
. マツモトセンノウ
マツモト
ツクシマツモトが原種である
Lycopus maackianus (Maxim.) Makino
L. angustus Makino
# lykos(gr.オオカミ)+pous(gr.足)・オオカミの足に似ているためとされるが、意味不明。
$ ロシアの探検家ナチュラリストのマーックR.Macckの。
$2 angustus=狭い,細い
. ヒメシロネ
Lycoris radiata (L'He'r.) Herb.
# ギリシャ語の海の女神の名・Lycoris (gr.) に由来。
$ 射出の・放射状の花冠の。
. ヒガンバナ
Lycoris sanguinea Maxim.
# ギリシャ神話の海の女神の名 Lycoris(gr.)に由来
$ 血紅色の
. キツネノカミソリ
Lycoris sanguinea Maxim. var. Kiushiana Maxim.
# ギリシャ神話の海の女神の名Lycoris(gr.)に由来
$ 血紅色の
& 九州の
. オオキツネノカミソリ
Lysimachia acroadenia Maxim.
# マケドニア王Lysimachosに由来。
$ 先端に腺のある。
. ギンレイカ
Lysimachia clethroides Duby
# マケドニア王Lysimachoshに由来。
$ リョウブ属に似た
. オカトラノオ
Lysimachia tanakae Nakai
# マケドニア王Lysimachosに由来。
$ 明治の殖産に功績のある田中芳男(1838〜1916)の,又は信州の植物を研究した田中貢一の
. ミヤマコナスビ
Lysimachia vulgaris L. var. davurica (Ledeb.) R. Knuth
# マケドニア王Lysimachosに由来。
$ 俗の、日常の、平凡な、
& ?
. クサレダマ
Lysionotus pauciflorus Maxim.
# lysis(分離)+notos(背)の意味で、長い果実が背側の縫合線で開裂するから
$ 少数花の
. シシンラン
Lythrum anceps   (Koehne) Makino
# lythron(gr.血)・Dioscoridesによりミソハギに付けられた名を属名にした・花の色による。
$ 二つの頭のもの・不確か・二辺の・二稜形の・両用の・疑わしい・いかがわしい。
. ミソハギ
Lythrum salicaria L.
# lythron(gr.血)・Dioscoridesによりミソハギに付けられた名を属名にした・花の色による。
$ ヤナギ Salixに似た・
. エゾミソハギ
.up.
Macleaya cordata (Willd.) R. Br.
Bocconia cordata Wild
# ロンドンのリンネ学会のセクレタリーA.Mackeyへの献名
$ 心臓形の・心形の。
# Bocconia=?
$ 
. タケニグサ
Magnolia oborata Thunb.
# フランスのP.Magnolia(1638-1715)への献名
$ 倒卵形の
. ホオノキ
Magnolia sieboldii K. Koch subsp. japonica Ueda
M. parviflora Siebold de Zucc.
# フランスのP.H.Magnol(1638-1715)への献名
$ シーボルトの
& 日本の
$2 parviflora=小型の花の
. オオヤマレンゲ
Maianthemum dilatatum (Wood) Nels. et Macbr
# majos(gr.五月)+anthemon(gr.花)・花期に基づく。
$ 広くされた・肥えた・広がった・膨れた・拡張した
. マイヅルソウ
Mallotus japonicus (Thunb. ex Murray) Muell. Arg.
# mallotos(gr.長軟毛のある)
$ 日本の
. アカメガシワ
Meehania urticifolia (Miq.) Maxino
# 米国のT.Meehan(1826-1901)への献名。
$ イラクサ属のUrticaのような葉の。
. ラショウモンカズラ
Melampyrum laxum Miq. var. laxum
# melas(gr.黒い)+pyros(gr.小麦)・この植物の種子の色が黒いため。
$ まばらな、散開する
. シコクママコナ
Melampyrum roseum Maxim. var. japonicum Franch. et Savat
M. ciliare Miq.
# melas(gr.黒い)+pyros(gr.小麦)・この植物の種子の色が黒いため。
$ バラの・バラ色の。
& 日本の。
$2 ciliare=縁毛のある,睫毛(マツゲ)状の毛の生えた
. ママコナ
Menispermum dauricum DC.
# men(gr.月)+sperma(gr.種子)果実の核が馬蹄形(半月形)をしていることから
$ ダフリア地方の
. コウモリカズラ
Mercurialis leiocarpa Sieb. et Zucc.
# メルクリオの・水銀の・Mercurisu神の・ギリシャの神Merucuiusuの形容詞形・Mercurius=Jupiter大神とMaiaとの息子、神々の使神、その他雄弁、商業、窃盗、道路の神であり、また死者の霊を外界へ案内する神(ギリシャ神話のHermes神にあたる)。
$ 平滑な果実・無毛果の。
. ヤマアイ
Metanarthecium luteo-viride Maxim.. ノギラン
Metaplexis japonica (Thunb.) Makino
# meta(gr.後に)+pleco(gr.編む)
$ 日本の
. ガガイモ
Miscanthus sinensis Anderss.
# mischos (gr.小花柄)+anthos (gr.花)
$ 中国の
. ススキ
Miscanthus sacchariflorus (Maxim.) Benth
# mischos(gr. 小花柄)+anthos(gr.花) 
$ サトウキビ属(Saccharum)の花
. オギ
Mitella japonica (Sieb. et Zucc.) Maxim.
# mitra(gr. 僧帽)の縮小形・若い果実の形が帽子状をしていることからきた名
$ 日本の
. オオチャルメルソウ
Mitrasacme pygmaea R.Br.
# mitra (gr. 僧帽)+acme (gr.先端)
$ pygmaea=pumilus (低い・小さい)
. アイナエ
Miyamayomena koraiensis (Nakai) Kitam.
Aster koraiensis Nakai
# ミヤマヨメナ
$ 朝鮮の(高麗から)。
# aster (gr.星)。星・星状。
$ 朝鮮の(高麗から)。
. チョウセンヨメナ
(チョウセンシオン)
Moehringia lateriflora (L.) Fenzl
# ドイツのP.H.Moehring(1720-1762)への件名
$ 花が側生した
. オオヤマフスマ
Monochoria vaginalis (Burm. fil.) Presel var. plantaginea (Roxb.) Solms-Laub.
Monochoria vaginalis (Burm.f.)C.Presl
# mons(gr.単)+chorizo(gr.離す)・雄しべの1本が他の5本と異なるため。
$ 葉鞘のある、鞘のある
& オオバコ属のPlatagoに似た
. コナギ
Monotropa uniflora L.
# monos (gr. 単) +tropos(gr.向く・曲がる)
$ 単花の・一花の
. ギンリョウソウモドキ
Monotropastrum humile (D. Don ) Hara;M.globosum H. Andres
# Monotropa(シャクジョウソウ属)+astron(-に似る)
$ 低い・小さい
. ギンリョウソウ
Morus australis Poir.
# クワに付いたラテン古名morusより・果実の色からケルト語のmor(黒)がもとではないかといわれる。
$ 南の・南方の・南半球の
. ヤマグワ
Mosla dianthera (Hamilt.) Maxim.
Mosla dianthera (Buch.-Ham. ex Roxb.) Maxim.
M. grosseserrata Maxim.
# インドの土名を属名に転用。
$ 二つの葯の。
$3 grosseserrata=粗い鋸歯のある
. ヒメジソ
Mosla punetulata (J.F.Gmel.) Nakai
# インドの土名を属名に転用
$ 細点のある。
. イヌコウジュ
Murdannia keisak Hassk.
# 
$ 採集した江戸時代の二宮敬作を記念して・
. イボクサ
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