- 熊本県植物誌に「極稀」とあります。
初めて見たクモキリソウ。咲いている場所が写真で見るように、今にも崩れそうです。花を撮影するには、斜面を2歩ほど登らなければなりません。足下も直ぐに崩れます。花を正面から観察する事が出来ないので、左手で茎を手前に捻じり、右手で撮しました。花も小さく、写真も見づらいのでアップするのを躊躇しました。この現場はいつ崩壊するのかわかりません。クモキリソウに再び、どこかで出会えるかはわかりません。アップしておきます。
- 和名について
- 雲切草は雲散草のなまったもの。昆虫名が多いことから蜘蛛散草の説もある。(原色牧野植物大図鑑)
- 雲が漂う山上にはえるようすを表現したものといわれるが、確かでない。(日本野生植物館)
- 由来はよくわかっていない。前川文夫(東京大学名誉教授)は、花の形が脚を広げたクモに似ていて、花序全体がクモの子をちらしたように見えることから「蜘散草」と呼ばれるようになったのが、後に転化したのではないかという説を出している。(朝日百科 植物の世界 )
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