- 「野焼きの後の林縁に咲いているよ。花の好きな人には、飛び込んでくるから」と、教えていただきました。ありました。蕨やキスミレなどが咲いている中に紫色の花が見えます。あまりの嬉しさに斜面をこけそうになりながら急ぐと。「わー。思ったより小さい。綺麗!!!」鮮やかです。高さに比べると、花の大きさに吃驚します。早春の花は高さに比べると花が大きいように思われます。未だ他の草花が芽吹いていない時なので、太陽の光を吸収するのには高さは不要なのでしょうか。
エヒメアヤメは●「絶滅危惧II類(VU)」 絶滅の危険が増大している種。(http://www.rdbplants.jp/) 熊本県版カテゴリー区分 新カテゴリー(2004) ○「絶滅危惧IA類(CR)」 ごく近い将来における野生での絶滅の可能性が極めて高いもの。 平成17年5月20日熊本県告示第640号でエヒメアヤメが県内稀少野生動植物に指定されるとともに、併せて指定希少野生動植物に指定。 1969年発行の「熊本県植物誌」にはエヒメアヤメは記載されていません。 「広島、山口、愛媛、佐賀、大分県の自生地では特に国の天然記念物に指定された所がある。」(「日本の野生植物」 ) 「○大陸系遺存植物(朝鮮半島、中国東北区との共通種)氷河期の頃、中国大陸や朝鮮半島と陸続きだった頃に分布したと考えられています。大陸と九州がつながっていたことを示す「生き証人」といえます。」http://www.aso-sougen.com/teaching/03/04.pdf 「別名:誰故草(タレユエソウ)は、昔、雅人が、誰ゆえにこんなかれんな花を開くのだと賛美したことからいう。」(原色牧野植物大図鑑)
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