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友人と探しに行っても見つけることが出来ずにいたところ、話を聞いた花の友人が「昨年、自生しているカザグルマを見つけたので案内するよ。」と言ってくれました。その日は早朝5時15分から起き勇んで出かけました。ありました。林の中に咲いていました。しかし、獣道の脇は急斜面です。木の枝に絡まった蔓の先に上向きに咲かせていて撮影が難しい状況でした。ようやく見ることが出来た「カザグルマ」その姿に感動を覚えました。とにかく大きくて姿が美しい。貴品のある花です。白から薄い紫色。細い蔓の咲きに大きい花を咲かせる力には驚きです。観察すると、花弁に見えるのは萼片であることがわかります。素晴らしいカザグルマが今後とも絶滅することなく生育してくれることを祈りながら、花の友人への感謝の気持ちを伝え帰りました。

Photo:Kaza guruma
(Photo: © Riro Yoshioka)
左側の林の中にも数輪見えています。


カザグルマは●「準絶滅危惧(NT)」 存続基盤が脆弱な種(http://www.rdbplants.jp/)。
 熊本県版カテゴリー区分 新カテゴリー(2004)
○「絶滅危惧IA類(CR)」 ごく近い将来における野生での絶滅の可能性が極めて高いもの。
平成17年5月20日熊本県告示第640号でカザグルマが県内稀少野生動植物に指定されるとともに、併せて指定希少野生動植物に指定
熊本県では1箇所のみに生育する。個体数の減少が著しい。
日本原産種」((中野 武登先生(なかの・たけと)広島工業大学環境学部環境情報学科教授))

Photo:Kaza guruma Photo:Kaza guruma
左側の軍手をはめた指の大きさと比較下側から撮影:花弁と見えてたのは萼片
(Photo: © Riro Yoshioka)
Photo:Kaza guruma Photo:Kaza guruma
足下に咲いていた可愛い花蔓を引き寄せ、萼片を落とさないよう撮影
(Photo: © Riro Yoshioka)

名前花期所在地 離弁花類 草 ・ 木 もろもろ
カザグルマ
 
 
 
5
〜 6月
 
 
湿り気のある所を好む
林縁に生える
大きな群落を作る
 
キンポウゲ科
センニンソウ属
 
 
落葉性つる草
多年草
茎は褐色で木質化
 
花は径7〜12CM
テッセンは中国原産で
萼片6枚;花柄に包葉がある

学名解説 (L)→

APGV

名前 真生双子葉類・ キンポウゲ目学名
カザグルマ キンポウゲ科 センニンソウ属 Clematis patens C. Morren et Decne

「APG分類体系に関して」は→

 


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