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ハマジンチョウ
熊本博物館植物同好会では天草下島・富岡熊本県の天然記念物として指定されてるハマジンチョウの群落と海流散布植物の観察の後に、熊本県の天然記念物として指定されてる天草下島・本渡・延慶寺の樹齢500年の臥龍梅を観察しました。その中からハマジンチョウの群落と海流散布植物の一つモダマの種子をアップします。
群落の写真で見るように海岸線に沿った枯れ木が花の撮影には邪魔でしたが、綺麗な花を見ることが出来て嬉しく思いました。ここ富岡は1月の最低気温の平均が5度Cという無霜地帯とのことです。岬の堤防の上で昼食をとっていたら、2月の中旬なのに頭があつくなる程暖かでした。
熊本県版カテゴリー区分 新カテゴリー(2004)○「絶滅危惧IA類(CR)」 ごく近い将来における野生での絶滅の可能性が極めて高いもの。
●「絶滅危惧II類(VU)」 絶滅の危険が増大している種に指定されています。→ 環境省 http://www.biodic.go.jp/rdb/rdb_f.html

Photo:ハマジンチョウ
(Photo: © Riro Yoshioka)
名前花期所在地 合弁花類 草 ・ 木 もろもろ
ハマジンチョウ
 
1〜 5月
 
海岸の満潮線に沿って
海岸の岩地に生える
ハマジンチョウ科
ハマジンチョウ属
常緑低木
 
南方系の植物
 
学名解説 (L)→

APGV

名前 真生双子葉類・シソ目学名
ハマジンチョウ ゴマノハグサ科 ハマジンンチョウ属 Pentacoelium bontioides Siebold et Zucc.

「APG分類体系に関して」は→

 

Photo:ハマジンチョウ
(Photo: © Riro Yoshioka)
Photo:ハマジンチョウ群落
(Photo: © Riro Yoshioka)

モダマ
 
  学芸員の先生が海流散布植物について説明をされて、実際に現地で採取した種子を海に投げるとどうなるかを試して見ました。更に、先生が持参されたモダマの種子も海に投げてみました。浮き上がってきて流れに乗り漂うのもあれば沈むのもありました。近くで繁殖したり、或いは海流に乗って遠く離れた地に漂着し、生育環境が合えばそこで繁殖していく植物の仕組みに驚きました。
浜辺に浮かぶ直径約5CMのモダマの種子
Photo:海に浮くモダマの種子
(Photo: © Riro Yoshioka)

下記のサイトへアクセスされてみてください。
巨大な種子 その全貌は・・・「モダマ-西表島の不思議な木の実を探す」
http://www9.plala.or.jp/g-o-d/seeds.htm
藻玉という名前の由来は・・・「群馬大学 青木 繁伸教授の植物園」
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/modama.html
名前花期所在地 離弁花類 草 ・ 木 もろもろ
モダマ
 
夏から秋
 
屋久島・琉球列島・アジア・アフリカの熱帯
海岸付近の熱帯樹林内
マメ科
モダマ属
常緑大型のつる性植物
 
豆果は大型で長さ1m以上・幅10cmになることがある
木化して固く垂れ下がり、1種子ごとにくびれがある。

学名解説 (s)→
追記2024/07
漂着物学会誌 第12巻:15-19,2014「日本に漂着するモダマ属植物の種子の再検討」
「日本の海岸に漂着しているモダマ属植物の種子は,少なくともコバモダマ E.parvifolia,ヒメモダマ(コウシュンモダマ)E.phaseoloides,アツミモダマ(新称)E.rheedii,モダマ E.tonkinensisの4種が認められた(Fig.1)」と、あります。
 
世界最大の種子・フタゴヤシの種子はここをクリックされてください。

APGV

名前 真生双子葉類・マメ目学名
モダマ マメ科 モダマ属Entada phaseoloides (L.) Meer. subsp. tonkinensis
tonkinensis=印度支那の東京(トンキン)の

「エングラーからAPGへに関して」は→

 

2/2 2013年 ハマジンチョウ・海・富岡半島・青空

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