HOME (I)
 ← | (6) 2 学名索引 (和名付き) | (6) 2_3:植物分類体系「APG分類体系」に関して →

学名を複数記載したものがあります。理由は図鑑によって学名が違うのがあったからです。(株)平凡社 「日本の野生植物」、(株)北隆館 原色牧野植物大図鑑・増補・改訂 牧野新日本植物図鑑・新訂 牧野新日本植物図鑑など。

阿蘇に咲く花 (636)


A
( 82 )
B
( 11 )
C
( 87 )
D
( 25 )
E
( 25 )
F
( 02 )
G
( 18 )
H
( 32 )
I
( 13 )
J
( 01 )
K
( 03 )
L
( 62 )
M
( 25 )
N
( 03 )
O
( 12 )
P
( 76 )
Q
( 00 )
R
( 26 )
S
( 61 )
T
( 22 )
U
( 03 )
V
( 39 )
W
( 03 )
X
( 01 )
Y
(02 )
Z
( 02 )


 (1段目   ) 学名:
 (2段目 #) 属名の意:
 (3段目 $) 種小名の意:
 (4段目 &) 変種・亜種・品種の場合は その意:
up 和名
Nanocnide japonica Blume
# nanos(gr.わい小)+cnide(gr.イラクサ)
$ 日本の。
. カテンソウ
Nasturtium officinale R.Br.
# 水田芥子・nasus(鼻)+tortus(ねじれた)・食物体に刺激性のある性質を示したもの。
$ 薬用の・薬効のある。
. オランダガラシ
Nicotiana tobacum L.
# フランスのJ.Nicot(1530-1600)への献名・フランスの外交官・ポルトガルの大使であったJeanNicot(1530-1600)に因む・彼は1560年頃はじめてタバコの種子をフランスとポルトガルにもたらした。
$ ?
. タバコ
.up.
Oenothera glazioviana Micheli
# oinos(gr.酒)+eter(gr.野獣)・根にブドウ酒様の香気があり,野獣が好むためと云われる。
$ 
. オオマツヨイグサ
Oenothera parviflora L.
# oinos(gr.酒)+eter(gr.野獣)・根にブドウ酒様の香気があり,野獣が好むためと云われる。
$ 小形の花の。
. アレチマツヨイグサ
Omphalodes japonica (Thunb.) Maxim.
# omphalos(gr.臍)+eidos(gr.-の形)・果実の分果の形による。
$ 日本の。
. ヤマルリソウ
Ophiopogon japonicus (L.fil.) Ker-Gawl
# ophio(gr.蛇)+pogon(gr.髭)
$ 日本の
. ジャノヒゲ
Ophiopogon planiscapus Nakai
# ophio(gr.蛇)+pogon(gr.髭)
$ 花茎の扁平な
. オオバジャノヒゲ
Ophiorrhiza japonica Blume
# ophio(gr.蛇)+rhiza(gr.根) 匍匐性の根を例えたもの。
$ 日本の
. サツマイナモリ
Oplismenus undulatifolius (Arduino) Roemer et Schultes
# oplismenos(gr.武装した・芒のある)。小穂に粘る芒が数本あるから。
$ 波上の縁の葉の。
. チヂミザサ
Oreorchis patens (Lindl.) Lindl.
# oreos(gr.岩)+Orchis(オルキス属)
$ 開けた、自由な、明瞭な、開出した,拡がった(patent)
. コケイラン
Orixa japonica Thunb.
# 日本名のコクサギをヲリサギと誤ったもの
$ 日本の
. コクサギ
Osbeckia chinensis L.
# スウェーデンのP.Osbeck(1722-1805)への献名。
$ 支那の・中国の。
. ヒメノボタン
Osmorhiza aristata (Thunb.) Rydb.
# osme(gr.香気)+rhiza(gr.根)
$ のぎの付いた・のぎ形の。
. ヤブニンジン
Ostericum sieboldii (Miq.) Nakai
Angelica miqueliana Maxim.
# hysterikos(gr.ヒステリー)・ヒステリーに効く薬用草本の意味と言う。
$ シーボルトの。
$2 miqueliana=オランダ人植物分離学者で日本植物を研究したミケルF.A.Miquel(1811-1871)
. ヤマゼリ
.up.
Pachysandra terminalisSieb. et Zucc.
# pachys(gr.太い)+andro(gr.雄しべ)・雄しべの花糸が目だって太いことから来た名。
$ 頂生の
. フッキソウ
Paederia scandens (Lour.) Merrill
# paedor(汚れ・汚物)に由来・paidor(悪臭)・体全体に悪臭のあることに基づく。
$ 這いあがる・よじ登る性質の。
. ヘクソカズラ
Paeonia obovata Maxim.
# ギリシャ神話の医神Paeonに由来・この植物の薬効を見つけたギリシャ神話の医師Paeon記念する名・根を薬用にするため。
$ 倒卵形の。
. ベニバナヤマシャクヤク
Panax japonicus C.A. Meyer
P. pseudoginseng Wall. subsp. japonicus (T.Ness) H.Hara
# pan(gr.総て)+akos(gr.治癒)・全治、万能の意は朝鮮ニンジンの葉からきた名。
$ 日本の
. トチバニンジン
Paris tetraphylla A. Gray
# par(同じ)・またはギリシャ神話のParisの名に由来。
$ 4葉の。
. ツクバネソウ
Parnassia foliosa Hook. fil. et Thoms. var. nummularia ( Maxim.) T. Ito
# ギリシャのParnassus山の名にちなむ。
$ 葉の多い
& 硬貨形の,平円板形の
. シラヒゲソウ
Parnassia palustris L. var. multiseta Ledeb.
# ギリシャのP a r n a s s u s山に由来
$ 沼地を好む
& ?
. ウメバチソウ
Patrinia scabiosaefolia Fisch.
# フランスのE.L.M.P.atrin(1742-1814)への献名
$ マツムシソウ属(Scabiosa)のような葉
. オミナエシ
Patrinia villosa (Thunb.) Juss.
# フランスのE.L.M.Patrin(1742-1814)への献名
$ 長軟毛のある・軟毛のある
. オトコエシ
Pedicularis refracta (Maxim.) Maxim.
# 虱(シラミ)の・Pediculus(シラミ)に由来する・昔ヨーロッパで、この属の一種のP.palustrisのたくさん生えた所で、草を食べている家畜にはシラミが一杯たかると信じられたことによる。
. ツクシシオガマ
Pedicularis resupinata L. var. oppositifolia Miq.;
Pedicularis resupinata L. subsp. oppositifolia (Miq.) T.Yamaz.
# 虱(シラミ)の・Pediculus(シラミ)に由来する・昔ヨーロッパで、この属の一種のP.palustrisのたくさん生えた所で、草を食べている家畜にはシラミが一杯たかると信じられたことによる。
$ 仰向きになった。
& 対生葉の
. シオガマギク
Peltoboykinia watanabei (Yatabe) H.Hara
# ?
$ ?
. ワタナベソウ
Pennisetum alopecuroides (L.) Spreng.
# penna(羽毛)+seta(刺毛)
$ ?
. チカラシバ
Peracarpa carnosa (Wall.) Hook. fil. Thomjon var. circaeoides (Fr. Schm.) Makino
Peracarpa carnosa (Wall.) Hook.f. et Thomson
# pera(gr.嚢=ふくろ)+carpos(gr.果実)・嚢(ふくろ)状の果実の意。
$ 肉付きの良い・肥満させる・肉に似る・肉質の・肉の。
& circaeoides=ミズタマソウ属(Circaea)に似た。
. タニギキョウ
Perilla frutescens ( L.) Britton var. citriodra ( Makino) Ohwi
Perilla citriodora (Makino) Nakai
# 東部インドの土名に由来・東部インドの地方語。
$ 低木状の・灌木状の。
& レモンの香のする。
. レモンエゴマ
Persicaria debilis (Meisn.) H. Gross
Polygonum debile Meisn.
# persica(モモ)に由来・persicus(モモ)に似ているという意味・この植物の葉がモモに似ているため。
$ か弱い・虚弱な・衰弱した・無力な・軟弱な。
#2 Polygonum=多角形・polys(gr.多い)+gonum(gr.ひざ・節)・茎に多くの膨らんだ節があるから。
. ミヤマタニソバ
Persicaria lapathifolia (L.) S.F.Gray; Polygonum lapathifolium L.
# persica(モモ)に由来・persicus(モモ)に似ているという意味・この植物の葉がモモに似ているため。
$ Lapathum属のような葉
. オオイヌタデ
Persicaria longiseta (De Bruyn) Kitag.; Pelygonum longisetum De Bruyn
# persica(モモ)に由来・persicus(モモ)に似ているという意味・この植物の葉がモモに似ているため。
$ logisetus 長い刺毛の
. イヌタデ
Persicaria nepalensis Meisn. H. Gross.
Polygumn nepalense Meisn.
# persica(モモ)に由来・persicus(モモ)に似ているという意味・この植物の葉がモモに似ているため。
$ ネパールの 。
#2 Polygonum=多角形・polys(gr.多い)+gonum(gr.ひざ・節)・茎に多くの膨らんだ節があるから。
$ ネパールの。
. タニソバ
Persicaria odorata (Lour.) Sojak subsp. conspicua (Nakai) Yonek.
# persica(モモ)に由来・persicus(モモ)に似ているという意味・この植物の葉がモモに似ているため。
$ 芳香のある・香りのいい
& 顕著な・目立った。
. サクラタデ
Persicaria perfoliata (L.) H. Gross
Polygonum perfoliatum L.
# persica(モモ)に由来・persicus(モモ)に似ているという意味・この植物の葉がモモに似ているため。
$ perfoliatus 貫生葉の・抱茎の
#2 Polygonum=多角形・polys(gr.多い)+gonum(gr.ひざ・節)・茎に多くの膨らんだ節があるから。
$2 perfoliatum=perfoliatus 貫生葉の・抱茎の。
. イシミカワ
Persicaria pubescens (Blume) Hara
Polygonum pubescens Blume
# persica(モモ)に由来・persicus(モモ)に似ているという意味・この植物の葉がモモに似ているため。
$ 細軟毛のある。
#2 Polygonum=多角形・polys(gr.多い)+gonum(gr.ひざ・節)・茎に多くの膨らんだ節があるから。
. ポントクタデ
Persicaria senticosa (Franch. et Savat.) H.Gross
Polygonum senticosum Franch. et Savat.
# persica(モモ)に由来・persicus(モモ)に似ているという意味・この植物の葉がモモに似ているため。
$ 藪の・棘の茂み・棘の多い場所・棘の密生した。
#2 Polygonum=多角形・polys(gr.多い)+gonum(gr.ひざ・節)・茎に多くの膨らんだ節があるから。
. ママコノシリヌグイ
Persicaria sieboldi (Meisn.) Ohki
Polygonum sieboldi Meisn.
# perisica(モモ)に由来・perisicus(モモ)に似ているという意味・この植物の葉がモモに似ているため。
$ シーボルトの。
#2 Polygonum=多角形・polys(gr.多い)+gonum(gr.ひざ・節)・茎に多くの膨らんだ節があるから。
. アキノウナギツカミ
Persicaria thunbergii (Sieb. et Zucc.) H. Gross
Polygonum thumbergii Siebold et Zucc.BR># persica(モモ)に由来・persicus(モモ)に似ているという意味・この植物の葉がモモに似ているため。
$ スウェーデン人植物学者で日本植物誌をはじめて発表したツェンベリーC.P.Thunberg(1743-1828)の。
#2 Polygonum=多角形・polys(gr.多い)+gonum(gr.ひざ・節)・茎に多くの膨らんだ節があるから
. ミゾソバ
Polygonum oreophilum (Makino) Ohwi
Persicaria thunbergii (Siebold et Zucc.) H.Gross var. oreophila (Makino) Murai
# 多角形・polys(gr.多い)+gonum(gr.ひざ・節)・茎に多くの膨らんだ節があるから
$ ?
#2 Persicaria=persica(モモ)に由来・persicus(モモ)に似ているという意味・この植物の葉がモモに似ているため。
$2 thunbergii=スウェーデン人植物学者で日本植物誌をはじめて発表したツェンベリーC.P.Thunberg(1743-1828)の。
. ヤマミゾソバ
Peristrophe japonica (Thunb.) Brenek.
Dicliptera japonica (Thunb.) Makino var. subrotunda Matsuda
# 循環・回転・転換。
$ 日本の
#2 Dicliptera=diclis(gr.二重のひだ)+pteron(gr.翼)・diclis(戸の様な二重のひだ)+pteron(翼)・二枚の総包葉の形をたとえたもの。
$2 japonica=日本の。
& 丸くなった・丸い・やや円形の。
. ハグロソウ
Petasites japonicus (Sieb. et. Zucc.) Maxim.
Petasites japonicus (Siebold et Zucc.) Maxim. subsp. japonicus
# petasos(gr.つば広の帽子)に由来するフキのギリシャ名・葉が広く大きいため。
$ 日本の。
. フキ
Phacellanthus tubiflorus Sieb. et Zucc.
# phacelos(gr.束)+anthos(gr.花)
$ 筒状花のある・管形の花のある
. キヨスミウツボ
Philadelphus satsumi Sieb. ex Lindl. et Paht.
# エジプト王PtolemaeusUのあだ名(兄弟を愛する人の意)・エジプト王P.Philadephos(親愛)を意味するギリシャ名より、あるいは、エジプト王Ptolemaios Phrlandeophus(B.C.283-247)にささげられた名であるといわれる。
$ 和名サツマウツギ(バイカウツギの異名)の略。
. バイカウツギ
Phryma leptostachya L. var. asiatica Hara
Phryma leptostachya L. subsp. asiaatica (H.Hara) Kitam.
# アメリカインディアンの土名・語源不詳、アメリカインディアンの植物名とも言われる。
$ 細い穂の。
& アジアの。
. ハエドクソウ
Phtheirospermum japonicum (Thunb.) Kanitz
# phtheir(シラミ)+sperma(種子)
$ 日本の
. コシオガマ
Physaliastrum japonicum (Franch. et Savat.) Honda
Physaliastrum echinatum (Yatabe) Makino
# Physalis(ホオズキ属)+astrum(gr.似る)
$ 日本の
$2 echinatum==剛毛ある,芒状の刺のある
. イガホオズキ
Physalis chamaesarachoides Makino
# physa(gr.水泡・気泡)に由来・膨らんだ萼(ホオズキのさや)から付けられた名。
$ Chamaesarachaに似た。
. ヤマホオズキ
Phytolacca americana L.
# phyton(gr.植物)+lacca(深紅色の顔料)・phyton(植物)+近代ラテン語lacca(深紅色の染料)の合成名・液果に深紅色の汁を含むことによる。
$ アメリカの。
. ヨウシュヤマゴボウ
Picris hieracioides L. subsp. japonica ( Thunb.) Krylov
# picros(gr.苦い)から来た語で,或種の類似の苦い草本に対して付けられたギリシャ名から転用された。
$ hieracioides (ミヤマクゾリナ属)に似た
& 日本の
. コウゾリナ
Pieris japonica (Thunb.) D. Don
Pieris japonica (Thunb.) D. Don ex G.Don subsp. japonica
# ギリシャ神話の女神 Pieris に由来
$ 日本の
. アセビ
Pimpinella diversifolia DC.
# 本属植物のラテン名を属名に使用・ラテン語bipinnula(二回羽状葉)からの変形・葉の形より。
$ 種々の葉をもった。
. ミツバグサ
Pinellia tripartita(Blume) Schott
# イタリアのG.V.Pinelli(1535-1601)への献名
$ 3深裂の
. オオハンゲ
Plantago asiatica L.
# plant(足跡)に由来
$ アジアの
. オオバコ
Plantago lanceolata (L.)
# 車前草・planta(足跡)に由来・大きな葉から付いた。
$ 皮針形の。
. ヘラオオバコ
Platanthera hologlottis Maxim.
# platys(広い)+anthera(葯)・基本種では葯隔が広いから。
$ 完全に舌状の。
. ミズチドリ
Platanthera japonica (Thunb.) Lindl.
# platys(広い)+anthera(葯)・基本種では葯隔が広いから。
$ 日本の。
. ツレサギソウ
Platanthera mandarinorum Rchb.f. subsp. mandarinorum var. neglecta F.Maek. ex K.Inoue
# platys(gr.広い)+anthera(gr.やく)
$ ?
$2 neglecta=顧みられない・無視(軽視)された・不注意な・無頓着な・目立たない・見逃しやすい・重要でない・顕著でない。
. マイサギソウ
Platanthera mandarinorum Reichb. fil. var. branchycentron (Franch. et Savaut.) Koidz.
Platanthera mandarinorum Rchb.f. subsp. mandarinorum var. oreades (Franch. et Sav.) Koidz.
# platys(gr.広い)+anthera(gr.やく)・本種では葯隔が広いから。
$ mandarinorum=?
& branchycentron=?
&3 mandarinorum=?
&4 oreades=?
. ヤマサギソウ
Platycodon grandiflorum A. DC.
Platycodon grandiflorus (Jacq.) A.DC.
# platys(gr.広い)+codon(gr.鐘)・花の形からきたもの。
$  大きい花の。
. キキョウ
Pogonia japonica Reichb. fil.
# (pogonias=髭のある・芒のある)に由来する。唇弁に髭が多いため。
$ 日本の
. トキソウ
Pogonia minor (Makino) Makino
# pogonias(gr.鬚のあること・芒のある)
$ 突出する・成す・脅かす・そびえる・より小さい・より少ない・より低い・より短い・より若い・下位の・劣った・少なくする・小さくさせる・欠乏している。
. ヤマトキソウ
Polemonium kiushianum Kitam
Polemonum caeruleum L. subsp. kiushianum (Kitam.) H.Hara
# Pontusの王Polemonに由来すると言われる・ギリシャ名polemoionより・カッパドキアのPolemonの薬草・一説にはギリシャ語のpolemons(戦争)に由来するとも言われる。
$ 九州の。
$2 caeruleum=青色の
. ハナシノブ
Pollia japonica Thunb.
# オランダのvan der Pollに由来。
$ 日本の。
. ヤブミョウガ
Polygala japonica Houut.
# 姫萩・polys(gr.多)+gala(gr.乳)・Dioscoridesが乳汁の分泌をよくすると思われたある種の丈の低い灌木に対して付けた名。
$ 日本の。
. ヒメハギ
Polygonatum falcatum A. Gray
# polys(gr.多)+gonu(gr.膝・節)・根茎に多くの節があることから。
$ 鎌を持っている・鎌形の。
. ナルコユリ
Polygonatum inflatum Komar.
# polys (gr. 多)+gonu (gr.膝・節)・根茎に多くの節があることから。
$ 吹き入れること・膨張した・隆起した・高慢な・怒りやすい・膨らんだ・嚢状の。
. ミドリヨウラク
Polygonatum involucratum (Fraanch. et Savat.) Maxim.
# polys(gr.多)+gonu(gr.膝・節)・根茎に多くの節があることから。
$ 総苞のある。
. ワニグチソウ
Polygonatum odoratum (Mill.) Druce var. pluriflorum (Miq.) Ohwi
# polys (gr. 多)+gonu (gr.膝・節)・根茎に多くの節があることから。
$ 芳香のある,香りのいい
& ?
. アマドコロ
Ponerorchis graminifolia Reichb.f.
# Ponera(属名)に似たOrchis(ハクサンチドリ)属の意味で、Ponerochisを独立属としたが、Orchisの異名とされる
$ イネ科状の葉の
. ウチョウラン
Potentilla cryptotaeniae Maxim.
# potens(強力)の縮小形で、最初 P.anserina の強い薬効に対してつけられた。
$ cryptos(gr. 隠れた)+taina(gr. 紐)
. ミツモトソウ
Potentilla fragarioides L. var. major Maxim.
Potentilla sprengeliana Lehm.
# potens(強力)の縮小形・最初P.anserinaの強い薬効に対して付けられた。
$ Fragaria(オランダイチゴ属)に似た
& より大きい・より偉大な
$2 sprengeliana=ドイツの分類学者スプレゲルC.J.Sprengel(1766-1833)の
. キジムシロ
Potentilla freyniana Bornm.
# potens(強力)の縮小形・最初P. anserinaの強い薬効に対してつけられた。
$ オーストラリアの植物学者J.F.フレインの。
. ミツバツチグリ
Potentilla sundaica (BL.) O. Kuntze var. robusta ( Franch. et Savat.) Kitag.
# poten(gr.強力の縮小形)
$ ?
& 強い・大きい・壮大な
. オヘビイチゴ
Pourthiaea villosa (Thunb.) Decne. var.laevis (Thunb.) Stapf;
Pourthiaea villlosa (Thunb.) Decne. var.villosa
# フランスの宣教師 Pourthie (1866に朝鮮で殺害された)を追悼して付けられた名
$ villosa=毛の多い
& laevis=すべすべする、軽い、はかない
. カマツカ
Prenanthes acerifolia (Maxim.) Matsum.
Nabalus acerifolius Maxim.
# prenes(gr.下垂した)+anthos(gr.花)・頭花が下垂するから。
$ (Acer)のような葉の・カエデ属のAcerに似た掌状の葉の。
. フクオウソウ
Primula sieboldii E. Morro.
# 最初の。ヨーロッパ産のPrimula veris が早春に他に先駆けて咲くことによる。
$ シーボルトの
. サクラソウ
Prunella vulgaris L. surbsp. asiatica (Nakai) Hara
# Brunellaとも綴り・ドイツ語にも由来するらしい
$ 普通の・共通の
& アジアの
. ウツボグサ
Prunus grayana Maxim.
Padus grayana (Maxim.) C.K.Schneid
# 梅の木・スモモの木・スモモのラテン古名に由来 
$ Grayanus 北米の分類学者A.グレイの
#2 Padus=?
. ウワミズザクラ
Prunus jamasakura Sieb. ex Koidz
# 梅の木・スモモの木・すもものラテン語名に由来。
$ 日本名ヤマザクラから、ヤマザクラの(とRiroは思う)。
. ヤマザクラ
Prunus x subhirtella Miq. 'Autumnalis'
# 梅の木・スモモの木・すもものラテン語名に由来。
$ やや短剛毛のある
. 十月桜
Pseudolysimachion kiusianum (Furumi) Yamazaki
Veronica ovata Nakai subsp. kiusiana (Furumi) Albach
Veronica kiusiana Furumi
# ?
$ 九州の
#2 Veronica=古聖者St.Veronicaへの献名。
$ ovata=卵円形の
& kiusiana=九州の。
. ツクシトラノオ
Pseudolysimachion linariifolium(Pallas) Yamazaki
Veronica linariifolia Pallas
# ?。
$ Linaria 状の葉をもった。
#2 古聖者St.Veronicaへの献名
. ホソバヒメトラノオ
Pseudolysimachion rotundum (Nakai) Yamazaki var. subintegrum (Nakai) Yamazaki
Veronica rotunda Nakai var. subintegra Yamazaki
# pseudo (偽の)・Lysimachion (マケドニアの王の名)
$ rotundus 円形の
#2 Veronica=古聖者 St.Veronicaへの献名
$ subintrger 大体全緑の
. ヤマトラノオ
Pseudopyxis depressa Miq.
# pseudos(gr.偽の)+pyxis(gr.蓋果)
$ 平らの・扁平の・平坦・押しつぶされた
. イナモリソウ
Pseudostellaria heterophylla (Miq.) Pax.
# pseudos(gr.偽の)+Stellaria(ハコベ属)。
$ 異形葉の・異性葉の。
. ワダソウ
Pterostyrax corymbosa Sieb. et Zucc.; Halesia corymbosa (Sieb. et Zucc.) Nichols.
# pteron (gr. 翼)+Strax(エゴノキ属)
$ 散房花序
. アサガラ
Pueraria lobata (Willd.) Ohwi
# スイスのM.N.Puerari(1766-1845)への献名
$ 浅裂した
. クズ
Pulsatilla cernua (Thunb.) Sprengel
# pulso(打つ・鳴る)の縮小形・花の形を鐘にたとえた名
$ 点頭の・垂下した
. オキナグサ
Pyrola japonica Klenze
# ?
$ ?
. イチヤクソウ
.up.
.up.
Rabdosia inflexa (Thunb.) Hara
Isodon inflexus (Thunb.) Kudô
Plectranthus inflexus (Thunb.) Vahl ex Benth.
# ?
$ 曲がり・屈折・曲がり角・曲げる・調子を変える・向きを変える・向きを変えさせる・動揺させる・影響を及ぼす・転調する・ねじゆがめる・変える・動かす・内曲の・内折の。
#2 Isodon=iso(等)+dons(歯)萼が同大の裂片に裂けるから。
#3 Plectranthus=plectron(距)+anthos(花) 距のある花の形を表す
. ヤマハッカ
Rabdosia japonica (Burm.) Hara
Isodon japonicus (Burm.f.) H.Hara
Plectranthus japonicus
# ?
$ 日本の。
#2 Isodon=iso(等)+dons(歯)萼が同大の裂片に裂けるから。
Plectranthus=plectron(距)+anthos(花) 距のある花の形を表す
. ヒキオコシ
Rabdosia longituba (Miq.) Hara
Isodon longitubus (Miq.) Kudo
#2 Isodon 「iso(等)+dons(歯) 萼が同大の裂片に裂けるから。
$2 longitubus 長い管の
. アキチョウジ
Ranunculus japonicus Thunb.
# rana(蛙)の意のラテン名
$ 日本の
. ウマノアシガタ
Ranunculus silerifolius Lév.;
R. quelphaertensis (Lév.) Nakai var. glaber Hara
# ラテン語 rana(カエル)の意。Plinyによってこの属の植物に付けられた名で、水生の種類かカエルの沢山棲んでいるようなところに生えるから
$ 朝鮮済州島の
. キツネノボタン
Reynoutria japonica Houtt. var. compacta (Hook.f.) Hiyama
Polygonum ccuspidatum Siebold et Zucc.
Fallopia japonica (Hout.) Ronse Decr. var. japonica
# Houttuyn が知人のReynoutreの名に因んで付けた。
$ 日本の。
& 稠密(チュウミツ)な・濃厚な・緻密(チミツ)な。
#2 Polygonum=多角形・polys(gr.多)+gonu(膝・節)茎に多くの膨らんだ節があるから。
$2 ccuspidatum=急に尖った,凸形の硬いものを持った。
#2 Fallopia=?
. イタドリ
Rhododendron degronianum Carrére subsp.heptamerum
Rhododendron japonoheptamerum Kitam. var. japonoheptamerum
# rhodon(gr.バラ)+dendron(gr.樹林)
$ Degronianus 園芸家デグロンの
$ hepta=7・merum=数性の
. ツクシシャクナゲ
Rhododendron kiusianum Makino
# rhodon(gr.バラ)+dendron(gr.樹木)・紅花を付ける意で、はじめはセイヨウキョウチクトウの意。
$ 九州の。
. ミヤマキリシマ
Rhus ambigua Lavaii. ex Dipp.
Toxicodendron orientale Greene
Toxicodendron radicans (L.) Kuntze subsp. orientale (Greene) Gillis
Rhus ambigua Lavaleé Dippel, nom. illeg.
# ギリシャの古名rhousをラテンゴ化した・この植物の古名rhousをラテン語化したもの。
$ あいまいな・不明瞭な・多義の。
. ツタウルシ
Rhus javanica L. var. voxburghii (DC.) Rehder
# この植物のギリシャ古名rhousをラテン語化したもの。
$ インドネシアのジャバの
& インド植物の研究者ロックスバラWilliam Roxburgn(1751-1815)の
. ヌルデ
Rhus trichocarpa Miq.
Toxicodendron trichocarpum (Miq.) Kuntze
# ギリシャの古名rhousをラテン語化した・この植物の古名rhousをラテン語化したもの。
$ 有毛果実の。
#2 Toxicodendron=?
$2 trichocarpum=有毛果実の。
. ヤマウルシ
Rhynchospermum verticillatum (Reinew.)
Aster vertieillatus (Reinw.) Brouillet,Snmple et Y.L.Chen
# rhynchos(嘴)+sperma(種子)。舌状花の果実は嘴状に先が尖るから。
$ 輪生の、環生の。
. シュウブンソウ
Rhynchospora rubra (Lour.) Makino
# rhynchos(g.くちばし)+spora(gr.種子) 痩果の先にくちばし状の部分があるから。
$ ?
. イガクサ
Rosa luciae Rochebr. et Franch. ex Crep.
# バラに対するラテン古名・更にさかのぼればギリシャ語のrhodon(バラ)で、ケルト語のrhod(赤色)に由来する。
$ 栽培家ルシアLucíe Savatierの
. テリハノイバラ
Rosa multiflora Thunb.ex Murray var multiflora
# バラに対するラテン古名・更にさかのぼればギリシャ語のrhodon(バラ)で、ケルト語のrhod(赤色)に由来する
$ 多花の・多数花の
. ノイバラ
Rubia argyi (Lév.) Hara; R. akane Nakai
# ruber(赤)に由来するラテン名・(根の色いわゆるアカネ色)
$ ?
. アカネ
Rubia chinensisRegel et Maack var. glabrescens (Nakai) Kitag.
# ruber(赤)に由来するラテン名・(根の色いわゆるアカネ色)
$ 支那の・中国の。
& ほとんど無毛になった
. オオキヌタソウ
Rubus buergeri Miq.
# 藪・キイチゴ属本属の植物のラテン名に由来・恐らくruber(赤)から出ていて、赤い果実がなることを意味しよう。
$ 日本植物の採集家ドイツ人ブリュルゲルH.Bürger(1840-1858)の
. フユイチゴ
Rubus croceacanthus Léveillé
# 藪・キイチゴ属本属の植物のラテン名に由来・恐らくruber(赤)から出ていて、赤い果実がなることを意味しよう。
$ 
. オオバライチゴ
Rubus hakonensis Frach. et Savat.
# 藪・キイチゴ属本属の植物のラテン名に由来・恐らくruber(赤)から出ていて、赤い果実がなることを意味しよう。
$ 箱根産の。
. ミヤマフユイチゴ
Rubus hirsutus Thunb.
# 藪・キイチゴ属本属の植物のラテン名に由来・恐らくruber(赤)から出ていて、赤い果実がなることを意味しよう。
$ 毛むくじゃらの、毛深い、もじゃもじゃした剛毛に覆われた、葉の茂った、木の茂った
. クサイチゴ
Rubus palmatus Thunb.
Rubus palmatus Thunb.var. palmatus
# 藪・キイチゴ属本属の植物のラテン名に由来・恐らくruber(赤)から出ていて、赤い果実がなることを意味しよう。
$ 水かきのある・掌状の。
. ナガバモミジイチゴ
Rubus parvifolius L.
# 藪・キイチゴ属本属の植物のラテン名に由来・恐らくruber(赤)から出ていて、赤い果実がなることを意味しよう。
$ 小型の葉の。
. ナワシロイチゴ
Rudbeckia laciniata L.命名者.
# スウェーデンの植物学者 Rudbeck父子の名を記念したもの。
$ 細く分裂した
. オオハンゴンソウ
Rumex acetosa L.
# 槍の意味のあるラテン古名rumexに由来。rumexは一種のやり(槍)で、スイバの葉形をそれにたとえたといわれる。
# 酸っぱい・酸味のある
. スイバ
Rumex acetosella L.
# 槍の意味であるラテン古名rumexに由来
$ やや酸っぱい
. ヒメスイバ
.up.
Sagittaria trifolia L.
# sagita(矢)に由来する語で矢形をした葉の形から来た名。
$ 三葉の
. オモダカ
Salix gracilistyla Miq.
# 柳。
$ 花柱の細長い。
. ネコヤナギ
Salix sieboldiana Blume
# ヤナギ
$ シーボルトの
. ヤマヤナギ
Salvia japonica Thunb.
# salvare (治癒する)に由来するセージ (sage)のラテン古名 salvia から
$ 日本の
. アキノタムラソウ
Salvia nipponica Miq.
# salvare(治癒する)に由来するセージ(sage)のラテン古名salviaから
$ 日本の
. キバナアキギリ
Sanguisorba officinalis L.
# sanguis(血液)+sorber(吸収する)・根にタンニン多く、止血の効ある民間薬としての評判による名。
$ 薬用の・薬効ある。
. ワレモコウ
Sanicula chinensis Bunge
# sanare(治療する)または(健康な)の縮小形
$ 中国の
. ウマノミツバ
Saussurea maximowiczii Herder
# スイスのTh. de. Saussure(1767-1845)への献名。
$ ロシア人で東亜植物研究者マキシモヴィチ(1827-1891)の。
. ミヤコアザミ
Saussurea scaposa Franch. et Savat
# スイスのTh.deSaussure(1767-1845)への献名
$ 花茎を有する・花茎を生ずる・花軸のある・花のない茎のある
. キリシマヒゴタイ
Saxifraga cortusaefolia Sieb. et Zucc.
Saxifraga cortusifolia Siebold et Zucc.
# ラテン語saxum(石)+frango(砕く)・この植物が岩の割れ目に生育する状態から、尿の結石をとかす作用があると思われたことによる。
$ Cortusa 属のような葉の
$2 cortusifolia=サクラソウ属Corylusのような葉の
. ジンジソウ
Saxifraga stolonifera Meerb.
# ラテン語saxum(石)+fragere(砕く)・この植物が岩の割れ目に生育する状態から、尿の結石をとかす作用があると思われたことによる。。
$ ストロンのある・匍匐茎のある。
. ユキノシタ
Scabiosa japonica Miq.
# 粗い・疥癬のある・腐敗した・不潔な・scabis(疥癬)に由来する語・この植物に皮膚病に効くといわれるため・葉がざらつくことからといわれる。
$ 日本の。
. マツムシソウ
Schizocodon soldanelloides Sieb. et Zucc.;Schortia soldanelloides (Sieb. et Zucc.) Makino
# shizein(gr.裂ける)+codon(gr.鐘)
$ サクラソウ科(Soldanella)に似
. イワカガミ
Schizophragma hydrangeoides Sieb. et Zucc.
# schizein(gr.裂ける)+phragma(gr.隔壁・壁)
$ アジサイ属(Hydrangea)に似た
. イワガラミ
Scilla scilloides (Lindl.) Druce
Barnardia japonica (Thunb.) Schult. et Schult.f. var. japonica
# ギリシャの植物名から・ある植物Urgina martimaのギリシャ名Skillaからの転用。
$ ツルボ属Scillaのような。
. ツルボ
Scrophularia buergeriana Miq.
# serophula (るいれき)
$ 日本植物採集家 ドイツ人 ブリュゲルの
. ゴマノハグサ
Scrophularia kakudensis Franch.
# scrophula(るいれき)・Scriphularia nodosa の るいれき状塊根から
$ 新潟県角田山の
♪「るいれき」頸部(けいぶ)リンパ節結核の古称・結核菌が顎下部・側頸部・鎖骨上窩などのリンパ節に侵入し結節を形成・次第に乾酪化・化膿して瘻孔(ろうこう)を作る・
. オオヒナノウスツボ
Scutellaria indica L.
Scutellaria indica L. var. indica
# scutella(盃)に由来・ラテン語scutella(小皿)・宿存萼に円い附属物があることからついた。
$ インドの。
. タツナミソウ
Sedum bulbiferum Makino ;
S. rosulatobulbosum Koidz.
# 弁慶草・sedere(座る)に由来・ラテン語sedo(座る)から、岩や谷崖に張り付く種類があるため。
$ 球根(鱗茎)を生ずる。
. コモチマンネングサ
Sedum subtile Miq.
# 弁慶草・sedere(座る)に由来・ラテン語sedo(座る)から、岩や谷崖に張り付く種類があるため。
$ 細い・薄い・柔らかい。
. ヒメレンゲ
Semiaquilegia adoxoides (DC.) Makino
Aquilegia adoxoides (DC.) Ohwi
# semi(半分)+Aquilegia(オダマキ属)・Aquilegiaに近いが別の意、牧野富太郎の命名。
$ レンプクソ属Adoxaに似た
. ヒメウズ
Senecio flammeus Turez.
Tephroseris flammea (Turcz. ex DC.) Holub subsp. flammea
# おじいちゃん(叔父ちゃん)・老人・senex(老人)に由来。多くの種に灰白色の毛又は白色の冠毛のあることによる。
$ 炎の・火の・光る・光を発する・輝・鮮緋の。
. タカネコウリンギク
Senecio integrifolius (L.) Clairv. subsp. fauriei (Lév. et Vant.) Kitam.
# おじいちゃん(叔父ちゃん)・老人。senex(老人)に由来。 多くの種に灰白色の毛又は白色の冠毛のあることによる。
$ 全縁の葉の
& 明治大正時代に東亜植物採集家であったフランス人宣教師フォーリーU.J.Faurie(1847-1915)の
. オカオグルマ
Senecio nikoensis Miq.;
Nemosenecio nikoensis (Miq.)B.Nord.
# おじいちゃん(叔父ちゃん)・老人。senex(老人)に由来・ 多くの種に灰白色の毛又は白色の冠毛のあることによる。
$ 栃木県日光産の。
. サワギク
Senecio pierotii Miq.;
Tephroseris pierotii (Miq.) Holub
S.campestris (Retz.) DC. var. subdentatus Maxim
# おじいちゃん(叔父ちゃん)・老人。senex(老人)に由来。多くの種に灰白色の毛または白色の冠毛のあることによる。
$ 出島和蘭商館に来た採集家ピエローJ.Pierotの
$3 campestris=原野生の
&3 subdentatus=やや歯牙のある
. サワオグルマ
Serratula coronata L. subsp. insularis (IIjin) Kitam.
S. insularis IIjin
# serratus(鋸歯ある)の女性縮小形から導かれた植物名で,Pliny はスペイン産の Betonica に使用したのが後に転用された。
$ 花冠のある・副花冠のある・小花冠のある。
. タムラソウ
Setaria faberi R.A.W.Herrm.
# seta(剛毛)に由来
$ 採集家ファーベルの
. アキノエノコログサ
Setaria glauca (L.) Boauv
# seta(剛毛)に由来
$ 青緑色の、紺碧の
. キンエノコロ
Sicyos angulatus L.
# ?
$ 稜のある・角ばった
. アレチウリ
Sigesbeckia orintalis subsp. glabrescens (Makino) Kitam.;
S. glabrescens Makino
# ロシアのJ.G.Siegesbeck(1868-1755)への献名
$ 東方の
& ほとんど無毛になった。
. コメナモミ
Silene firma Siebold et Zucc.
Melandryum firmum (Sieb. et zucc.) Rohrb
# この属の植物に粘液性の分泌液を出すものが多いので,これを神話のSilenes(酒の神 Bacchas の養父)が酔って泡だらけになった様子に譬えたもの。
$ 強い・堅固な。
. フシグロ
Siphonostegia chinensis Benth.
Siphonostegia chinensis Benth. ex Hook. et Am.
# siphon(gr.管)+stege(gr.蓋)・長い管状のがく筒に基づく。
$ 支那の・中国の。
. ヒキヨモギ
Sisyrinchium atlanticum Bicknell
Sisyrinchium rosulatum E.P.Bicknell
S. angustifolium auct. non Mill
# ギリシャの植物名の転用。
$ 大西洋の。
$2 rosulatum=ロゼット状の。
$3 angustifolium=細葉の,幅の狭い葉の
. ニワゼキショウ
Smilacina japonica A.Gray
Maianthemum japonicum (A. Gray) La Fran Kie
# Samilax(サルトリイバラ属)の縮小形・葉形が似るところがあるから・Samilaxこのカシの一種ギリシャ古名を転用。
$ 日本の
#2 Maianthemum=Maios(五月)+anthemon(花)・花期に基づく。
. ユキザサ
Smilax nipponica Miq.
# 常緑のカシの一種のギリシャ古典名を転用。
$ 日本の。
. タチシオデ
Smilax riparia A. DC. var ussuriensis (Regel) Hara et T. Koyama
# 常緑のカシの一種のギリシャ名を転用。
$ 岸にある、岸の
& シベリアのウスリー地方に産する。
. シオデ
Solanum carolinense L.
# ナス属の植物・solamem(安静)・Solanum nigrumのラテン古名より・一説にはこの属の植物の鎮痛作用をもつものがあるのでsolamen(安静)からついた古名ともいう。
$ 北カロライナの。
. ワルナスビ
Solanum lyratum Thunb.
#  Solaum nigrum のラテン古名より・一説にはこの属の植物に鎮痛作用をもつものがあるので solamen (安静) からついた名ともいう。
$  頭大羽状の・堅琴状の
. ヒヨドリジョウゴ
Solanum lyratum Thunb. f. purpuratum Konta et Katsuyama
# ナス属の植物・solamem(安静)・Solanum nigrumのラテン古名より・一説にはこの属の植物の鎮痛作用をもつものがあるのでsolamen(安静)からついた古名ともいう。
$ 竪琴状の。
& 紅紫色の・美しい。
. ムラサキヒヨドリジョウゴ
Solanum nigrum L.
# ナス属の植物・solamem(安静)・Solanum nigrumのラテン古名より・一説にはこの属の植物の鎮痛作用をもつものがあるのでsolamen(安静)からついた古名ともいう
$ 黒い点
. イヌホオズキ
Solanum nodiflorum Jacq.
S. photeinocarpum Nakamura et Odashima# ナス属の植物・solamem(安静)・Solanum nigrumのラテン古名より・一説にはこの属の植物の鎮痛作用をもつものがあるのでsolamen(安静)からついた古名ともいう。
$ 節に花を着ける・節上花の。
. テリミノイヌホオズキ
Solidago altissima L.
# solidus(完全な)+ago(状態)
$ 至って高い・甚だ高い
. セイタカアワダチソウ
(セイタカアキノキリンソウ)
Solidago virgaurea L. subsp. asiatica Kitam.
# soldus (完全な)+ ago(状態)
$ 黄金の意から来たラテン名 乙女は virog
& asiatica アジアの
. アキノキリンソウ
Sophora flavescens Ait.
# アラビア語で豆の種類 sopheraより、リンネが使用した。
$ 黄色っぽくなる
. クララ
Sparganium japonicumRothert.
# gr. 帯 ベルトから
. ナガエミクリ
Spiraea japonica L. fil.
# Speria(gr.螺旋に由来、輪)。花輪を作るため、あるいは、はじめはLigustrum vulgareにsperiaiaの名があった。後に今の属名として転用された。果実が螺旋状をなす種があ るため
$ 日本の
. シモツケ
Spiranthes sinensia (Pers.) Ames. var. amoena (M. Bieberson) Hara. ネジバナ
Spodiopogon sibiricus Trin.
# spodios (gr.灰汁)+pogon (gr.髪)
$ シベリアの
. オオアブラススキ
Stachyurus praecox Sieb. et Zucc.
# stachyus(gr.種子)+oura(gr.尾)
$ 早咲きの・極めて早く現われる
. キブシ
Staphylea bumalda (Thunb. )Dc.
# staphyle(gr.房)に由来。・総状の花序に基づく。
$ 人名。
. ミツバウツギ
Stellaria monospermaBuch.-Hamilt. var. japonicaMaxim.
# stella(星)に由来
$ 単種子の・一種子の
& 日本の
. オオヤマハコベ
Stellaria sessiliflora Yabe
# stella(星)に由来。
$ 花茎のない,無花茎の。
. ミヤマハコベ
Stephanandra incisa (Thunb.) Zabel
Nellia incisa (Thunb.) S.H.OH
# stephanos(冠)+andros(雄しべ)。雄しべが冠状に宿存するから。
$ 鋭く裂けた
. コゴメウツギ
Strobilanthes oliganthus Miq.
Championella obigantha (Miq.) Bremek
# strobilos(gr.球果)+anthos(gr.花)。松毬(マツカサ)のように球果状をなす花序に基づく。
$ 少数花の
. スズムシバナ
Styrax japonica Sieb. et Zucc.; Cyrta japonica (Sieb. et Zucc.) Miers
# storax(gr. 安息香)に由来するギリシャの植物名から
$ 日本の
. エゴノキ
Swertia bimaculata (Sieb. et Zucc.) Hook. et Thoms
Ophelia bimaculata Sieb. et Zucc.
オランダの園芸家でFlorilegium(1612-1614)の著者Emanuel Sweert(1552-1612)に因む。
斑点のある
. アケボノソウ
Swertia japonica (Schult.) Makino; Qphelia japonica (Schult.) Griseb.
#オランダの園芸家でFlorilegium(1612-1614)の著者Emanuel Sweert(1552-1612)に因む。
$ 日本の
. センブリ
Swertia pseudochinensis Hara
Ophelia pseudo-chinesis (Hara) Toyokuni
# オランダの園芸家でFlorilegium(1612-1614)の著者Emanuel Sweert(1552-1612)に因む。
$ chinensis 種に似た別種
#2 Ophelia=?
. ムラサキセンブリ
Swida controversa (Hemsl.) Soják
Cornus controversa Hemsl.ex Prain
# ?
$ 異論のある・争われる・一定しない・係争中の・疑わしい。
#2 Cornus=ラテン簿Cornu(角)に由来・この植物の材質が固いことに由来・ヨーロッパ種C.sanguineaは古くは剣の材として用いられ、古典英語dagge(短剣、鋭く尖ったもの)の意から来たDagwoodの名がある
. ミズキ
Swida macrophylla (Wall.) Soják;
Cornus marcrophylla Wall.;
C. brachypoda C. A. Meyer
# Swida ?: Cornus cornu(角)に由来
$ macrophyllus 大きい葉の: brachypodus 短い柄の、短茎の
. クマノミズキ
Synurus excelsus (Makino) KItam.
Serratula excelsa Makino
# syn(gr.合同)+oura(gr.尾)・syn(共に)+oura(尾)葯の下部尾状の付属物が合一して筒になるため。
$ 高い・高尚な・崇高な・突出した・隆起した・すぐれた・高くなった。
#2 Serratula=serratus(鋸歯ある)の女性縮小形から導かれた植物名で,Pliny はスペイン産の Betonica に使用したのが後に転用された。
. ハバヤマボクチ
.up.
Thalictrum aquilegiifolium L. var.intermedium Nakai; T. daisenense Nakai
# (gr.緑の草)に由来するギリシャの植物名から
$ オダマキ属のAquilegiaのような葉の
& 
. カラマツソウ
Thalictrum aquilegifolium L. var. sibiricum Regel et. Tiling
# Dioscoridesが津得たこの属の植物に対する名thaliktronより
$ オダマキ属のAquilegiaのような葉の。
& シベリアの
. マンセンカラマツ
Thalictrum minus L. var. hypoleucum (Sieb. et Zucc.) Miq.
# (gr. 緑の草)に由来するギリシャの植物名から
$ 最小の,極めて小さい
& hypoleucus 下面が白色の
. アキカラマツ
Thalictrum simplex L. var. brevipes Hara
# thaliktron(gr.緑の草)に由来するぎりしゃの植物名から。
$ 簡単な・質素な・簡易な・単純な・一つの・単に角・技巧を要しない・自然な・率直な・正直な・公明な。単純形の。
& 短い柄(脚)の。
. ノカラマツ
Themeda triandra Forsk. var. japonica (Willd.) Makino
# 植物のアラビア名 themed(ar.) に由来
$ 3雄ずいの
. メガルカヤ
Thesium chinense Turcz.
# ギリシャの植物名に由来
$ 支那の
. カナビキソウ
Trachelospermum asiaticum (Sieb. et Zucc) Nakai
# trachelos(gr.頸)+sperma(gr.種子)・種子の形状からといわれる。
$ アジアの。
. テイカカズラ
Taraxacum officinale Weber
# thrakchakom(ar.苦い草)に由来。
$ 薬用の・薬効のある。
. セイヨウタンポポ
Torilis scabra (Thunb.)DC.
# Adansonが作った意味のない名らしい・あるいはtereo(穴)をああけるのでヤブジラミ属の刺状の毛のある果実によるともいわれる。
$  ?
. オヤブジラミ
Trichosanthes kirilowii Maxim. var. japonica (Miq.) Kitam.
# gr. thrix(毛)+anthos(花)・花冠の先が細裂して糸になるから。
$ 採取者名キリロフI.P.Kirilov(1821-1842)の
& 日本の
. キカラスウリ
Trichosanthes multiloba Miq.
# trigonos(gr.三角)+ous(gr.耳)・tri(三)+gonos(角)+ous(耳)・分果の形から。
$ ?
. モミジカラスウリ
Tricyrtis affinis Makino
# teris(gr.3)+cyrtos(gr.曲がり)・tri(三)+Kyrtos(曲がった瘤のある)・三枚の外花被の基部が袋状に曲がっているため。
$ ーに近い・ーに近縁な・−に関係ある。
. ヤマジノホトトギス
Tricyrtis latifolia Maxim.
# teris(gr.3)+cyrtos(gr.曲がり)・tri(三)+Kyrtos(曲がった瘤のある)・三枚の外花被の基部が袋状に曲がっているため。
$ 広葉の。
. タマガワホトトギス
Tricyrtis macropoda Miq.
# teris(gr.3)+cyrtos(gr.曲がり)・tri(三)+Kyrtos(曲がった瘤のある)・三枚の外花被の基部が袋状に曲がっているため。
$ 長柄の・太い軸の。
. ヤマホトトギス
Trigonotis brevipes (Maxim.) Maxim.
# trigonos(gr.三角)+ous(gr.耳)・tri(三)+gonos(角)+ous(耳)・分果の形から。
$ 短い柄(脚)の。
. ミズタビラコ
Trigonotis radicans (Turcz.) Steven
# trigonos(gr.三角)+ous(gr.耳)・tri(三)+gonos(角)+ous(耳)・分果の形から。
# 根を生ずる。
. ケルリソウ
Trillum tschonoskii Maxim.
# tres 数字の3に由来。葉が三葉からなるため。
$ Maximowiczのために日本の植物を採集した須川長之助(1842-1825)の。
. シロバナエンレイソウ
Tripterospermum japonicum (Sieb. et Zucc.) Maxim.
T.trinervium (Thunb.) H.Ohashi et H.Nakai
# tri(三)+pteron(gr.翼)+sperma(gr.種子)・種子に三枚の翼がある。
$ 日本の。
$2 trinervium=三脈の
. ツルリンドウ
Troiodanis perfoliata (L.) Nieuwl. ; Specularia perfoliata (L.) DC.
# ?
$ 貫生葉の・貫穿葉の・抱茎の
. キキョウソウ
Typha latifolia L.
# ギリシャ古名 Typheに由来する
$ 広葉の
. ガマ
Typha orientalis Presl
# ギリシャ古名 Typheに由来する
$ 東方の・中近東の東部の 
. コガマ
Tubocapsicum anomalum (Franch. et Savat.) Makino
# tubus(管)+Capsicum(トウガラシ)・萼のふくらみが筒形に見えるから・ハダカホオズキ属として1908年に牧野富太郎の命名。
$ 変則の・異形の。
. ハダカホオズキ
.up.
Urtica thunbergiana Sieb. et Zucc.
# (燃やす,ちくちくする)に由来するラテン古名 刺毛に蟻酸があって,触れると劇痛を起こすため
$
. イラクサ
Utricularia bifida L.
# utriculus 小気泡に由来・葉の小さい捕虫嚢を示す
$ 2裂の、2又の、2つに裂けた
. ミミカキグサ
Utricularia yakusimensis Masam.
Utricularia uliginosa Vahl
# utriculus 小気泡に由来・葉の小さい捕虫嚢を示す。
$ 屋久島の
$2 uliginosa=湿気の多い・湿地の。
. ムラサキミミカキグサ
.up.
Valeriana fauriei Briq.
# ローマ皇帝A.L.Valerianus(253-260在位)への献名
$ 明治大正時代に東亜植物採集家であったフランス人宣教師フォーリーU.J.Faurie(1847-195)の
. カノコソウ
Valeriana flaccidissima Maxim.
# ローマ皇帝A.L.Valerianus(253-260在位)への献名・ラテン語valere(健康である)より。
$ 甚だ柔軟な
. ツルカノコソウ
Veratrum maackii Regel var. maackioides (Loes.fil.) Hara
# verator(預言者)に由来・ver(真に)+ater(黒い)・根の色に基づく・次の説もあるveratorは預言者 北欧に「クシャミしてからいうことは真実」とする伝説があり、この属の植物の根にクシャミを起こさせる薬効があるためといわれる。
$ ロシアの分類学者R.マーックの。
& ?。
. ホソバシュロソウ
Verbesina alternifolia Britt.
# (クマツヅラ属)に似た葉を持つ・由来は不明だが,或種の神聖な(宗教上の)草本に対するラテン名 。
$ 互生葉の。
. ハネミギク
Veronica arvensis L.
# 古聖者St.Veronicaへの献名。
$ 可耕地の・原野生の・畠地生の
. タチイヌノフグリ
Veronica persica Poir.
# 古聖者 St.Veronica への献名。
$ persica(モモ)に由来・この植物の葉がモモの葉に似ているため
. オオイヌノフグリ
Veronica serpyllifolia L. subsp. serpyllifolia
# 古聖者 St.Veronica への献名。
$ (イブキジャコウソウのような葉をもつ)から
. コテングクワガタ
Veronicastrum sibiricum (L.) Pennel var. zuccarinii (Koidz.) Hara
# Veronica(クワガタソウ属)+astrum(-に似た)・ 偽の Veronica の意 。
$ シベリアの
& シーボルトと共に日本植物を研究したドイツのツッカリーニJ.G.Zuccarini(1797-1848)の
. ツクシクガイソウ
Viburnum dilatatum Thunb.ex Murray
# ガマズミ属植物の古ラテン名を属名に使用
$ 広がった・膨れた・拡張した
. ガマズミ
Viburnum erosum var. punctatum Franch. et Savat.
# ガマズミ属植物の古ラテン名を属名に使用
$ 不揃いの歯の
& まだらな、細点のある
. コバノガマズミ
Viburnum sieboldii Miq.
Viburnum sieboldii Miq. var. sieboldii
# ガマズミ属植物の古ラテン名を属名に転用。
$ シーボルトの
. ゴマギ
Vicia amoena Fisch.
Vicia amoena Fisch. et Sev.
# vincire(巻き付く)を語源とする植物名に由来・ラテン語よりこの属の植物につる性のものが多いので、ラテン語のvincio(巻き付ける・結ぶ・巻き付く)が語源ともいう。
$ 優美な・魅惑的な・愛らしい
. ツルフジバカマ
Vicia cracca L.
# vincire(巻き付く)を語源とする植物名に由来・ラテン語よりこの属の植物につる性のものが多いので、ラテン語のvincio(巻き付ける・結ぶ・巻き付く)が語源ともいう。
$ マメの古名
. クサフジ
Vicia unijuga A. Br.
# vincire(巻き付く)を語源とする植物名に由来・ラテン語よりこの属の植物につる性のものが多いので、ラテン語のvincio(巻き付ける・結ぶ・巻き付く)が語源ともいう。
$ 1対の・1対の小葉からなる。
. ナンテンハギ
Vigna angularis (Willd.) Ohwi et H. Ohashi var. nipponensis (Ohwi) Ohwi et H.Ohashi
# イタリアP.Vigna(17世紀)への献名。
$ 角(かど)のある・隅にある・角ばった・稜のある。
& 日本の。
. ヤブツルアズキ
Viola bisseti Maxim.
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ 英国人採集家ビセットの
. ナガバノスミレサイシン
Viola bissetii Maxim. var. kiusiana Terao
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ 英国人採集家ビセットの
& 九州の
. フイリナガバノスミレサイシン
Viola chaerophylloides (Regel) W. Becker var. sieboldiana (Maxim.) Makino
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ ナンザンスミレViola chaerophooidesの形容語でchaerophylla に似た。
& シーボルトの
. ヒゴスミレ
Viola eizanensis Makino
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
& 比叡山の
. エイザンスミレ
Viola grypoceras A. Gray
Viola grypoceras A. Gray ver. grypoceras
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ 曲がった角。
. タチツボスミレ
Viola grypoceras f.albiflora Makino
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ 曲がった角
♪ 白花の
. シロバナタチツボスミレ
Viola hirtipes S.Moore ;
V. miyabei Makino
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ 多毛の茎の、短剛毛のある柄の
. サクラスミレ
Viola hirtipes S.Moore var. rhodovenia Nakai
Viola hirtipes S.Moore f. rhodovenia (Nakai) Hiyama ex F.Maek.
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ 多毛の茎の・短剛毛のある柄の。
& ?
. チシオスミレ
Viola hondoensis W.Becker et H.Boissieu
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ hondoensis (日本本土の・本州の)
. アオイスミレ
Viola keiskei Miq.
V. obuboi Makino
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ 植物学者、東京大学員外教授伊藤圭介(1803-1901)の
$2 obuboi=?
. ケマルバスミレ
Viola keiskei Miq. var. glabra (Makino) W.Becker
Viola keiskei Makino var.glabra (Makino) W.Becker
V. obuboi Makino
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ 植物学者、東京大学員外教授伊藤圭介(1803-1901)の
& glabra=?
$3 obuboi==?
. マルバスミレ
Viola mandshurica W. Becker
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ 満州の
. スミレ
Viola maximovicziana Makino
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ ロシア人で東亜植物研究者マキシモヴィチC.J.Maximowicz(1827-1891) の
. コミヤマスミレ
Viola obtusa (Makino) Makino
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ 鈍い刃の・呆然とした・鈍頭の・丸味を帯びた。
. ニオイタチツボスミレ
Viola orientalis (Maxim.) W. Becker
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ 東の・東方の
. キスミレ
Viola phalacrocarpa Maxim.
Viola phalacrocarpa Maxim. f.phalacrocarpa
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ 果に毛のない
. アカネスミレ
Viola rossii Hemsl.
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから
$ 採集家ロッスの
. アケボノスミレ
Viola sieboldii Maxim.
V.pumilio W. Becker
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ シーボルトの。
$2 pumilio=小人,ピグミー。
. フモトスミレ
Viola shikokiana Makino
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ 四国産
. シコクスミレ
Viola verecunda A. Gray
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ 恥かしがる・控えめの・遠慮がちの・内気な・尊敬すべき。
. ツボスミレ
VIola yezoensis Maxim.
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ 北海道の・蝦夷の。
. ヒカゲスミレ
Viola yezoensis Maxim. var. asoana Hama
# スミレ属の植物の古ラテン名を属名にした・ラテン古名のviolaから。
$ 蝦夷の,北海道の
& 阿蘇の
. アソヒカゲスミレ
Vitis flexuosa Thunb.
# ブドウの木。ブドウのラテンン名
$ 曲折多き。ジグザグの。
. サンカクヅル
Vitis thunbergii Sieb. et Zucc.
# ブドウの木、ブドウの古名
$ スウェーデン人植物学者で日本植物誌をはじめて発表したツェンベリーC.P.Thunberg(1743-1828)の
. エビヅル
.up.
Wasabia tenuis (Miq.) Matsum.
Eutrema tenue (Miq.)Makino
# 日本語の山葵に由来。
$ 薄い・細い・痩せた・狭い・希薄な・澄んだ・ぼんやり見える・弱い・力のない・かすかな・繊細な・微妙な・出ない・乏しい・貧しい・下賤な・取るに足らない・つまらない・飾らない・簡素な。
#2 Eutrema=eu(良い)+trema(穴)・果実の表面の凹凸をさいしたもの。
. ユリワサビ
Weigela japonica Thunb
# ドイツのC.E. von Weigel(1748-1831)への献名。
$ 日本の。
. ツクシヤブウツギ
Wisteria brachybotrys Sieb. et Zucc.
# 米国のC.Wistar(1760-1818)への献名。
$ 短い総状の。
. ヤマフジ
...
Xanthium occidentale  Bertol
# ギリシャ語xanthos(黄色)より・毛髪を黄色に染めるのに使われたオナモミに由来
$ 西方の・西部の 
. オオオナモミ
.up.
Youngia denticulata (Houttuyn) Kihan. ヤクシソウ
Youngia japonica (L.) DC.
# 米国のR.A.Young(1876-?)への献名
$ 日本の
. オニタビラコ
.up.
Zelkova serrata (Thunb.) Makino.
# ケヤキ属のZelkova carpinifoliaのコーカサス地方の
$ 鋸のような・ぎざぎざのある・鋸歯状の。
. ケヤキ
Zingiber mioga (Thunb.) Roscoe
# ショウガ・サンスクリット語のsringavera(sanskr.角形の)に由来・根茎の形による。
$ ミョウガ(日本名)。
. ミョウガ
.up..
TOP

 ← (P) | (6) 2 学名索引 (和名付き) | (6) 2_3:植物分類体系「APG分類体系」に関して (N) →
HOME (I)
Copyright © 2002   Riro Yoshioka   All rights reserved.