野焼きが終わった4月の下旬に阿蘇の原野で「フクジュソウ」が咲いていると聞いてはいました。前のページのリュウキンカの咲く場所から更に数キロ離れた場所へとやってきました。見つける事が出来ずに何度も帰ろうかと思いながら探していたら、谷間に数こそ3株程でしたが「フクジュソウの花」が咲いていました。あまりに嬉しくてしばらくじっと見つめていました。ぶれているように見える花びらですが、ぶれではありません。重なり合うように沢山の花びらが放物線を描いているかのように椀曲に開いているからなのです。 「チューリップやクロッカスのように熱を感じ開花することがわかった。暗黒条件下でも温度が約10°C以上になれば開きはじめ15〜20°Cで完全に開く。」(朝日百科 植物の世界 )