HOME|main
← | ガマとコガマ | (4)Red_List →

1/2   2024年7月5日

2024年7月1日ヒメガマをいつもの散歩道で見てから、ガマやコガマも見たいと思っていたら、阿蘇でガマ、コガマが植えてあると知り、早速出かけました。ガマとコガマを水田跡地でしょうか、そこに隣接して植えてありました。その大きさの違いからガマの群れとコガマの群れとを判別しました。しかし、22日後、現地に出かけたら、見た目では区別がつかないと思いました。

ガマ

(Photo: © Riro Yoshioka)

上部が雄花群・下部が雌花群

 
(Photo: © Riro Yoshioka)

名前花期所在地 単子葉類 草 ・ 木 もろもろ
ガマ
 
6〜8月
 
浅い水底から直立する
 
ガマ科
ガマ属
多年草
 
花粉は4個ずつ合着している。花被はない。
花粉は蒲黄(ほおう)といい傷薬として用いる。

学名解説 (S)→

APGV

名前 単子葉類イネ目学名
ガマ ガマ科 ガマ属 Typha latifolia L.

「エングラーからAPGへに関して」は→

 

コガマ

平凡社「日本の野生植物」掲載の写真では7月23日撮影では雄花群は黄色、雌花群は緑白です。
8月8日付のを見ると、雄花群は黒くなり、雌花群は茶色になってます。
Riro 撮影 2024年7月5日 |上部 雄花群は黄色・下部 雌花群は緑白
(Photo: © Riro Yoshioka)

(Photo: © Riro Yoshioka)

早落性の苞が未だ残ってるようです。
(Photo: © Riro Yoshioka)

名前花期所在地 単子葉類 草 ・ 木 もろもろ
コガマ
 
6〜8月
 
水位の浅い池や川べりに生息する
 
ガマ科
ガマ属
多年草
 
花粉は単粒で合着しない。花被はない。
ガマと非常に似た個体があり、同定には柱頭や花粉粒の観察が必要である。

学名解説 (S)→

APGV

名前 単子葉類・イネ目学名
コガマ ガマ科 ガマ属 Typha orientalis C.Presl

「エングラーからAPGへに関して」は→

 

ガマ属   Typha L.
A.雌花群のすぐ上に雄花群が続き、間に花のつかない裸出した軸の部分がない
   B.葉は幅1-2cm、雄花群の長さ10-20cm。花粉は4個ずつ合着している。 1.ガマ
   B.葉は幅0.5-1cm、雌花群の長さ6-10cm、花粉は単粒で合着しない。 2.コガマ
A.雌花群と雄花群の間に花のつかない裸出した軸がある。 3.ヒメガマ
平凡社 (日本の野生植物)

県産ガマ科の検索
1 b 雌花群と雄花群は離れて、間に柄がある。葉は幅0.5〜1.5cm、花粉は合成しない‥‥‥‥ヒメガマ
1 a 雌花群と雄花群はくっついているので間に柄がない。
  2 b 全体が大型で、葉は幅1〜2cm、雄花群は長さ7〜15cm。花粉は4個合成する‥‥‥‥ガマ
  2 a 全体が小型で葉は幅0.5〜1cm、雄花群は長さ3〜5cm。花粉は合成しない‥‥‥‥コガマ
(熊本県植物誌)

ヒメガマ →

国立博物館野の花植物百選→夏→ガマのページにガマとコガマの雑種 アイノコガマが発見されたとありました。果たして、ここにもアイノコガマが生育しているのでしょうか?

2/2   2024年7月27日

2024年7月5日とほぼ同じ場所から撮影・コガマの花の色もガマに似てきました。高さも似たり寄ったです。情報でこの地にガマとコガマが植えてあると知っていなければ、直ぐには違いがわかりません。更にこの日は猛烈な暑さ!撮影後すぐに帰ることにしました。
ガマ
コガマ
(Photo: © Riro Yoshioka)
更新経緯に戻る→
←(P) | ガマとコガマ |(4)Red_List (N)→
HOME (I)|main (M)
↑この頁の先頭

Copyright © 2024   Riro Yoshioka All rights reserved.