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2004年追記
熊本市立熊本博物館学芸員の先生から、フクジュソウとしてアップしたこの花は「ミチノクフクジュソウ」と教えて頂きました。このページを「フクジュソウ」から「ミチノクフクジュソウ」と訂正致します。2004年2月にフクジュソウを見に行く機会に恵まれました。
ここをクリックしてみて下さい。
Photo:hukujyusou
 
   野焼きが終わった4月の下旬に阿蘇の原野で「フクジュソウ」が咲いていると聞いてはいました。前のページのリュウキンカの咲く場所から更に数キロ離れた場所へとやってきました。見つける事が出来ずに何度も帰ろうかと思いながら探していたら、谷間に数こそ3株程でしたが「フクジュソウの花」が咲いていました。あまりに嬉しくてしばらくじっと見つめていました。ぶれているように見える花びらですが、ぶれではありません。重なり合うように沢山の花びらが放物線を描いているかのように椀曲に開いているからなのです。
   「チューリップやクロッカスのように熱を感じ開花することがわかった。暗黒条件下でも温度が約10°C以上になれば開きはじめ15〜20°Cで完全に開く。」(朝日百科 植物の世界 )
(Photo: © Riro Yoshioka)

ミチノクフクジュソウは●「準絶滅危惧(NT)」 存続基盤が脆弱な種。(http://www.rdbplants.jp/)
2005/06 追記
 熊本県版カテゴリー区分 新カテゴリー(2004)
○「絶滅危惧IB類(EN)」 絶滅危惧IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の可能性が高いもの
2005/06/05 追記
平成17年5月20日熊本県告示第640号でミチノクフクジュソウが県内稀少野生動植物に指定されるとともに、併せて指定希少野生動植物に指定されました。
名前 花期 所在地 離弁花類 草 ・ 木 もろもろ
ミチノクフクジュソウ
 
3〜4月
 
山地
 
キンポウゲ科
フクジュソウ属
多年草
 
萼片は花弁の3分の2の長さ
萼片の色は緑色から黒緑色
学名解説 (L)→

APGV

名前 真生双子葉類・キンポウゲ目学名
ミチノクフクジュソウ キンポウゲ科 フクジュソウ属 Adonis multiflora Nishikawa et Koji Ito

「APG分類体系に関して」は→

 

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2006/04/ 追記
3年ぶりにやってきました。ミチノクフクジュソウの特徴の一つである萼片の確認の為でした。
盗掘された穴が何カ所もありました。中には根っこを剥き出しに捨ててあるのも数株ありました。
困ったことですね。

 3/3 2016年3月 萼片と種子の確認を阿蘇野草園で


2016/03/22
阿蘇野草園で熊本県 博物館ネットワークセンター  ミュージアムパートナーズクラブ(MPC) 南阿蘇植物の会の例会がありました。例会終了後に野草園内に咲いていたミチノクフクジュソウを観察して、特徴である萼片と種子を撮影しました。




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