ミチノクフクジュソウを知ってから、フクジュソウを見たいと思っていました。北側に面した
仰烏帽子山への登山道は雪が深いところでは50〜60CMも積もっていました。初めての冬山登山でした。リーダーが雪を踏みつけた足跡だけを見てやっと頂上に着きました。その途端に気分が悪くなり、リーダーや参加者に迷惑をお掛けして申し訳なく思っています。下山途中フクジュソウ観察に向かいました。山の南側に出ると雪が解けた場所もありました。木の根もとにフクジュソウが三株咲いていました。ミチノクフクジュソウと比べると、葉も小さく丸まって、なんともひ弱な感じでした。雪も解け3月になると群生したフクジュソウの開花を見ることが出来るそうです。
「チューリップやクロッカスのように熱を感じ開花することがわかった。暗黒条件下でも温度が約10°C以上になれば開きはじめ15〜20°Cで完全に開く。
雪の間から茎を伸ばして咲いている様を写真でしばしば見かける。画趣としては春らしさを感じさせるが、開花は傾熱性によるので、自然の環境では極めてまれであろう。」(朝日百科 植物の世界 )