ヒツジグサ Nymphaea tetragona

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（2024年5月28日追記：
2001年6月　下にヒツジグサとしてアップした写真は、スイレンの誤りのようです。
2024年５月に熊本大学で見たヒツジグサをこのページの一番下にアップします。）

: いつかは訪れたいと思っていた大原美術館にきました。昔ながらの街並みを残す美観地区を歩き回り、くらしき川舟流し（6名乗りの小舟）から見た大原美術館は風情がありました。美術館では数々の名画を鑑賞しました。; 外に出ると報道関係の人がスイレンの花をビデオに収めていました。美術館関係の人が「昨日（2024年5月14日）今年初めての花が咲きました！　今日は報道関係の人が来てます。インタビューを受けられませんか。」とのことでしたが、丁重におことわりしました。大原美術館のWeb-siteに「大原美術館の工芸館横の池にある睡蓮は、2000年の創立70周年に、フランスの画家クロード・モネのジヴェルニーの自宅庭園から株分けされ、移植したものです。」とあります。

写真は旅行中のためスマホで撮影。

ヒツジグサとは　スイレンとは: 「スイレン属; 約５０種が世界中の熱帯から温帯にかけて広く分布する。日本にはヒツジグサが１種ある。睡蓮はヒツジグサの漢名であるが、一般にこの属の植物をスイレンと総称している。」
（改定新版日本の野生植物）; 「スイレンは、熱帯から温帯にかけて約50種が知られるスイレン属の総称として用いられる。; 雌しべの形や開花時間によって５亜種に分類されているが、園芸上は温帯産の耐寒性スイレンと熱帯性のスイレンに分けられる。; スイレンの仲間で唯一日本に自生するヒツジグサNympbaea tetragona は、北半球の温帯に広く分布する。花は白色、直径５センチと小ぶりで日中に開花し、夜は閉じる。; 耐寒性スイレンではニオイヒツジグサが最も古く１８世紀から栽培され、1880年ごろからフランス園芸家マリアス（N.Marliac）によって多くの品種が作られた。; 画家モネの眼にとまって、有名な『睡蓮』を生み出したのもこうした品種のひとつであろう。」
（植物の世界）; ヒツジグサ　Web-site国立科学博物館に詳しい解説があります。

: ヒツジグサは上記に引用したように「花は白色、直径５センチと小ぶり」と記載されてるので、ページのトップの花はスイレンですね。今般、大原美術館のスイレンを追記していたら佐賀県の樫原湿原で保全されている真っ白いヒツジグサの写真が偶然にも友人からメールで届きました。; 熊本でも見たいと思い熊本記念植物採集会のwAさんに尋ねると「熊本県には1か所あるが、その場所は現在水が枯れて見ることが出来ない。熊本大学に保全しているヒツジグサがあるので見にきたら。」とのことでした。そこには真っ白い小さなヒツジグサが花を開いていました！

16時18分　撮影

図鑑に「和名は未草は未の刻（午後２時）に開くことによる。必ずしも一定しない」とあったので、
翌日12時3分に撮影に行くと膨らみ始めてました。
顎の緑色が見え、葉を突きぬいていました！！！。

所要のため現地を離れ、出直した15時40分には完全に開いていました！

傷が見えるのは昨日開花して、萎み、
本日再度開花したからなのでしょうか？

2024年7月31日　樫原湿原でヒツジグサを観察ここをクリックされてください。

名前	花期	所在地	離弁花類(図鑑による↓)	草・木	もろもろ
ヒツジグサ	6～9月	池沼生える	スイレン科ハス属スイレン属	多年草水草	和名は未草　未の刻（午後２時）に開くことによる　必ずしも一定しない

名前	スイレン目	学名
ヒツジグサ	スイレン科スイレン属	Nymphaea tetragona Geogi var. tetragona