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1/2:  2011/09

「アカササゲ」「絶滅危惧IA類(CR)」ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種
詳しくは→環境省 http://www.biodic.go.jp/rdb/rdb_f.html
レッドデータブック くまもと2009
○「絶滅危惧IB類(EN)」 絶滅危惧IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の可能性が高いもの。同誌に「国内では極稀(他は東京都、宮崎県)熊本は数も生育量が多い地域と思われる。」とあります。
熊本県植物誌に「稀」とあります。
友よりメールあり。「アカササゲ咲いています。***川の側面に咲いています。 もし写真まだでしたら今丁度ベストと思います。 」。嬉しいことです。数日前に「熊本市内の小高い山にアカササゲが咲いています。」と、観察会で聞いていたのでしたが、未だ、探しに行ってませんでした。今回の場所は我が家からより近い場所です。翌朝、予定変更です。直ぐに出かけました。ところが、いざ探すとなると見つからないのです。確かに、この近くだと川の両岸を目を皿のようにして探しますが見つかりません。そのうちに、スズムシバナの満開や、コナギの花が枯れたの、ミゾソバの美しい花、彼岸花など観察できましたが、結局この日は見つけることが出来ませんでした。再度、教えて頂いたら川の上流の方に咲いているとのことで、翌々日再度現地に向かいました。川の向こう岸です。取り敢えず、換算100mmズームで撮影しました。直ぐに望遠レンズを使うために自宅へ帰りました。

Photo:akasasage
(Photo: © Riro Yoshioka)


換算560mm相当の望遠レンズです。購入後2回目の望遠撮影です。手持ちでは手が震えます。重い三脚に据え付けますが、これが意外と目的物をとらえるのに手間がかかりました。昼ごろから色が淡くなり白ぽくなるとありましたが、そのように思えました。実は長靴は着用していました。川を渡らなかったのは1つには土木建設作業員の方がこちらに気付いておられました。川に入っていくと刺激を与えかねないと危惧しました。2つ目は2人の老夫人が長いこと近くの木陰で休んでいたのか動かなかったのです。懸命にこちらの岸から撮影していたら「何の花をうつしているの。」と覗き込んで聞かれましたので、「綺麗だと思って写しているのです。ところで、あなたは、ここで先ほどからなんで、長いこといるのですか。」と聞き返すと「俳句を作りにバスで来ました」と。花の名前を教えると、句会で場所を教えてと聞かれることでしょう。絶滅危惧種とわかったら、それはもう大変なことになるのではと考えると、危ない危ない。細かい観察は出来ませんでしたが、工事のない日に川を渡って手に触れて観察したいと思っています。
Yさん情報ありがとうございました。散歩道に全国区希少種を見ることが出来るのは素晴らしいですね。

Photo:akasasage
(Photo: © Riro Yoshioka)
Photo:akasasage
(Photo: © Riro Yoshioka)
川幅は狭くさらに上流に行くと数歩で渡れるほどの小さな川です。アカササゲの咲いている土手の真上に新しいコンクリートブロック擁壁が出来ています。更に上では車道の取り付け工事をしていました。自然と文明の恩恵との境界線を見た感じです。土手の環境が激変しないことを祈りながら現地を後にしました。
Photo:akasasage
(Photo: © Riro Yoshioka)

2/2:  2012/09/

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今年は工事をしていません。それならばと、マクロレンズ1本を持って、杖を手に、長靴を履き水深に注意して小川を歩き対岸に近づきました。途中、水面すれすれに咲く2段咲きのツユクサや、色違いのツユクサなどを見ながら、アカササゲに近づきました。11時頃でしたが、昨年よりは色の綺麗なアカササゲを見ることが出来ました。パソコンで見たらその時の色があまり出てないので残念です。

Photo:akasasage
(Photo: © Riro Yoshioka)

Photo:akasasage
(Photo: © Riro Yoshioka)

名前花期所在地 離弁花類 草 ・ 木 もろもろ
アカササゲ
 
9〜10月
 
川岸の草地や林縁に生える
 
マメ科
ササゲ属
つる性の多年草
 
花は25-30mm
竜骨弁はやや長く伸びてくちばし状になる。

学名解説 (L)→

APGV

名前真生双子葉類・マメ目学名
アカササゲ マメ科 ササゲ属 Vigna vexillata (L.) A.Rich. var. tsusimensis Matsum.

「APG分類体系に関して」は→

 

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